組織での評価は、「仕事の成果」×「人間性」で決まる
私はサラリーマン生活を通して、いくつかの評価制度で、自分が評価されたり、他人を評価してきました。
どんな評価指標があっても、最終的な評価の決断は好き嫌いだと思います。
評価者の評価が偏らないような研修も受けさせられました。
しかし、人間は感情の生き物ですから公平な評価はできません。
仕事の成果は、景気の動向に大きく左右されます。
だから本人の実力よりも運であることが大きいです。
特に昇進を決めるときには、人間性が大きく影響します。
出世をするということは、人の上に立つことです。
人の上に立つということは人間性が必要になります。
仕事の成果を出してきた人でも、自分勝手で周りの人と不協和音ばかりの人では上司にさせられることはできません。
上司になるということは、チーム全体のパフォーマンスを上げる必要があるからです。
自分1人でできる成果は限られています。
上司の役割というのは、1+1+1を3にするのではなくて、3より大きくすることになります。
私も30歳代の頃は、売上が上がれば良いと思っていたので昇進が遅れました。
自分が成果を出せばチーム全体の成果が上がると思っていました。
上司に成りたての頃は、自分が人の何倍も働いて成果を出せば良いと思っていました。
それが間違いだと気付いたのは40歳頃でした。
自分が一歩引いてでも、周りの人が成果を出しやすい環境を作る。
部下を褒めることで、部下のやる気を引き出し、部下のパフォーマンスを上げる。
その方がチーム全体の成果が上がると気付きました。
それに気付いてからは、部下の前で必死に仕事をすることを止めました。
部下が見ていないところで必死に勉強をしました。
ビジネス書を読み漁りました。
管理職として自分を成長させたかったからです。
管理職として成功するには、「人間性」が一番大事です。
この人の下で仕事をしたいと思える環境を作ることが大事だと思います。
周りを見ていると、常に部下を怒鳴り散らしている上司がいます。
部下はいつも失敗を恐れてビクビクしています。
これではパフォーマンスが上げる訳がありません。
劣等感の強い上司ほど、常に怒鳴り散らしています。
私が部下だったら、常に前向きに行動し、周りの人に元気を与えられる上司の下で働きたいと思います。
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