【MTG】《復興の領事、ピア・ナラー》統率者解説
先日オモコロライターのストーム叉焼さんと統率者戦の対戦動画を撮影しました。
ストーム叉焼さんはデッキはあるものの統率者の経験はなく、今回の動画がガチで初めての対戦経験だったようです。
撮影が決まったときにストーム叉焼さんのマジック経験を聞いて、「どういうデッキを持っていくか?」というところで悩みました。
最初だし、《虎の影、百合子/Yuriko, the Tiger's Shadow》とか、有名どころを《エドガー・マルコフ/Edgar Markov》みたいなデッキを持っていくか?
とか色々考えたのですが、MTGアリーナの経験はそれなりにあると訊いていたので、どうせならスタンダードのクリーチャーにしよう!と思いました。
これは個人的な感覚なので諸説ありなんですが、統率者戦に慣れていない人は、統率者戦向けのカードを統率者にしなければいけない(した方がいい)、みたいな先入観を持っている人が多いように感じています。
なので、バトルレベルのデッキを持っていく、という以外に今回の裏テーマとして「構築で活躍しているカードを統率者にしても楽しい!」という事を伝えたいなと思いました。
というわけで選んだのが、パイオニアで注目されている《復興の領事、ピア・ナラー/Pia Nalaar, Consul of Revival》です。
追放領域から土地を置くか呪文を唱えると1/1飛行機械が!
2マナの衝動ドロー、《レンの決意/Wrenn's Resolve》《無謀なる衝動/Reckless Impulse》によってアグロデッキながら長いレンジで戦うことができるところが魅力の「ボロスピア・ナラー」。
でも統率者だと1/1飛行機械が貧弱で、スケールもせず、パンチ力も無さそう…と思うじゃないですか。
実はそんなことは全然ありません!めちゃくちゃ楽しいデッキなんです!
というわけでデッキリストはこちら。
ピア・ナラーの楽しいところは何と言っても衝動ドロー連打。期間限定ではあるものの、デッキのカードをガンガン使って掘り進める、カードゲームの楽しみを存分に味わえます。
しかもドローするのにマナを使うと、普通はその分テンポ損するんですが、ピア・ナラーがいればどんどん飛行機械が出て勝手に戦線が強化されていきます!
パイオニアで使うピア・ナラーは、出した瞬間一瞬で除去されますが、統率者戦では大した脅威ではないし、軽いので再キャストも簡単。わざわざ除去打ってくる人もいません。そのため、あっという間に飛行機械がとんでもない数並びます。10体くらいは余裕です。
出したトークンをサクってマナにしてもいいし、《頭蓋骨絞め/Skullclamp》の種にしてもよし。《鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge》とも相性抜群!
このデッキではトークンを強化して殴りきることを目指しているので、《分かち合う憎しみ/Shared Animosity》と《激励する指揮官/Inspiring Leader》を採用しています。さらに力が欲しいなら《旗印/Coat of Arms》もあり。
◇《復興の領事、ピア・ナラー》三種の神器
ここで紹介するカードはピア・ナラーと相性が良すぎて絶頂DAYBREAKできるのでぜひ使ってみてください。
《カルドハイムへの侵攻/Invasion of Kaldheim》
手札が全部飛行機械の種に。飛行なのでバトル解放も簡単。裏面で土地が火力になるうえに衝動ドローになるのでマジでピア・ナラーのためにあるようなバトル。ガチで強い。
《鼓舞する彫像/Inspiring Statuary》
飛行機械が即席の種となり、衝動ドロー呪文がめちゃくちゃ軽くなるので呪文のコストがバグります。さっきのカルドハイムの侵攻が赤マナのみで出せる。
《ギラプールの霊気格子/Ghirapur AEther Grid》
この世の低タフネスを全員殺せます。相手のパンチ力が高くて殴りづらい場合はコイツでコントロールプランも取れます。
エルフの村を滅ぼそう。
◇危険カード
相性がいいけど使うと負ける可能性があります。
《吹き荒れる潜在能力/Possibility Storm》
全部のカードが衝動ドローになるので飛行機械めっちゃ出るし、相手は思うように呪文が唱えられません。
でも時々1マナのクリーチャーからビヒモスとか出て死ぬこともあるので注意。
《姥の仮面/Uba Mask》
全てのドローが衝動ドローになります。
これもピア・ナラーと超シナジーするんですが、《ドラニスの判事/Drannith Magistrate》を出されるとゲームが終わります。
というわけで《復興の領事、ピア・ナラー/Pia Nalaar, Consul of Revival》の解説でした。
ここ2,3年で衝動ドローがとんでもなく進化しているので、《復興の領事、ピア・ナラー/Pia Nalaar, Consul of Revival》のアドバンテージ源にはほとんど困りません。
たった2マナのクリーチャーからここまでド派手なことができるのか…と感心できるのでぜひ使ってみてね。
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