吹奏楽部の流れづくり8
こんにちは。吹奏楽部、部活動指導員の石黒です。
私は吹奏楽部の指導を20年ほど行っています。10名にも満たない部活から70名程の部活の運営、個人レッスン、パート指導、グループレッスン、合奏指導。
一般楽団の立ち上げから運営、合奏指導多岐に渡って携わってきました。
指導活動の中で様々な問題にぶち当たり、一つ一つクリアしていく中で、吹奏楽部の環境の整え方というものを学んでいきました。
今日からnoteを通して、吹奏楽部の活動を行う際に困っている方やもっとよくしたいって思われている皆様へ向けて、
吹奏楽部の活動を生徒達が自主性を身につけながら個人もチームとしても成長していける流れづくりについて、ご紹介していこうと思います。
活動のお役に立てたら嬉しく思います。
さて、本日のテーマは
月の練習予定を出そう
毎月、練習日の予定は出している学校が多いかと思いますが、練習の内容の予定を生徒達に予めわかるようにしておきましょう。
私の場合は生徒配布用の予定表が出たら、自分が部活動に行ける日を書き込み、
・個人パート練習日
・パートレッスン日
・分奏日
・合奏日
・スケールチェック日
・〜の締め切り日
などを音楽室の月スケジュールを記入できるホワイトボードに書き込みます。生徒達で月単位、1週間単位での細かな練習メニューを組み立ててもらうためです。
視覚化して、写したりしながら、先のことを考えたスケジュールの組み方を覚えてもらいます。
次の○○曲の合奏日が3日後だから、パート練習でこの曲のこの部分をできるようにしよう。
などのように、スモールステップが踏みやすくなります。また全体の流れを見せることで本人達も流れの作り方を自然と覚えていきます。
もちろん中には、全然覚えない生徒もいますので、フォローが必要ですが、、、
練習予定の組み方
練習予定の組み方は、自分が活動に参加できる日をチェックします。
(年間の大まかな指導案的な意図があるといいですが、その部分は今回は置いておいて、)
次の本番を念頭に入れて合奏日を組みます。
合奏日を組む際、例えば最初の方は曲を全然さらえてないわけですから、合奏で譜読みの練習をして、何日か復習で個人パート練習日を設けるとか、合奏日を中心に予習日、復習日のように、個人パート練習日を設けていくといいですね。
練習予定を出す意図
合奏日に向けて、練習時間の計算をしてもらうことで、『譜読みするのに、私はこれくらい時間がかかって、パート全体ではこれくらいかかる。」などの、自分や周りの進むスピードを理解してもらうことや、次の小さなゴールがあることで、集中して個人パート練習に取り組むことができるようになります。合奏の際に、「次回までにここがこんな風にできるようになっているといいね!」と促すと、時間の使い方を学んで行きやすいですね。
本日のキーワード
月の練習内容を全員がわかるところに掲示して、練習の密度をあげて行きましょう。
本日もありがとうございました。
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是非よろしくお願い致します。
石黒琢也