iPhoneとメモアプリDraftsの文章表示環境を確認する
はじめに
本記事は、外出先での文章作成にiPhoneとMagic Keyboardを使う前準備として、iPhoneとメモアプリDraftsで読みやすい文章の表示ができるかを確認した際のメモである。
文章表示に必要な画面の条件
読書と同様にデバイスで文章を作成するには画面の文章が読みやすいことが重要である。書籍の考え方を参考にして文章表示に必要な画面の条件を設定した。
一行の文字数と行間は文章が読みやすい値であること。
文字サイズは文章が読みやすい大きさであること。
画面に表示できる文字数は十分な量であること。
条件を満たすことを確認
iPhoneで文章作成に使っているメモアプリDraftsで、以下の通り3つの条件を満たすことが確認できた。
1. 一行の文字数と行間
書籍では一行の文字数は35〜40文字、行間は1.5〜2文字が使われている。note記事の値(37文字、1.7文字)もこの範囲に入る。iPhoneで文章作成に使っているメモアプリDraftsの一行の文字数と行間は、note記事の値に合わせて設定したので読みやすい。
2. 文字サイズ
私は近視+老眼なので、メガネは屋外で使う「遠距離〜中間距離用」、室内で使う「近距離用」の2つを使い分けている。室内で使う「近距離用」メガネは、PC作業用にレンズの焦点距離を調整したものである。眼から40〜60cm離れた位置にある物にピント(焦点)が合う。
iPhoneで文章作成中に画面のタップ操作が必要な場合がある。この時、キーボード上の手をテーブルに立てているiPhoneの方に移動させてiPhone画面をタップ操作するには、体からiPhoneまでの距離は30〜40cmが操作しやすい。
メガネの焦点距離とiPhoneの画面タップの操作性から、眼(体)からiPhoneまでの距離は約40cmが最適である。この距離で1項で設定したiPhone画面の文字がはっきりと読める。小さな文字なので読みやすいとは言えないかもしれないが容易に読むことができる。
3. 画面の表示文字数
単行本や文庫本の1ページあたりの文字数は、おおむね500〜800文字である。1項で設定したiPhone画面の表示文字数は1,147文字(37文字x31行)であり、ほぼ単行本や文庫本の見開き2ページ分に相当する。また400字詰め原稿用紙なら3枚分である。参考として、キングジムのポメラDM250は799文字(41文字x19行)なので、それに比べると1画面に表示できる文字数としては十分といえる。
おわりに
iPhoneで文章作成環境が整った。iPhoneの画面は小さな文字でもはっきりと読める。iPhoneの画面解像度の高さに技術の進歩を感じる。