2021 シェフが農夫になったなら。 援農編2
2021年 いつも素晴らしいお野菜を作って頂いている作り手さんの農場へ援農をさせて頂きました。
今季の出荷が来週で最終という事もあり、収穫後の片付けや、種の採取、春に向けての準備を始めています。
動画自体は退屈な画像だと思うのですが、料理にコツがあるように、農作業にもコツがあるなぁと
改めて感じる活動です。
あの黒いシートは通称黒マルチと呼び
(太陽熱を受けやすくして温度を上げ、野菜の育ちを良くし、光を通さない黒色を使うことで雑草が生えないようにする役割りがあります。)
収穫後のこのシートを剥がすのですが、両端は土に埋めてあるので、無理に引っ張ると切れて土に残ってしまいます。
片面のシートを切れない角度に引き上げながら剥ぎ取り、帰りにもう片方を剥ぎ取りながら戻って来る。 こんな少しの工夫ですが、面倒に思って両面を力づくで剥ぎ取る事で、次の工程の妨げになる。 どの業種でも実行前の作業を抜かりなく進める事が大切だと感じます。
因みに、当然の事の様に両面から剥ぎ取ると、やはり切れてしまう事は実行済みです。笑
もう一つお伝えすることがあるのですが、
こちらの農家さんは、有機野菜を作られていますが、肥料は写真のように動物性の肥料ではなく、
植物で作られた肥料を使っています。
僕は農家さんの所に行くと気になるのは、肥料が目につきます。 育てる過程で切り離せない肥料をどう使っているのか。動物性なのか、植物系なのか、購入した肥料か。
とても驚く事に、この肥料の近くに寄ってみても
なんの臭いもありません。
しっかりとした堆肥になっています。
美味しい野菜を作る事は料理することよりも遥かに時間と労力がかかります。
来春の種蒔きに向けこの肥料がしっかり野菜に
栄養を与えてくれる。
もうこの時期から農家さんの取り組みは始まっています。
今年は、年間を通して美味しい野菜の作り手さんを追ってみたいと思います。
お邪魔にならないようしっかり援農します!