私の生きる原動力
若い頃は、とにかく出世をしたかった。
給料も多くもらいたかった。
仕事の権限が欲しかった。
承認欲求が強かったのだと思う。
思い起こせば、両親が愛着障害だったのでないか。
他人に対して愛情表現をしない人であった。
それが私の性格の原点なのかもしれない。
ひょっとして私も愛着障害なのかもしれないと思うことがある。
私も他人に対して愛情表現が下手である。
学生時代に同級生の女子から言われたことがある。
性格が冷たい。
恩師にも言われたことがある。
感情は豊富であるが、それを言語化することが苦手である。
コミュニケーションが苦手なのだろう。
しかし、私の性格は修正できなかった。
私も大人の発達障害なのかもしれない。
61歳の人生の後半戦に来て、
またサラリーマン人生のラストスパートの時期に来て、
出世とか給料とか権限には執着しなくなった。
生きる原動力は、「人から必要とされる」こと。
これは、コミュニケーションが苦手な私にとって、
先方から私に依頼が来ることは、私の承認欲求を満たすことになる。
還暦を過ぎて、自分の人生を振り返るとき、
いろいろ気づくことがある。
私生活が辛い状況でも、周りの人を元気にする生き方をしようと思う。
それが私の残された人生の使命のような気がする。