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移動する人はうまくいく

片道1時間40分の遠距離通勤の電車の中では本を読むようにしている。

座れたときには、座席の暖かさで眠くなってしまう。

眠気と戦いながら読書をしている。

読書は人生の贅沢の一つだと思う。

人の経験や知識を共有できるというのは、自分の人生に活力をもらうことができる。

最近は、長倉顕太さんの著書「移動する人はうまくいく」を読んでいる。

読みながら、自分の人生の復習をしている。

私は43年前の19歳のときに静岡の実家を飛び出した。

それから通算10回引っ越した。

4回転職して5つ目の職場で働いている。

新しいことに挑戦し続けてきたことは確かだ。

コンフォート・ゾーンに居続けたことがないので苦労も多かった。

62歳の現在、人生を振り返ると、苦労の思い出しか頭に残っていない。

しかし、それが悪い思い出ではない。

むしろ他人にはできない経験をして良かったと思う。

人生にはいろいろな悩みがある。

仕事で嫌になっている人がいる。

会社の愚痴や同僚の陰口を言うくらいならば、転職すべきだと思う。

旦那の悪口を子どもに言っている女房がいる。

そんなに旦那が嫌ならば、子どもを連れて離婚すべきだと思う。

そのほうが人生はうまくいく。

変化がない安定な環境に居続けると、人の能力は退化する。

高い目標を決めて、目標に向かって努力を続けている人は愚痴など出ない。

目標もなく現状に甘んじている人は、環境に対する愚痴や同僚の陰口が多い。

最近、若さを保つ秘訣は、目標を持つことだと思う。

それは独りよがりの目標ではなく、周りの人を巻き込んだ目標だと思う。

利己よりも利他。

先日、ある会社の副社長から講演を依頼された。

会社を取り巻く厳しい環境の中で、社員にやるべきことを示して欲しいとのこと。

仲の良い友人が部長で在籍している会社である。

準備期間は1か月。

60分間の講演をどう組み立てるか?

人を元気にすることが、私の人生の残された使命だと思っている。

講演料は辞退した。

金のためにやるのではない。

一生懸命働いている友人の一助になりたい。

男の健康寿命は72歳。

体が動くのはあと10年。

あと10年で自分の人生の意味づけをしたい。

「あなたがいて良かった」
と思われることをしたい。

それが現在の私の目標であり希望です。

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