今年度最後の日に
今日で今年度が終わります。
今年度は人生の大きな転機がありました。
人生4度目の転職をしました。
昨年は、60歳の役職定年を迎えて、内部監査室に異動が決まりました。
内部監査の仕事がどうしても受け入れられなくて転職をしました。
今まで数値を追う仕事ばかりしてきたので、数値を追う仕事を続けたいと思いました。
内部監査の仕事は、社内の不正を指摘して、是正を指導することです。
社内の嫌われ役です。
それがどうしても嫌だった。
サラリーマン人生は、65歳の定年退職まであと5年間です。
残りのサラリーマン人生は、これまで通り、広報か営業の仕事をしたいと思いました。
還暦の転職は無理だと思っていましたが、転職サイトに登録すると、思いのほか5社くらいからオファーがありました。
知り合いにも転職の意思表示をしたら、「うちの会社に来ないか」と社長に話してくれて、同じ千代田区内にある会社に転職が決まりました。
年収は前職より少し下がる程度でした。
5月からその会社で働いています。
私は一生懸命働くことしか能がない人間です。
人間関係が計算できて、ゴマすりができたら、もっと出世をしたでしょうが、
それができませんでした。
それは、私の能力の限界だと思います。
今は、定年退職まであと4年間です。
明日から新年度です。
この年齢になると、生き方を変えることができません。
新年度も、自分ができることを一生懸命やるだけです。
私は4回転職をしています。
27歳と33歳と45歳と60歳のときです。
一生懸命やっていると必ず見てくれている人がいるようです。
45歳と60歳のときの転職は、転職先に導いてくれた人がいました。
私のような不器用な人間は、猪突猛進しかできません。
だから、利口な人間よりは、傷つくことも多いし、疲れます。
心身ともに疲れ切って動けないこともあります。
人間関係に傷ついて学んだこともあります。
それは派閥に属さないことと、愚痴や陰口を言わないことです。
50歳を過ぎてから徹底しています。
挨拶は大きな声で真っ先にすることと、感謝の気持ちは声に出して必ず伝えることです。
小学生の道徳の授業で学ぶことが、できていない人が多いと思います。
大企業の役員になった人ですらできていない人もいます。
明日からの新年度も、紆余曲折なことが私に待ち構えています。
それは事前に分かっています。
62歳で試練を乗り越える。
42年前に19歳で実家を飛び出して、新聞奨学生から始まった私の自立の人生です。
落ち込んで立ち直れない時期も何度かありました。
しかし、その試練を乗り越えて、魂が成長したような気がします。
自立の人生は、自律(自分を律する)の人生でした。
周りの人に感謝の気持ちを持って、一生懸命仕事をしていれば、絶対に試練を乗り越えることができます。
そう信じて生きています。
今年度最後の日に、思いつくままに書いてしまいました。
つたない文章をお読みいただきありがとうございます。