パート日誌効果
こんにちは。もう9月も終わりかけて、ようやく緊急事態宣言も終わりを迎えようとしていますね。余り外へと意識は向けずに自分自身の今やること、やりたいことに集中していく日々を過ごしています。
さて、パート日誌を初めて約1ヶ月。テストOFFもあったので、2週間ちょっとの活動時間でしたが、効果が出ています。一番大きいことは、時間の使い方が全体的に上手になってきました。昔から何度も口酸っぱく伝え続けても、失敗を繰り返しながら上達していく項目でしたが、パート日誌に練習メニューとして、時間を記入させていくことで、あっという間に改善しつつあります。余りの速さに驚いています。
私の指導校は、部活開始の全体ミーティングの後に、数分間のパートミーティングを日課として行っています。パートリーダーが各パートに配ってあるホワイトボードにその日の練習メニューと時間を書きます。以前までは、書くだけ内容も薄く、とりあえずやる、時間が無くなったのはそのままという状態が多かったのですがが、パート日誌の練習メニューの項目にホワイトボードのものを写し、実際の時間はどうだったのかを振り返りを入れています。これが結構大きかったようで、下の振り返り欄に、
「もっと時間を有効に使うようにする」
「ここに時間を使い過ぎたから、次回バランス良くやる」
などの声が幾つかのパートから出てきました。
MTGから音が聞こえ始める時間も早くなってきました。良い傾向です。
昔は、口酸っぱくいろいろ言って、「とにかくやらせる」という人間でしたが、そこに疑問を抱くようになってもなかなか、「やりたい様になる工夫」ができませんでした。
時間の使い方が上達してきたので、次は目標の立て方です。
人によって違いがあってOK。
ただ漠然とした目標はやめよう。
その日達成できる達成感を感じる目標を立てよう。
としています。その日で完結できる目標。
よくあるのが、
・○○の曲を完璧にする。
・全部吹けるようにする。
とかです。意識は高くていいのですが(逆に低いとも言えるかも)、なかなか難しい目標です。
そういうものより、
・A〜Cまでをテンポ○○でリズム通り演奏できる様にする
・わからないリズムを理解する
・リズム通り吹ける様になったから音程を意識して練習する
のような、その日に達成感を感じられる目標設定ができるようになってもらいたいなと思っています。自分の成長を感じられれば、どんなレベルからであっても、楽しくなってくるものです。頑張る生徒よりも、成長を楽しめる生徒になってほしいと思っています。
日誌を毎日8人づつ読んでいて思いますが、振り返りが上手な生徒は成長が早いなと感じます。逆に文を上手に書けない生徒は、やっていることもチグハグだったりします。ゆっくりでいいので少しずつアウトプットが上手になってくれたらなと思います。漢字間違いの添削などもやれたり、パート日誌はなかなかにいろんな観点から成長を促せます。
今後の成長が楽しみです。