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ミニマルなヘッドライトは六甲全山縦走大会で使えるか
キャンプ用に買ったミニマルなヘッドライトGENTOS CP-01Rが、明るさと点灯時間の観点から六甲全山縦走大会で使えるか検討した。
ミニマルなヘッドライト
ヘッドライトは、2008年にハセツネ用に購入したGENTOS HW-767Hを持っていたが、昨年キャンプ場で地面に落として壊れてしまった。そしてキャンプ用としてミニマルなGENTOS CP-01Rに買い替えた。
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最近のヘッドライトは、一昔前のヘッドライトに比べてLEDが格段に明るくなっている。そして電源は乾電池と充電式が選択でき、サイズも軽量コンパクトになっている。購入したGENTOS CP-01RはGENTOS製のヘッドライトの中で明るさと軽量コンパクト性を兼ね備えた製品。軽量コンパクトなため電源は内蔵充電池のみで電池の容量も小さく点灯時間については比較的短めだ。ハセツネのようにヘッドライトを日没から翌朝まで使い続けるような使い方はしなくなったので、十分な明るさがあれば点灯時間は短めでもよい。何よりもCP-01Rのミニマルなデザインと41gという軽さに惹かれて、もうこれしかないと思った。
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明るさと点灯時間
明るさ
最近のヘッドライトはLEDの高性能化により明るさが1,000ルーメンを超えるものもある。10年以上前にハセツネで使っていたHW-767Hは150ルーメンしかなかったが、深夜の奥多摩の山道を昼間のように照らす明るさに驚いた。CP-01Rの明るさはHighで220ルーメンある。ハセツネの使用経験を踏まえると、Midの120ルーメンでも充分に実用に耐え得る明るさだと思う。
点灯時間
CP-01Rは充電式なので乾電池が使えない。大会の途中で電池交換して点灯時間を伸ばすことができない。CP-01Rの点灯時間のスペックは、Highの明るさでは2時間と短いが、Midの明るさでは4時間使える。念の為、CP-01Rの点灯時間を実測した。明るさHigh、Midとも点灯時間はスペックより約30分長めだった。
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六甲縦走でヘッドライトが必要な時間帯
須磨浦公園スタートは6時頃を予定している。当日の日の出時刻は6時半頃なので、スタート後の約1時間はヘッドライトが必要となるだろう。
スタートしてから宝塚ゴールまで13時間かかるとして、ゴールの到着時刻は19時。当日の日没時刻は17時頃だが、山中では早めに足元が暗くなるので16時頃からヘッドライトが必要になるだろう。16時から宝塚ゴールの19時まで3時間。1時間余裕を考慮して、日没前から宝塚ゴールまでの約4時間はヘッドライトが必要となる。
六甲縦走でのヘッドライトの使い方
CP-01Rは、Highの明るさで2時間、Midの明るさで4時間使える。ヘッドライトは須磨浦公園スタート〜日の出過ぎまで1時間使い、日没前〜宝塚ゴールまで4時間使うと合計5時間となりゴールに着くまでにバッテリー切れになってしまう。このヘッドライトは点灯しながら充電できない仕様なので、ヘッドライトを使わない昼間に歩きながら充電する必要がある。
よって六甲縦走でのヘッドライトの使い方は、須磨浦公園スタート〜日の出過ぎまではHighまたはMidの明るさで1時間ほど使った後、日没に備えてモバイルバッテリーで満充電にする。そして、日没前から宝塚ゴールまではMidの明るさでバッテリー切れになるまで(4時間〜4時間半)使うことにした。
ヘッドライトの充電
大会前日に自宅でヘッドライトを満充電にしておく。大会当日は昼間に歩きながらモバイルバッテリーで満充電にする。(忘れないように日の出過ぎに行う)
尚、モバイルバッテリーはiPhoneの非常時の充電用に持っていくものを使う。
ハンドライト(予備)
ハセツネの時には、ヘッドライトとハンドライトを併用した。ヘッドライトは照らす方向に頭を向ける必要があり、照らす方向を自由に素早く変えることが難しい。
ハセツネでは、深夜の山道で分岐を見逃してコースアウトしてしまうことがあるのでハンドライトが必要だった。六甲縦走コースは熟知しているのでヘッドライトだけで問題ないと思うが、ヘッドライトの予備として持っていこうと思う。
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まとめ
キャンプ用に買ったミニマルなヘッドライトGENTOS CP-01Rを明るさと点灯時間の観点から検討した結果、使い方を工夫することで六甲全山縦走大会でも使えることがわかった。
点灯時間を節約するために明るさはMidで使う。
大会中の昼間に充電をする。