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リヒトラブからコクヨのノートに変えた

はじめに

ノートはリヒトラブのhirakunoを使っていたが、開閉式リングが邪魔で字が書きにくいことと、万年筆インクの裏写りが悩みの種だった。その悩みをコクヨのソフトリングが解消した。ノートは使い勝手が良くなり、ランニングコストも半額になった。

使い勝手

開閉式リングからソフトリングへ

リヒトラブの開閉式リングのメリットは、ページの抜き差し、交換が自由自在であることだ。しかし自分はノートを使用中にページの入れ替えなどをすることはなかった。開閉式リングの出番は、ノートを使い終わった後、新しい用紙に差し替えるときだけだった。開閉式リングのメリットを十分に活かせていなかったと言える。使い終わった用紙はPDF化している。コクヨ・ソフトリングの使用後はリングをハサミで切り、用紙を取り外してPDF化。表紙とリングは廃棄となる。

リヒトラブの開閉式リングのデメリットは、リングのサイズがやや大きく、硬いプラスチック製であること。自分は右利きなので、左側ページのリング付近に字を書くときに、大きく硬いリングに右手の小指球(小指の付け根から手首の範囲)が当たって字が書きにくい。コクヨ・ソフトリングは、リングが柔らかな樹脂製なので手がリングに当たると大きくたわむ。そのため左側ページも快適に使えるようになった。

薄い用紙から厚い用紙へ

リヒトラブの用紙に比べてコクヨ・ソフトリングの用紙は厚い。手指でつまんだ感触ではコクヨの用紙はリヒトラブの用紙2枚分の厚みを感じる。万年筆インクが裏写りしないのは用紙が厚いことから伺える。

リヒトラブの用紙は万年筆インクが裏写りするので用紙のオモテ面しか使っていなかった。手がリングに当たらない右側ページだけを使っていた。コクヨ・ソフトリングの用紙は裏写りしないので用紙の両面を使うことができる。

万年筆の書きやすさについては、コクヨ・ソフトリングの用紙はリヒトラブに比べるとペン先に微妙に抵抗を感じる。これは双方を交互に比較しないと分からないような微妙な違いなので、使い始めるとすぐに慣れにより解消した。

方眼罫が薄いブルー色から薄いグレー色へ

リヒトラブでは方眼罫の色は薄いブルーの用紙を使っていたが、コクヨ・ソフトリングの方眼罫の色は薄いグレーだった。方眼罫の色は薄いグレー色の方が万年筆インクのブルー色が際立つようになった。

日付記入欄が無しから有りへ

リヒトラブでは用紙の全面が方眼罫だったが、コクヨ・ソフトリングは一般的なノートと同様に上下に余白があり、各ページの右肩に日付記入欄が設けてある。メモを書き始める前には日付を必ず書くようにしているので、コクヨの用紙のフォーマットは嬉しい。

ランニングコスト

ノートを使い終わると、リヒトラブは表紙とリングはそのまま流用して用紙だけを交換する方式である。コクヨ・ソフトリングは新しいノートを使う。一般的には用紙を交換するリヒトラブの方がランニングコストは安くなるだろうと考えてしまうが、意外なことにコクヨ・ソフトリングのランニングコストはリヒトラブのほぼ半額となる。

具体的には、リヒトラブの交換用紙は30枚が163円(@ヨドバシ.com)。用紙は裏写りするので片面しか使っていない。1ページ当たり5.4円である。コクヨ・ソフトリングは70枚入りで392円(@ヨドバシ.com)。用紙は裏写りしないので両面使える。1ページ当たり2.8円となる。

おわりに

道具は使ってみないと自分に合っているか分からない。道具と向き合い自分と向き合うことで自分の好みを知ることができる。また自分の好みは時間の経過とともに変わっていく。常に自分に合った道具に見直していくことが大切である。

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