吹奏楽部の流れづくり10
こんにちは。吹奏楽部、部活動指導員の石黒です。
私は吹奏楽部の指導を20年ほど行っています。10名にも満たない部活から70名程の部活の運営、個人レッスン、パート指導、グループレッスン、合奏指導。
一般楽団の立ち上げから運営、合奏指導多岐に渡って携わってきました。
指導活動の中で様々な問題にぶち当たり、一つ一つクリアしていく中で、吹奏楽部の環境の整え方というものを学んでいきました。
今日からnoteを通して、吹奏楽部の活動を行う際に困っている方やもっとよくしたいって思われている皆様へ向けて、
吹奏楽部の活動を生徒達が自主性を身につけながら個人もチームとしても成長していける流れづくりについて、ご紹介していこうと思います。
活動のお役に立てたら嬉しく思います。
さて、本日のテーマは
部活日誌を書こう
部活ノートとは別なのですが、部員1人1人が書く日誌です。
書く内容はなんでもいいのですが、A4サイズ1枚にしっかり書いてくるというものです。
今日の部活の内容だったり、両立の悩み、人間関係のこと、音楽的な質問、楽器的な質問、ぐだぐだと2枚くらい書き連ねる文章。人によって様々です。
提出してもらったら、それを読んでコメントをつけて返却する。これを続けていくと1年後には日誌の質がぐーんと変わります。考えていることの変化もそうですが、アウトプットの仕方が上手になってくるのです。
「伝える」ということができるようになってきます。
責任感が強く理想も高い部員の不安に満ちた2年生の日誌に、毎回、書き出してくれたものの整理と「今」やることを丁寧に意識してもらえるようにコメントを返していたら3年生になる頃には、部活での動きがとっても変わってきました。日誌の内容も、無理のない前向きな日誌に変わって行きました。
部活日誌のメリット
・部員の思考の整理
・想いのアウトプット
・部員の気持ちを知れる
・丁寧なコミュニケーションが図れる
コメントの書き方のポイント
肯定する事。ダメ出しはしない。
誤字は添削する。
何より書いてきた事が素晴らしいと思っています。
数年続けてみた感想
私は数年2校の学校で続けてみて、コメントを書く時間は正直使いますが、1人1人の好きなものや今の気持ち、いろいろな事を知れるのがとても有難いなと思っています。「今は週に1回は出してね」くらいに留めていますが
毎日出してくれる生徒は、本当に伸びます。
私自身は顧問ではないので、限られた部活の時間の様子しか知りません。日誌は部員達を知るとても良い機会になっているなと感じています。
本日のキーワード
部活日誌を書いてもらって、肯定コメントを書こう!
本日もありがとうございました。
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是非よろしくお願い致します。
石黒琢也