足半ワラーチはスピードハイクで使おう
はじめに
ワラーチを振り返ることで、足半ワラーチの魅力を再認識した。そして、足半ワラーチを、もう一度使いたいと思った。
裸足とサンダルは一長一短あり
裸足は開放感があり気持ちが良いが長い距離のトレイルを歩けない。裸足で歩き続けると徐々に足裏がヒリヒリしてきて限界が来る。足裏の限界はトレイルの路面状態に大きく左右されるので一概には言えないが、自分の場合は5〜10kmで限界が来る。
一方、サンダルは足裏を地面との摩擦から守ってくれるので、40〜50kmの距離なら歩ける。その反面、サンダルは裸足ほどの完全な開放感は得られない。また、足裏と路面はサンダルのゴム板で遮蔽されているため、足裏で地面の状態を直に感じることができない。
最適解は足半ワラーチ
裸足で歩き続けると、体重が主にかかる足指付け根部が地面との摩擦でヒリヒリしてくる。足半ワラーチは地面との摩擦から足指付け根部を保護してくれる。その一方で、足指付け根部以外は直接地面に触れるので、地面の状態を素肌で感じることができる。
足半ワラーチは、サンダルと裸足の良いとこ取りをした山用装具であると言える。
スピードハイク用として
2015年にベアフットランニンングを初めてから、山での登りは「裸足で登山」、下りは「サンダルでトレラン」というスタイルが定着した。これからは「足半ワラーチでスピードハイク」というスタイルが見えてきた。足半ワラーチなら、登りと下りで使い分けなくてもいい。これでスピードハイクの準備が整った。文字通り足元が固まったと言える。
おわりに
足半ワラーチでスピードハイク。新しい山スタイルのスタートのために、新しい足半ワラーチを作りたくなった。