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一輪車に挑戦してみよう

はじめに

ゼロベースランニングというランニング手法を習得したいと思っている。このランニングフォームが一輪車のペダルを漕いで進んでいるフォームに似ているように感じた。そしてゼロベースランニングと一輪車の共通点は「重力」を意識すること。ゼロベースランニングと一輪車を並行して練習すれば、習得に相乗効果があるのではないかと考えた。

ゼロベースランニング

先月、『ゼロベースランニング』という本を図書館で借りて読み始めたところ、このランニング手法に興味がわいた。じっくりと習得したいと考え、本を購入した。ゼロベースランニングは、筋力に頼らずに「重力を上手に活用する」走り方である。筋力に頼らないので疲れにくくケガもしにくいという身体にやさしい走り方。これまでずっと、ランニングは腕をしっかりと振って地面を蹴って前に進むものと思っていた。世の中に普及しているランニングの常識と真逆なことが多く書かれており衝撃を受けた。

筆者は裸足フルマラソンの初代日本記録保持者である。自分も約10年前に裸足ランニングに興味がわき、裸足を約1年経験後サンダルで走るようになったが、走り方はカカト着地からつま先着地になった以外、ランニングフォームはシューズの時から変わっていない。ゼロベースランニングを習得して走り方を根本的に見直したい。

一輪車

現在、『しゃがむ力』という本を読んでいる。人間が滑らかな動作するためには深部感覚を使って「重力を正しく受ける」ことが必要であると説いている。この本の中に「すぐに一輪車に乗れる人、乗れない人」という節がある。一輪車もしゃがむ動作と同じく深部感覚を使って「重力を正しく受ける」ことが必要とのことだ。ゼロベースランニングと同じ方向性を感じた。

筆者も一輪車に挑戦しており、乗れるようになるまで半年かかったと書いている。子供たちは身体のコントロールに必要な深部感覚を持っているので一輪車にすぐに乗れるようになるが、大人たちは便利になりすぎた日常生活を長く送ってきたことで深部感覚が退化しており、取り戻すのに時間がかかるらしい。

20年以上も昔のことになるが、自分の二人の娘が小学生の頃に一輪車の練習に付き添ったことを思い出した。当時はサーカスのようなことに挑戦する娘たちに感心した。一輪車はサーカスの道具か小学生の遊具だと思っていた。

一輪車に挑戦しよう。

まさかこの歳になって一輪車に挑戦しようという気持ちが起こったことに驚く。ゼロベースランニングと一輪車に共通点を感じことで一輪車にも興味が出てきた。

行動を起こす

一輪車は中古品を入手した。おおまかに分解してから洗浄して組み立て直した。

その後、点検と調整を行なった。

  • 各部の外観を点検(バネ座金の交換)

  • スポークの張りの点検

  • 車輪の回転、振れの点検と調整

  • タイヤの空気圧の調整

  • サドル高さの調整

そして、『一輪車パーフェクトブック』という本を図書館で借りた。本文は全ての漢字にふりがな(ルビ)が付いているので児童書だった。

おわりに

『しゃがむ力』の筆者は一輪車に半年で乗れるようになったと書いているが、驚いたのは挫折しないで半年も続けられた忍耐力。自分は乗れるようになるまで練習を続けられるだろうか。それでも一輪車が乗れるようになったら楽しいだろうなぁ。シニアの健康器具としての可能性にも賭けたい。

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