吹奏楽部の流れづくり9
こんにちは。吹奏楽部、部活動指導員の石黒です。
私は吹奏楽部の指導を20年ほど行っています。10名にも満たない部活から70名程の部活の運営、個人レッスン、パート指導、グループレッスン、合奏指導。
一般楽団の立ち上げから運営、合奏指導多岐に渡って携わってきました。
指導活動の中で様々な問題にぶち当たり、一つ一つクリアしていく中で、吹奏楽部の環境の整え方というものを学んでいきました。
今日からnoteを通して、吹奏楽部の活動を行う際に困っている方やもっとよくしたいって思われている皆様へ向けて、
吹奏楽部の活動を生徒達が自主性を身につけながら個人もチームとしても成長していける流れづくりについて、ご紹介していこうと思います。
活動のお役に立てたら嬉しく思います。
さて、本日のテーマは
パートミーティングをしよう
これはやっている学校ってそんなに多くないのではないでしょうか?
部活の初めのミーティングが終わったら、パート毎に集まって、2〜4分程のミーティングを毎回します。
こんなことやっていたら、練習時間が勿体ないなどのお言葉も飛んできそうですが、これ慣れてくると、時間をとても有効に使えたり、パートの方向性が揃ってきたり、パートリーダーとしての自覚が上がったりと、とても効果的なんです。
パートミーティングの内容
全員部活ノートを持ってパート毎に集まったら、
・昨日の振り返りをパートリーダーが話す
・今日の練習時間の使い方
・今日の目標
この3点です。
パートリーダーは予めミーティング前に、各パートに渡してあるミニホワイトボードで今日の練習の時間の使い方を書いておきます。
ミーティングが始まったら、パートリーダーが昨日はこういう練習をしました。今日の流れはこうです。とホワイトボードを提示します。
パートのメンバーは、それで良ければ同意してもらって、他にやりたい事があれば、意見を出してもらい、変更したりします。
最後に1人1人が簡単に今日の目標を発表します。
この3点をやる事で、昨日のデータのローディングをして、今日の活動の意識上げ、またパート内の方向性を揃える事にも繋がっています。
この先は、パート毎にガラパゴス化していくので毎年みていて面白い部分でもあります。
実直にこの3点を行なってさくっと解散するパート。
結束を高めたり意識を上げるために、パート内の掛け声を行うパートだったりなどしています。
後輩に楽語のテストをしているパートもありました。
パートリーダーにミニ先生に育っていってもらおう
パートミーティングを観察していて、サポートは必要です。毎回でなくてもいいと思いますが、合奏で上手くいってないパートはだいたい、パートミーティングから、おかしな事になっています。
パートリーダーはみんな最初はヤル気がたくさんあるものの、リーダーとして具体的に何をしていいかわからず、不安に負けたり、適当になってしまったりしますが、パートミーティングなどをしっかりやっていくことで自信をつけて行ってもらいます。パートミーティングの様子を観察して、振り返りを一緒にしてあげると、だんだん仕切りや、時間の組み方が上手になります。
本日のキーワード
毎日2〜4分の小さなパートミーティングをしよう。
ポイントは短い時間で簡潔に済ますということです。
座らせず立ったままササッと行いましょう。
ダラダラとしてしまうことがよくあるので、時間の意識をつけましょう。
本日もありがとうございました。
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是非よろしくお願い致します。
石黒琢也
読んでくださってありがとうございます。 今後とも精進して行きますので、よろしければサポートよろしくおねがい致します♫