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「”自分を知ること”で仕事も人生も企画できる!」京都ライター塾:講座レポ#05

2025年2月8日。
京都ライター塾第5回目。今日は講義の日。

講義の前に、前回の課題についてのお話があった。
その課題とは、第3回の講義「インタビュー原稿を書く」の実践編として「私の好きな〇〇」について500字以内で書くこと。

受講生全員が、思い思いの「〇〇」についてGoogleドキュメントに書いて提出。原稿を提出する際に、どんな媒体に掲載したいのか、読者はどんな人なのか、についても明記した。

その原稿をチューターの方と江角さんが今回の講義の前までに添削してくださったのだが、まずは「添削」が意味することについてのお話があった。

添削の目的とは?

・添削は、読者に届けるため。読者に読みやすく、伝わりやすくするのが目的。
 決して書き手を否定しているものではない。
・添削をする編集者やクライアントは敵ではなく、共創していく仲間
・「商業ライター」は「読者のために書く」のであって、「自分の作品」を書く「エッセイスト」ではない。

江角さんからのメッセージ

私たちが目指しているのは「商業ライター」だ。
だからこそ、編集の方と一緒になって「いかに読者に伝えるか」「伝わりやすいか」ということに傾注しなければならない。

今後、ライターとして活動していく時、添削につぐ添削で、自分を否定されたような感覚に陥ってしまうことがあったら、常にここに立ち返っていきたいと思う。

加えて、江角さんからこんなお話も。

「クライアントの意向で、訂正を促されたところがあっても、それがインタビューされた人や読者にとってデメリットである場合は、ちゃんと伝えることも必要。

つまり、大切なのは

・「添削」は読者に届けるためのものではあるけれど、その全てが正解ではない。正解は「自分が持っている」

という意識。

クライアントや編集者が添削したことを「はい!早速直します」と、全て受け入れる必要はない、のだ。

読者に伝えるため、知ってもらうための添削ではあるが、自分の中の軸(大切にしておきたいこと)と編集者やクライアントの意向とをしっかり擦り合わせ、良い記事を共創していくこと。

これも商業ライターとして、プロとして活動していくための大切なポイントであると感じた。

そのほかにも、
・日本語の表現に敏感になること
例として、「私の趣味は音楽鑑賞とテニスをすることです。」
このように、並列で説明する場合は「名詞+名詞」「動詞+動詞」に合わせる。

つまり、この例文は「名詞=音楽鑑賞」と「動詞=テニスをすること」となっているので修正しなければならないし、こういった文章に違和感を感じるようになってほしいというお話が。

・前向きな文章表現ができるよう心がける
例えば、「母校を好きになれないと、魅力的に紹介できない」
この場合「なれない」と「できない」となっていて、文章全体が否定的な印象になっている。できれば「好きになれば、紹介できる」と言う「前向きな文章」にしていくことも意識するように。というお話もあった。

また、前回のおさらいとして、

・原稿を書く前に注意すること、書いた後に注意すること
について再確認をした。
ここはどんな原稿であろうと(自分が自由に投稿するSNSであろうと)原稿を書く上で常に確認しなければならない重要ポイント。常に意識しておかなければと感じる。


第5回テーマ「企画の立て方」

さて、ここからが今日の本題。

ライターとして仕事をしていくには色々な方法がある。
こうしてnoteやxなど自分のメディアで書き溜めておくことはもちろん、
ランサーズやクラウドソーシングなどにライターとして登録することもその一つ。

でも、自分のメディアで書き留めておいたところで、出版社や編集プロダクション(編プロ)さんの目に留まるかどうかはわからないし、

クラウドソーシングなどでお声がけいただいたとしても、自分が思うような内容ではなかったり(それも全て経験になっていくのだろうが)単価が安すぎて、疲労困憊。そんな仕事ばかりを受け続けてライターを諦める・・。ということもあるという。


でも「自分で企画を立てる」ことができれば、自分が書きたいことを出版社や編集プロダクションの方に提案することができるし、採用されることだって夢じゃない。「自分の強み」をアピールすることだってできる。

自分で興味を持っている分野、自分の強みを生かせることで企画できるのだから、いきたいところに行き、会いたい人に会って、経験したいことを企画として盛り込んだっていいのだ。

それが採用されれば、原稿料もいただけて、楽しい!嬉しい!感覚と一緒に自分の経験値が上がっていく。こんな夢のような話があるだろうか!

とはいえ、子どもじゃないし、それで収入を得ようって言うんだから、「いきたい!やりたい!書かせて!」とやみくもに叫んでいるだけでは、仕事にはならないのだ。(当たり前)

今回の講座では、そんな子どものようなワクワクの気持ちをしっかり企画として落とし込む方法についてご教授いただいた。

自分で企画提案できるライターになるために。

①書きたい媒体を見つけてリサーチする。

最初に考えるべきことは「どこに企画提案するのか?」ということ。

自分で企画を持ち込むのだから、やはり自分が好きな雑誌やwebサイト、また興味がある媒体を探すことが肝心。

そして、その媒体のコンセプト(何を発信している媒体なのか、ターゲット層など)を知ること。そしてその媒体を志向している読者に対して、自分は何を伝えられるのか、どんなことで役立ててもらうことができるのか。と言う視点を持つこと。

②自分だからこそ書けるテーマを見つける。

提案してみよう!と思える媒体について調べることができたら、「自分だからこそ」書けるテーマを見つけることが大切。

・その媒体の読者の興味や知りたいこと
・その媒体ではまだ取り上げられていないこと

この部分と「自分だから書けるテーマ」や「自分がその媒体で書きたいこと・役に立ててもらいたいこと」が合致する場所を見つけ出すことが重要。

③「自分だからこそ」と言えるものを見つけ出す。

そころで、「自分だからこそ書けるテーマ」についてすぐに思いつくだろうか?
これは「自分の強み」は何か?と言い換えることもできると思う。

個人的に言えば、アロマテラピーやマクロビオティックといった自然療法の世界が好きだし、興味ある世界だし、強みではある。

でも、その分野の中でもセラピーやカウンセリングといった切り口もあれば、精油の化学や解剖生理学という切り口もある。

また、マクロビオティックで言えば、陰陽五行といった基本の理論を伝えたいのか、ダイエットのための手法として伝えたいのか、料理法を伝授したいのか・・。

加えて言えば、私はインテリアや収納、食器や雑貨、畑作りや園芸など、日々の暮らしを豊かにする分野も好きだし、海外と日本の文化交流や、日本文化や古神道などにも興味がある。また、半農半Xや女性の生き方、などのライフスタイルにも興味津々だし、自給自足のコミュニティー作りの話しなどには耳が傾く。

私の場合、好きな分野、興味のある世界があるとはいえ、漠然としていることが多すぎなのだ。そこに何か共通点はあるか?誰に何を伝えたいのか?自分の強みはどこ?それは「書くこと」で実現できる?

そんなことをもっともっとブラッシュアップしなければと感じる。でなければ、結局なんでも書けそうで、なんにも書けない人になってしまう可能性だってある。


④自分を知るための「人生企画ノート」

つまりは「自分を知ること」がやはり大切になってくるということ。そこで、この講座が大切にしているのが「人生企画ノート」なのだ。

自分の人生を棚卸しして、自分の軸や核となるものを見つけ出し、磨いていく。
「自分を知る」ことができれば、自分の強み、自分が好きな分野、興味のある分野で適切な媒体に対して、自分だからこそかけるテーマで企画提案することができる。

それができれば、たとえ提案した企画が何度ポシャったとしても、またすぐに立ち上がれる。そんな心の強さだってきっと手に入ると思うのだ。

人生企画ノートで「自分を知る」ワークを実践しながら、企画提案ができるライターとして成功できるように導いてくれている京都ライター塾。なんとすごい塾なのだろう!とあらためて感じている。


企画提案ができる。ということはライターとしても自分の人生も企画できる。これが京都ライター塾のコンセプト「書いてしあわせになる」ということなのだと思う。

人生をもっと自由に自分らしく「書いてしあわせになる」ために。
これからの講義&ワークがますます楽しみだ。


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次回までの課題:
①「企画書を書く」
*人物インタビューの記事を書くための企画書。
 実際の媒体に提案するつもりで書いてみる。

②人生企画ノート14ページまでを記入。
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