引き篭もり大学生のみなさん、敵の土俵に乗らずさっさと休学しましょう
大学生なのに引き篭もり?矛盾してるじゃん笑
と思った方は恵まれています。あなたには不要な記事なので、お引き取りください。
オレ、引き篭もり大学生かも...毎日つれぇよという方、
Welcome to Underground
引き篭もり大学生の生態
ご安心ください
僕も引き篭もり大学生です。
大学生っていう生き物は長期休みを除いて毎週授業に出ないといけませんよね。
講義は一コマ90分、実習は数時間。
前後に予習復習しとかないと理解が追いつかず、眠すぎる無駄な時間を過ごすことになる。
実習の後は毎回膨大なレポートを書く。講評では社交性の乏しい教授(人のことは言えないが)に嫌味を言われる毎日。
僕は一年生の時に教授から
「君は課題のペースが遅いですねぇ、ここは4年制大学なんですけど6年いるつもりですか?」
というジョークを喰らい、ブチギレながらも実際に6年在籍しました。
さて、同じような経験をしているであろう皆さん。
こんなの出席するわけがないですよね?
授業をサボるという選択がデフォで用意されている人種こそ引き篭もり大学生なのです。
履修登録は何回欠席できるかを重視して決める。
出席を取らない初回ガイダンスには行かず夏休みを延長する。
朝8時くらいになんとか起きられても、行きたくないなぁとダラダラしているうちに一限に間に合わなくなる。
遅れて教室に入るのは気が引けるので、欠席しちゃう。
残念ながらこれらの悪習は一念発起しただけじゃ改善できません!
あなたはもっと大切な部分が消耗して、息切れ状態なんです。
一度タスクから解放された日々を送り、心を自然状態に戻す必要があります。
夏休みや冬休みでは力不足です。これらの長期休暇は、決められた4年間の中の、決められた小休止でしかありません。
大学生は常に、4年間で卒業しなければいけない・10/1から授業が再開されるといったデッドラインに縛られています。
しかし慢性的な寝不足に悩む人が本当に必要とするのは、アラームをかけない睡眠なのです。
この点、休学というシステムは一度利用すると確実に在籍年数が伸びます。
これは4年で卒業できなくなるということですが、プレッシャーからの解放は精神的にかなりの利点です。
そしてたいていの大学では数年の休学期間が用意されており、これは半期単位で延長したり復学したりと自由自在。
半年の予定だったけど、やっぱり直前で延長とかもできちゃうんです。
卒業予定年次をオーバーすることに拒否反応を示す人もいるかと思いますが、大学生の期間を無料で延長できる制度はめちゃくちゃ便利なので活用するしかないでしょう。
大学で要領が良い奴は、大学で要領が良い奴です
ここからは、大学生活で自尊心を傷つけられてしまったあなたに向けて話します。
要領の良い人っていますよね。シンプルに自頭が良かったり、授業のシステムをハックして楽に単位を取ったり、複数人でチームを組んで素早く課題をこなし、優秀な評価も得るような人たち。
こういう光景を目にするたびに悔しくなってしまう人もいるでしょうが、全然気にする必要はありません。大学のシステム、ひいては他人があなたの能力を正しく評価できるはずがないのです。そんなクソゲーに付き合ってやる必要は端からありません。さっさと撤退するのが吉です。
休学する直前に学校のカウンセリングを利用したことがあります。そこで赤裸々に現状を相談した結果、先生にキャパオーバーを指摘されました。
大学の負担・アルバイト・恋人との関係など諸問題を抱えた状態で、一切大学に行けなくなり、なんとか飲食店の夜勤だけに出勤して食いつなぐような状況。まさしくキャパオーバーというべき状態です。
しかし当時の僕はキャパオーバー=才能の不足だと解釈し、反発してしまいました。
「ほかの人は学業にアルバイトに、私生活だって充実しているじゃないか。自分だって同じように頑張りたいし、結果を出せるはずだ。」
しかし先生の伝えたかったことは違いました。
キャパオーバーとは現状の器をタスクがオーバーしているだけであり、人間の器は可変なのです。
器(キャパ)は可変
これを意識できた人は休むことの戦略的重要性に気付けます。
無理して頑張った方が成長できるという点も否定しませんが、それは100%のキャパの人が101%くらい頑張れば根性が付くみたいなレベル感です。
私は慢性的なストレスと将来への不安でキャパが60%くらいまで低下していました。60%やれれば上出来だったのに、自分の中ではキャパの低下を認知できず、90%出せないことを責めていたのです。
外的要因にせよ個人の問題にせよ、キャパが落ちてきたら休む。これが最適解です。賢い撤退、豊かな精神生活。これをモットーに生きましょう。
1.在籍期限を確認しよう
ここからは実際に休学するコツをお教えします。
制度などは学校によって異なるので、目を皿にして確認してください。
特に見るべきは在学期限と休学期限です。
在学期限とは、大学に通える上限期間のことです。
規定の期間4・6年 + 留年期間のことで、つまりは留年できる上限のことで、休学期間を含めません。
大抵は4年制大学で8年が在学期限なので、4年留年できます。休学期間はこれに含まれないので、既に留年しまくってる人も安心して休学してください。
2.必要単位を前期と後期で分類しよう
休学は前期と後期に分けて利用できます。
たとえば前期だけ休学すると、その期間に開講されていた前期の必修科目を取り逃すことになります。
留年している人だけが使える技ですが、残す必修単位が後期開講の場合は前期だけ休学するという手もあります。
復学してもあまり良い授業を取れない期間は休学しちゃって、必修科目の開講期間に戻ってくるのが良いでしょう。
3.経済的理由で休学しよう
休学の際は担当教員と面談する必要があります。
学資負担者からの承諾を得て、休学事由を書いて提出するのですが、この学資負担者というのは大抵保護者です。これは自分で学費を払っていたとしても、大抵保護者ですよね。
自分で学費を用意するために休学するという理由は至極もっともです。
経済的理由とすれば担当教員もあまり突っ込めない話なので通りやすいです。
正直にメンタルの問題と言ってもいいですが、診断書が必要な場合もあるので、経済的理由がイージーかと思います。
一度通ればその後も同じ理由で通るので、最初だけ頑張りましょう。
4.半年ごとに復学したりしよう
休学の申請は、期間をまとめてできます。しかし僕はおススメしません。
たとえば2年が休学期限だとしても、半年ごとにイチイチ申請するべきです。
先に述べたように、休学は一度通ればその後は「休学事由が解消されなかったため」といえばすぐ通ります。
なので留学に行ってしまって半年後に絶対戻ってこれないみたいな状況でない限り、イチイチ延長手続きをすることがベターです。
なぜわざわざそんなことをするのか?それはひとえに選択の自由度を高めるためです。
「うわー、メンタルきついな、一年大学を離れないとヤバいかも」
と思っていても、半年でキャパが復活する可能性もありますよね。そんな時に絶好の復帰タイミングを逃すと、今度は大学に行きたいのに復学できない半年を無為に過ごすことになります。こんな不本意な期間を過ごしてしまえば、メンタルがどう転ぶかわかりません。
自分自身の気まぐれさを嫌というほど知っている我々は、機を逃すわけにはいかないのです。
まとめ:オートパイロットで墜落するならマニュアルでボチボチいこうや
大学というものは在籍期間が決まっており、1年生でこの必修を取得して…といった理想のスケジュールが存在します。
大抵の人は多少単位を落としながらも、なんとか4年で卒業しようと無理をしますよね。これって時間だけ見れば最短ルートですが、その間ずっと嫌な思いをし続けてしまいます。
今、授業に出られなくなっている大学生に伝えたいのは、最初から休学・留年という選択肢を除外しないでほしいということです。
「休学すれば卒業が遅れるし、留年すれば学費がかさむ…」
それの何が問題なんですか!?
数年程度の休学・留年は就職活動にもほとんど影響しません。
そんな理由で評価を下げるような企業は社風が怪しいです。
学費なんて休学中のアルバイトで稼げるし、復学に間に合わなかったら消費者金融にでも借りればいいでしょう。
なんとなく周りに合わせて無理をする4年間よりも、自分らしさを失わない快適な7年を選んでほしいです。
以上が休学経験者からのメッセージです。