
【FOAMSTARS】ちょっと詳しいキャラクター紹介②
●はじめに
スクエニとトイロジックが贈る泡パーティシューター「フォームスターズ」。
皆さん楽しんでいらっしゃいますか?
前回の記事では初期実装されたソア、アギト、トニック、ジェッター、グウィン、エンダーの6人について詳しい紹介をしました。
今回はマスター、メルティ、Mr.ボンバヘッド、クロエ、メーネル、バブロと追加されていったキャラクターについて詳しいエピソードやバックグラウンドを紹介していこうかと思います。
前回の記事はこちら↓です。
※ストーリーミッションのネタバレを含みますがエンディングについては記述をしていません。
(良かったらプレイしてお確かめ下さい)
※全体的に情報が少ない為、「DIAMOND JAM」(以下シーズン8)までに判明した情報までまとめています。
※一部明確な情報提示が作中に無い為、筆者の想像が入ります。
※間違いや抜けている情報があった場合、教えて頂けると嬉しいです。
ザ・マスター

フォームガン:コーヒーブレイカー
(ロングホースタイプ)
シャボンモンスター:トラジャ
英名:The Baristador(ザ・バリスタドール)
ジェントルな包容力あるカフェバーの『マスター』
いつも冷静で包容力あるカフェバーのマスター。
時折ただのマスターとは思えない雰囲気を醸し出す、謎多き紳士。
フィールドをコントロールしつつ、遠距離から冷静に相手を追い詰める戦い方が得意。
(公式サイトの紹介文より)
プレイヤーが滞在するミリオンスター・ホテル最上階にある「マスターズ・ラウンジ」のオーナー。
礼節あるかしこまった口調に常に落ち着き払い物腰柔らか、だがどこかミステリアスな雰囲気のある壮年の紳士。その発言は酸いも甘いも噛み分けた含蓄深い物が多いが、時々ジョークを飛ばすお茶目な一面も。
多くの要人やVIP、セレブも利用するホテルのラウンジでマスターをしている事もあり情報通なのだろうが、作中プレイヤーに教えてくれる情報は「Mr.ボンバヘッドのボンバヘコレクションは300を越える」や「メーネルは…かわいい」といった差し当たりの無いものだけ…なのは、もしかしたらマスター的な配慮なのかもしれない。
マスターズ・ラウンジのカウンターには多数のポットにサイフォン、コーヒー豆の収納されたケースにソーサー&カップも並んでおり、英名「The Baristador(※1)」とある様に専門はコーヒーの様子。
一方、彼が立っているカウンターと一つ壁を隔てた隣のカウンターにはワインやシャンパンといったアルコール類も並んでいるので、提供する品によりカウンターを分けている様だ。もしかしたらプレイヤーがいない時はバーのマスターをしている時もあるのかもしれない。(確かにコーヒーもワインも香りを楽しみたい飲み物なので、隔てられていた方がお互いに良いだろう)
ちなみにカスタマイズ画面で5分ばかし無操作状態でいるとマスターが話しかけてくれたり独り言を聞けたりするのだが、その際コーヒーのコクが若干足りないので抽出温度を0.4度下げようと試行錯誤していたり、手製のアップルパイの焼き上がりを確認していたりと、彼のコーヒーへの情熱と訪れるゲストをもてなす為のこだわりを知る事ができる。
余談だが、このキッチンタイマーが猫の鳴き声である事、過去イラストで猫を撫でていたり、彼の相棒シャボンモンスター「トラジャ」も猫である事などから猫好きなのでは?と推測されている。
彼については謎が多いが、ストーリーミッションやスキンからバスベガスの影の守護者「Mr.ベガス」その人だと考えられていたが、X公式アカウントにてMr.ベガスのデザインイラストの公開と共にマスター=Mr.ベガスと明言された。
ゲーム中で使われている様子は無いが、あのコスチュームはいざという時に「街を掃除」できる様、全身に様々なガジェットが仕込まれているらしい。(唯一分かるのがラテアート・ロイヤルのレーザー発射装置だろうか)モデルはヴァン・ヘルシングとのこと。
Mr.ベガスとは古くよりバスベガスで噂されている謂わば都市伝説的な存在であり
「100年以上前から存在している」
「5兆ドルの資産を持っている」
「小指で国家を動かせる程の強力な権力者」
「街に危機が訪れた際に暗躍し救済導く救世主」
「不老不死」
「天才的なピアニスト」
などなど、多数の噂はあるもののいずれも真相は不明である。
ちなみに、EDで解禁されるイラストではラウンジに集まったお客とフォームスター達にマスターがピアノ演奏を披露しているので、ピアノを嗜んでいるのは確かな様子。
また「泡に包まれていた強盗犯3人がバスベガス市警前に放置されていた」というニュースにて、犯人達の近くに「街を少し掃除しておいた、あとはよろしく頼む」と美しい字で書かれた手紙が添えられており、この強盗を捕縛したのはMr.ベガスではないかと噂されている。というか十中八九そうだろう。
グウィンの師匠であるトド師匠とは旧知の仲であり、かつてお互い背中を預け戦った古き戦友とのこと。当然だがこのエピソードの詳細は不明である、エピソード・トドの実装が待たれる。
そんなMr.ベガスに対し、インタビューで彼の事を尋ねられた際のマスターは「特筆すべき人物でもない。この街に住み、この街を愛し、自分するべき事をやっているに過ぎないただの人物」と、謙虚とも達観しているとも受け止められる言葉を残している。
Mr.ベガスは全フォームスターのストーリーミッション最後に必ず登場する。是非ご覧ください。
だがMr.ベガス以前に、そもそも彼は人間なのか?という疑問がプレイヤー間でも上がっている。
彼の過去を示すイラストが明らかに西部開拓時代の物であったり(モデルであろうラスベガスの街の始まりは西部開拓時代の末期)、スキン「VAMPIRE(ヴァンパイア、モデルはドラキュラ伯爵)」でスーパースタースキルを使用した際の特殊ボイスが「私は時の海を越えて、貴方を探しに来た」という意味深な物なのである。
またハッピー・バス・サバイバルのステージ「GHOULISH GLIDE GRAVEYARD(グーリッシュ・グライド・グレイヴヤード。通称:お化け屋敷)」の壁面に飾られている絵画がこのヴァンパイアのマスターにそっくりだったりする…のは偶然だろうか。(余談だが、この絵画は時間経過で無表情の紳士からほくそ笑むヴァンパイアに変わる。他の絵も色々変わるのでお楽しみ下さい。)
散りばめられている情報は多いが、あくまで推測の域を脱しない(決定打が無い)所がにくい…というよりマスターらしい、と言うべきかもしれない。(※2)
マスターが何故フォームスターズ・グロリアスパーティ(以下、FSGP)に参加しているか、明確な目的は語られていない。
筆者はその時代を牽引してゆくにふさわしい若者の発掘と支援、そしてマスター自身がその時代に生きる人々の輝きに触れ、彼なりの「生」を実感する為ではなかろうか、と考えている。
そんなマスターがインタビューに応えているラジオ「密着取材!エクセレントプロフェッション」で彼は「これから未来を担う若者に向けて」という名目でメッセージを寄せているが、若者に限らず働く大人にも今を生きる全ての人々をも励ます様な素晴らしいメッセージなので、機会があったら是非耳を傾けてみてほしい。
余談だが、シーズン8に追加された特殊チルボイスにより
・他フォームスターを基本敬称付きで呼ぶマスターがバブロだけ呼び捨てにしている。
・彼はクロエの父親を尊敬している。
といった事が判明している。
(筆者はMr.ベガスであるマスターがバブロをフォームスマッシュ選手に引き抜いたか、孤児だった彼ら兄妹の後見人になったのではなかろうか…と考えている。
クロエに関しては情報が少なすぎるが、年代的に彼女の父はバスベガス発展期の美術方面での施設構築に貢献した。または同じく怪盗で美しさを求める生き方を貫いていた故に尊敬していたら面白い、と勝手に想像している)
※1…BaristadorはBarista(バリスタ)+dor(スペイン語接尾辞で「行為者」の意を表す語尾)で、日本語名の「『ザ』・マスター」と同じく、役職を強調する言い方にしたかったのではなかろうか、と筆者は考えている。
※2…100年以上前から存在が噂されるMr.ベガス(マスター)について、筆者は別記事で考察を書いております、気に止まり読んでいただけたら幸いです。
メルティ

フォームガン:ハートフルデリバリー
(ホーミングランチャータイプ)
シャボンモンスター:キャンディ
英名:MelT(メルティ)
天真爛漫でキュートなアイスクリームショップの『看板娘』
バスベガスで人気のアイスクリームショップ
「メルティーズ」の看板娘で、その実自らも社長を務める経営者。
アイスの宣伝の為にフォームスマッシュに参戦した。
戦いながら、アイスの宣伝も忘れないちゃっかり者。
(公式サイトの紹介文より)
アイスクリームチェーン店「メルティーズ」のCEO。会社の経営だけに限らずアイスの開発や店頭での販売まで、メルティーズの運営すべてに携わっている。
FSGPへの参戦は当初アイス(会社)の宣伝目的だったものの、今ではすっかり競技そのものが大好きで楽しんでいる様子。
とはいえ、当初の目的を忘れた訳では無いので彼女は試合中はよくメルティーズのCMソングを口ずさみ、試合に勝利した際はアイス全種2割引セールを始めることも。尚自身がチルされても「負けても美味しいメルティーズ!」「半額キャンペーン、やってるよー!」など独特な断末魔と共に散る、商魂逞しい。
彼女がここまでアイスクリームとその販売にこだわるのにも理由がある。
ラジオドラマ通りであるならば、メルティはバスベガスから遠く離れたスウィートヒルという田舎町で生まれ、アイスクリームスタンドを経営する祖父母の元で手伝いをしながら育った。
スウィートヒルはかつてバブルエナジーの採掘で栄えた街であったが、バブルエナジーが枯渇して以来すっかり過疎化を辿る一方であり、メルティは祖母と一緒に祖父の形見でもあるアイススタンドの運営を手伝いながら、活気も人も消えてゆく街の現状を幼いながら理解し憂いていた。
このままでは大好きなスウィートヒルから人がいなくなってしまう。大切なおばあちゃんのアイスクリームを食べる人がいなくなってしまう。ずっとおばあちゃんと一緒にお店を続けたい、という約束が果たせなくなってしまう!
そうしてメルティはスウィートヒルと祖母のアイスを知って貰う為に「メルティーズ」を設立(正式名称はメルティーズ・アイスクリーム・ファクトリー)、アイスを売り込むべくバスベガスへとやってきた。
余談だが、メルティーズ会議中のイラストにて、メルティの頭にアイスが付いている様にメルティーズ社員達もアイスやスイーツの被り物や頭飾りを身につけている。彼らの好きな物を表現したアイテムなのか、キャンペーン用装飾の試着か、制服なのか、詳細は不明である。
見た目通り天真爛漫で人からの賛辞に無邪気に喜ぶあどけない少女だが、会社経営者なのもありしっかり者で礼儀正しい。商売上手よりもビジネスに対しタフ、というのが筆者の印象だ。
メルティはパーティシティ・バスベガスだからこそ可能とも言える破天荒かつ彼女らしい遊び心ある施策も積極的に行っている。作中ではドラム缶サイズ(※3)のアイスを販売したり、ピッツァ・スモールワールドとのコラボでペパロニピザ味のアイス「クール・ペパロニ味」を販売(このアイスはメルティーズではなくピッツァ・スモールワールドでの限定発売品)。
「メルティーズ替え歌キャンペーン」なる施策の一環では「ひらめき!ニューフレーバーコンテスト」を開催しお客さんから新しいフレーバーを募ったり、ボンバヘッド味(?)のアイスを販売したり、来店で肩もみサービスを行った事もある。
また店舗が繁盛し過ぎアイスが在庫切れの危機に陥った際「ジェッターの何でも110番」に応援(運搬のバイト依頼)の電話をかけた事もあるのだが、その際の報酬も「アイス一年分を90%オフで提供、かつ分割払いの手数料はメルティ持ち」という、お得ではあるが大量のアイス購入権だった。
だが守銭奴という訳では無く、店先でメーネルに「無視できない美味しさだったのですぅー!」と褒められた喜びでアイスを無料で提供している。言うなればアイスファーストなのである。
ストーリーミッションでは全てのフォームスター達に(スーパースタースキルのチュートリアルを兼ねている為)応援でエナジーアイスクリームの提供をしている。
その際、ケイオス・エンダーからは「貴様はアイスの押し売りが過ぎる」と言われた事から、メルティは割と頻繁にフォームスター達にアイスの提供(という投資と宣伝)をしているのかもしれない。
またアギトのストーリーミッションにて彼が出場する予定だったeスポーツ大会、もしくは大会を実況中継する筈だった番組のスポンサーをしている事も判明している。
その営業の甲斐あり、メルティーズはバスベガスで人気のアイスクリームショップとなり、市内にも複数の支店を持っている様に見受けられる。ゲームルール「ジャックポット・スクランブル」では商業エリア(ミリオンスター・ホテルを正面に見据えて左側のエリア)にあるジャックポット・スクエア店の近くに行くことが可能だ。
ちなみにメルティは自伝も執筆しており、出版記念トークイベントを店舗で実地した所2キロの渋滞が起きる程に大盛況だった模様。
また実店舗だけでなく自動車型のアイスワゴンでの移動販売も行っている。…ので、メルティは運転免許が取得可能な年齢なのではなかろうか…と筆者は考えていたが、X公式アカウントにてスキン「SCHOOL UNIFOAM(スクールユニフォーム)」のデザイン画公開と共にこのスキンが彼女の登校時の制服姿、つまりメルティは学生である事も判明した。(米国では高校生以上なら自動車免許取得可能)
彼女はメルティーズを成功させる為に「今日ももっともーっと頑張らなくちゃ」と努力を重ねてきた。その一方で、祖母の手伝いを優先してきた為、同年代の子供たちと一緒に遊んで過ごすといった子供らしい幼少期はあまり送れなかった模様。(メルティ自身が望んだ事とはいえ、祖母はかなり気にかけていた様子。またメルティの両親については今の所情報は無い。)
そして祖母の為に奮起しアイスクリーム企業として成功した故の多忙さから、なかなかスウィートヒルの祖母の元に帰省する時間が取れない事にジレンマと不安を抱えている事をソア・マイボイスで相談している。
その相談の後、中々会いに行けなくともメルティがどれだけ故郷や家族である祖母を大事に思っているか、今のメルティの姿を見たらちゃんと伝わる、メルティの心はおばあちゃん届いてるよ、とソアに励まされ、彼女は改めて仕事に励むのであった。
ちなみに、おばあちゃんのアイスクリームが大好きなので一日一キロは食べてしまうらしい。
…が、これはただ大好物なだけでなく、メルティもまたソアと同じく社長・学生・フォームスマッシュ選手と日々ハードなスケジュールをこなしている故のエネルギー補給ではなかろうか…と筆者は感じている。
余談だが、シーズン8より追加された特殊チルボイスにより、南極(グウィンの実家)向けにアイスの通販を始める事が判明した。タフすぎる。
※3…業界的にドラム缶は18L〜200Lで作られている物を指すらしい。よく見るドラム缶風呂などに使われるサイズは200L…でなかったとしても、最小値約20Lだって充分大きい。
Mr.ボンバヘッド

フォームガン:ボンバイズレジェンド
(ロケットランチャータイプ)
シャボンモンスター:チャンプ
英名:Coiff Guy(コイフ・ガイ)
"自称"伝説のプロレスチャンピオン
HAPPY FRIYAY PARTY のメインMC。
伝説のレスラーと自ら触れ込み「フォームスマッシュ」に参戦した。
バスベガス随一のお調子者。
プロレスで培った(?)パワーとフィジカルを活かして豪快に戦う。
(公式サイトの紹介文より)
自称・伝説のレスラーなアフロの大男。シーズン2「GUHROOVY DISCO(グルーヴィー・ディスコ)」からプレイアブル化した最初の追加キャラである。
「バスベガス随一のお調子者」の呼び名に相応しく常にハイテンションで騒がしい体格も声も頭のボンバヘッもでかい生粋のパリピ。いわばバスベガスのお祭り男。
元プロレスラー…とのことなのだが、アギトと違い作中彼の過去に関する情報は全く出てこない。またゲーム中にも「誰だって最初は本物じゃねぇ、勝ち取るんだ!」と意味深な発言をしており、虚実が掴めない謎多きパリピである。
(とはいえ本作はゲーム上に出てきていないだけで作られている設定は多数存在している事例がいくつかある為に何とも判断しにくい。)
スキル「ボンバホッパー」使用時「借金取りから逃げる技だ!」という台詞があり、別シーンでも借金まみれである事が判明している。でもめげない、しょげない、弾けるのをやめない。
どうやらソアの大ファンらしく、シーズン8で追加された特殊チルボイスでは「アッ!ソアちゃんッ!後でサインくださーい!」と彼女にサインをねだっていたり、MVP獲得時は「ソアちゃんッ!見てくれてる!?」と名指しでアピールしてくる。(筆者はソアのチルボイス「皆、見てくれてるー?」に掛けていると考えている。)
余談だが、ここのボンバヘッドの声がかなり高く聞き取りにくかった&負けた時に実家に帰る事を示唆するのもあり、多数のプレイヤーが「母ちゃんッ!見てくれてる!?」だと勘違いをしていた。
一方でエモート「考え中」を行うと何故かクロエの姿が出てくる事がある。ゲーム中で2人の関係性が直接描かれているシーンはほぼ無いのだが、思い当たるシーンは
・海のイラストでは2人が隣同士で描かれているので面識はある。
・シーズン3予告トレーラーにて「プロポーズ」エモート中のボンバヘッドが「スウィング」スライドキックエモートのクロエに吹っ飛ばされている(「プロポーズ」エモートはこのシーズン未実装)
くらいだろうか…。
ちなみに双方特殊チルボイスもシーズン8時点まだ存在していない。続報が待たれる。
見た目通り我が強い性格で、多少のことではへこたれないタフガイ。自身の髪「ボンバヘッド」に対するこだわり、謂わばボンバヘ魂が熱すぎるあまりトラブルメーカーになってしまう事もしばしば…というか、作中ではかなりトラブルに巻き込まれている。
トニックのストーリーミッションにて「あったかボンバヘッド」というボンバヘッドを発注した際、それに触発されたトニックが作った様々なボンバヘッド(試作品)が軒先で日干しされていたので勝手に身に着けてえらい目に会う。その行いに対し「道端にボンバヘッが落ちていたら俺様の物だと思うだろうが!」と弁明、どういう事なの。
また「トニックの子供相談室」にも「ソア・マイボイス」にもボンバヘッの事で相談の電話を掛けている。だが、前者ルール違反なので相談前にトニックが電話を切り、後者は相談する前にケイオス・エンダーに通信を乗っ取られ、結局相談には至っていない。ちなみに、その際ソアのマネージャであるララから「ラジオネーム・もこもこボンバくん48歳」と紹介されており、唯一フォームスターの中で年齢が判明しているキャラでもある。
どういう仕組みか不明だがリロード時に替えのマガジンを自身のボンバヘッドの中から取り出している。ボンバヘッド曰く「無くし物はよくボンバヘッの中から出てくる」らしい。無くし物ではないがペットのハツカネズミが失踪し、探しに探した結果ボンバヘの中で大家族を作っていた事があるとの事。恐らくバスベガス中でも彼だけしか経験者のいない事例ではなかろうか…。そんな彼は意外にも毎朝小鳥の鳴き声で目を覚ます…何故なら、ボンバヘを巣にされているから…。
余談だが、これらの出来事をスライド乗り降り中にプレイヤーに教えてくれる際、彼は声のトーンを落としイケボシリアスに語ってくれる。何故。
マスターの調べでは彼のボンバヘコレクションは300を超えるらしい。なのでスキンイラストでもオーソドックス星柄以外にも花柄や無地(?)の物も確認されている。…が、Mr.ボンバヘッド自身は「このボンバヘッは100%地毛」と言い張っている。ちなみに、水場があるマップにて落水するとボンバヘッドだけが水面に浮かび上がる。(※4)
また彼のスーパースタースキル「バスト・ア・ムーヴ」はミラーボールの光を浴びた者の意思に関わらず勝手に踊らせる、という物で多くのフォームスターを困惑させている。アギトはチート技と表現し、トニックはどういう仕組みか分解させてと頼み、ジェッターはヒーロー大図鑑にも載って無い技と慌て、あのエンダーすら踊る事を拒めず、マスターにとってさえ未知の力なのだ。(ちなみに「スライドキックで正気に戻せる」とゲーム内のtips紹介されている。やっぱり正気じゃ無いんですね、あの状況。)
そんな彼のFSGPへの参戦理由は非常にシンプルで「勝って、金持ちになって、モテる」という、このゲームでは珍しく俗物的である。(そんな夢も夢である事は変わりないのだ。)
色々とお騒がせな人物だが、イベントなどその場を盛り上げる能力はとても優れており、一人で始めたボンバヘッド祭りはたった3年で参加者一名から三百人に増加させ、恐らく街の中心にある大通りバスベガスセンターストリートを使用し、ニュースに放送される知名度にまで上がっている。
また不定期だが日本時間の金曜日に週末始まりを祝う「HAPPY FRIYAY PARTY(ハッピー・フライイェイ・パーティ)」なる船上パーティ(ゲーム的には新規追加キャラのお披露目&テストプレイ)も開催。豪華客船「グランバスベガス号」を貸し切り、アシスタント(?)のメカボンバヘッド(??)を引き連れ、ナイトクルーズすると共にMC兼DJとしてパーティを盛り上げている。
途中自身のフォームガンによく似たロッドを取り出し「ビビリィ・バブリィ・ボンバヘーッ!」と呪文を唱えればあら不思議、なんと参加者全員がゲストと同じ姿になってしまうのだ。バスト・ア・ムーブといいどういう力なんだホント。
そして終盤にグランバスベガス号を飛行(フライング)モードに移行させ空を飛びフェスティバブルゲートの上(クラブ会場風にセッティングされている)でド派手に泡散らかす。…正直借金まみれの原因はこれなのでは…と筆者は困惑を隠せないでいる。
余談だがシーズン6の時に開催されたバブロ参戦時のパーティでは自身が投げたシャンパンと時間差で激突しエンディングで爆発四散していた。
彼と共にいるメカボンバヘッドはなんとX公式アカウントにてスキンのデザイン画公開と共にストーリーが明かされた。
『ある日玄関のチャイムが鳴りボンバヘッドが家のドアを開けると、そこに立っていた謎の人型メカ。
他人とは思えずそれ以来一緒に住んでいる。いろいろと「ボンバ様」をほめるよう情報インプットしているが、まだその効果は得られていない。』
あまりに突拍子もない出会い、製作者も彼がボンバヘ宅にきた理由も不明のまま、謎が謎を呼ぶ結果となった。なんやあのメカ…。
※4…リリース当初ボンバヘッドが浮かび上がる方がバグに近かったのだが、後のアップデートで正式に「ボンバヘッドだけ水に浮かんでくる」仕様になった。
クロエ

フォームガン:プリパラビュレ
(スピアータイプ)
シャボンモンスター:シエル
英名:Chloe Noir(クロエ・ノワール)
"美しさ"を求める美術館オーナー
バスベガスの美術館「FOAM OF FAME」の館長。
戦いの中でしか感じる事の出来ない美を求めて「フォームスマッシュ」に参戦した。
その美しさの陰に別の顔を持つと噂される事もあるがその真相謎に包まれている。
狙った物を的確に射抜く優れた瞳を持ち、夜空を華麗に舞いながら欲しいものを奪い去る。
(公式サイトの紹介文より)
バスベガス最大の美術館「FOAM OF FAME(フォーム・オブ・フェーム)」の館長を務めるミステリアスな女性。
シーズン3「Mysterious Swing(ミステリアス・スウィング)」からプレイアブル化した2人目の追加キャラである。
大人の女性らしく常に落ち着き払い、気品さと妖艶さを兼ね備えている淑女。
美しい物が好き、とのことだが、その対象は美術品や宝飾品に限らず音楽や人の生き様までと幅広い。そのため美を追い求めるクロエ自身容姿も所作も戦い方も美しい。ファビュラス。
FSGPに参戦した理由も「美を求めて」との事で、クロエ曰く「楽しくて、真剣で、幸せで…フォームスマッシュは美の瞬間に溢れてる」為らしい。勝利の瞬間、華麗なテクニック…そういった美しさを感じるとゾクゾクする、とのこと。美に触れる瞬間が彼女にとって最高の快感であり、生の実感ではなかろうか…と筆者は考えている。
ちなみに普段は非常に上品な振る舞いをしているが、フォームスマッシュ中は彼女なりに弾けているか、実はこっちの方が本質なのか、言い回しが大分妖艶かつ蠱惑的になる。相手をチルして「これが美よ!」と高々に声を上げたり、フォームドアップされて「後が無くて最高ね」と皮肉げに呟いたり、試合中は彼女の2面性が隠しきれず表面化していて面白いと筆者は勝手に思っている。
「美しい物は必ず手に入れる、例えどんな手を使っても」という発言や、隠す気が全然無い公式サイトの紹介文から、確定情報は無いが彼女がバスベガスを騒がす女怪盗「レディ・ファントム」ではないかとプレイヤーの間では言われている。
作中ではラジュール美術館所蔵の宝石「美しき乙女の涙」、モンデール美術館に特別展示されていた名画「貴婦人の微笑み」が彼女によって盗まれている事がニュースなどで判明している。
事前に予告状を出してから目標を盗むというスタイルには『あえて盗みの難易度を上げて、しっかり守られた物をスマートに盗む』という、盗み出す物だけでなくその過程(怪盗としての活動そのもの)に美しさを感じている為ではなかろうか…と筆者は考えている。
また「貴婦人の微笑み」を盗み出す際にレディ・ファントムは警察関係者になりすます事で防衛網を突破し絵を盗んだとされており、それにちなんでかクロエの初期特殊スキンにも警察官がある。
ちなみに「レディ・ファントム」は彼女が自ら名乗っている怪盗名ではなく、バスベガス警察署のバンデル署長が勝手に命名したものである。名画が盗まれた際に一緒にバンデル署長の心も(意図せず)奪われてしまったらしい。彼女はとんでもない物を盗んでいきました。
余談だが、英名「Chloe Noir」から彼女はフランス出身(フランス系アメリカ人)と思われ、故にモチーフがアルセーヌ・ルパンだったら面白い、と筆者は勝手に思っている。
独自に綿密な情報網を持っているらしく、ストーリーミッションでは(通信を遮断していたケイオス・エンダーを除き)各フォームスター達にストーリーミッションの根源であるダークメーネルが誕生した原因を探り伝えてくれる、所謂「お助けキャラ」的な役周りをしている。
…のだが、後々各ストーリーミッションでメーネルのダークメーネル化の原因を知ると、あまりに限定的というか常人では知る術も検討つかないプライベートかつ瞬間的な出来事も割とある…というか殆どそうだったりする為、一体どこから仕入れてきたんだ…と筆者は困惑している。
X公式アカウントで水着スキンのデザインが公開された際、彼女は「Li DesignWorks」というブランドを愛用している事が判明している。(サイネージ広告以外にもアイコンやバナーにもある)ちなみにあの水着一着で(オーダメイド品とはいえ)船が一隻買える価格らしいので、クロエは相当な資産家な様だ。
(もしや「考え中」エモートでMr.ボンバヘッドが彼女を思い浮かべるのは彼女が憧れのセレブ的な意味もあったのだろうか…)
本編から少し話題がそれるが「FOAM OF FAME」は名前からもバスベガス公立の美術館ではなく個人か会社の美術館である事が伺え、クロエが館長であるのを見るに個人の博物館である可能性が高そうだ。
勿論美術館である以上、所蔵物の研究、修復、保護なども行っているのだろうが、クロエの立場は美術館の館長(キュレーター)というとよりギャラリーのオーナーに近いのかもしれないと筆者は勝手に思っている。
ちなみに、彼女のフォームガンである傘は『彼女を愛した人物からの贈り物』らしくクロエにとっては宝物とのこと。だが、その人物が誰なのかなど不明のままヒントも無い。
筆者的に一番謎多きフォームスターである。
なので確定で書ける項目が少なすぎます、もっと情報下さい。
メーネル

フォームガン:モコリン&モコゾウ
(モコモコタイプ)
シャボンモンスター:モッコ
英名:Ramzey(ラムズィー)
羊の国からやってきた 謎のバブル生命体
眠るとダークメーネルになってしまう困った体質でかつてバスベガスの街中をアワアワさせた。
無事にいつも通りのメーネルに戻ってからはニンゲンの世界に興味持ち「フォームスマッシュ楽しそうですぅ〜!」という気持ちからFSGPに参戦を決めた。
羊のシャボンモンスターたちを従えピョンピョン跳ねながら接近してアワアワにする。
(公式サイトの紹介文より)
眠ってしまうとダークメーネルという別人格(?)に切り替わってしまう羊の獣人型シャボンモンスター。(日本語版は一人称が「メー」であり、声優さんも男女どちらとも取れる演技をしているため性別不詳である)
シーズン5「WHIP HOP(ウィップ・ホップ)」からプレイアブル化した3人目の追加キャラである。
ダークメーネル化したメーネルは非常に攻撃的になり、多くのシャボンモンスター達を従えまずはバスベガス郊外バブリスキー地区にあったバブルエナジーの貯蔵庫「エナジーコア」を襲撃し爆破。そのままバスベガスに点在する複数のエナジーコアの襲撃を目論むも、フォームスター達に阻止され、数回のフォームドアップ&チルを経ていつもの白いメーネルに戻った。
ちなみにダークメーネル化している時の記憶は殆ど残っていないらしく、戻ってから自身が起こした騒動と顛末にあわあわしながらすぐさま謝った。そんな素直さや自分が作ってしまったクレーターをシャボンモンスター達と共に地道に埋めている姿もあってか、あんな大事件の後でもバスベガス市民からは「可愛いから許す」という声が上がっている。
だが、どうして眠ったら人格も身体の色も変わってしまうのか、何故シャボンモンスターの群れを操れるのか、何故バブルエナジーの詰まったエナジーコアを破壊しようとしたのか、そもそも何なんだ羊の国って。…など真相は未だ謎のままである、ストーリーの追加を座して待とう。
元のメーネル自体はとても純粋無垢で好奇心旺盛な性格をしている。また羊らしく(?)「パーティなんだから寝ちゃダメェ〜」や「ウェルカメェ~!」など鳴き声にちなんだ掛け言葉も多い。
振る舞いや母羊に心配されている様子からまだまだ子供(幼体)だと思われるが、マスターが淹れた眠気覚ましのコーヒーを苦いといいつつと我慢して飲んだり、試合に勝って「メーはもう大人だもんメェ~」と背伸びしたり、ちょっぴり大人びたいお年頃なのかもしれない。
ちなみにメーネルとよくおしゃべりしているパペット羊(?)の内、右手のおっとりした口調の方がモコリン(天使)、左手のすごく口が悪い方がモコゾウ(悪魔)である。
彼らはそれぞれメーネルと会話しているため個体として確立しているらしいのだが、散歩中ゲームセンターを認識できなかったメーネルに対しモコゾウが「何で俺が知っててお前が知らねぇんだ」と発言している事などから、別個体というより同一個体の中の別人格に近いのかもしれない。
メーネル曰く、パァパとマァマから『絶対寝ちゃだめだメェ~、寝たら心が黒く染メェ~上がるメェ~』と言いつけられている為、眠らないよう日々様々な場所に散歩に出向いている。その様子を「モコリン・モコゾウと行くメーネルのバスベガス散歩」と銘打ってラジオで流す事も。
そのお散歩でメルティーズへ行った際はモコゾウに「虫が入ってたとクレームを付けてアイスを賠償してもらえ」とそそのかされそうなるも、メルティが悲しむ嘘は付けないと逆に「無視できない美味しさだった」と褒めてアイスをサービスして貰ったり。初めてのゲームセンターで丁度居合わせたアギトに対戦型格闘ゲームを誘われるも彼が忖度も手加減もできない性格故にフルボッコにされたり。偶然出会ったグウィンが道端で立ったまま眠っている姿を見て「立ったまま眠れる」事を知り即実践しダークメーネル化してしまったりしている。最後のは完全に放送事故である。
余談だが、最初書いた通りメーネル自体はシーズン4のフライイェイ・パーティでテストプレイが、シーズン5でプレイアブル化されたのだが、このラジオ自体はシーズン3で追加されていた。
故にテストプレイにて「モコリン・モコゾウ」がメーネルのフォームガン(パペット)であった事実が判明しプレイヤー達をざわつかせ、加えてリロード方法が「その場で2体を放り投げて背後から新しい彼らを取り出し装着する」という物で更にザワザワさせた。(シャボンモンスター自体がバブルエナジーで様々に身体の大きさや形状を変化させているので、あのリロード方法は理にかなっている言えば言える…のだが…)
ちなみに背中に背負っているツギハギのあるぬいぐるみの様な物は「枕くん」らしい。パペットのモコリン・モコゾウが喋るならば、枕くんや目覚ましくんにもキャラあるのかもしれない…。(余談だが、シーズン8追加されたエモート「バックフリップB」にて全員横寝する際に似た枕が使用されるが、こちらにはボタンの目が付いていない。)
また彼が被っている帽子のリボンはマァマことお母さん羊が結んでくれたものらしい。ちなみに、メーネルは獣人型故にそのまま人間と会話が成立するが、彼の母親は普通のシャボン羊らしく会話するにはトニック製作の羊語翻訳機必要である…ここも謎である。
眠るとダークメーネルなってしまうメーネルだが、追加ストーリーミッションにてMr.ボンバヘッドのボンバヘを枕して眠った所、何故かメーネルとMr.ボンバヘッドが合体し(?)ボンバヘを被ったダークボンバメーネルが爆誕した。(このボンバヘが置いてあったものか、Mr.ボンバヘッドが直接身につけていたかは不明)見た目はダークメーネルがボンバヘを被っただけの筈なのだが、ちゃんとMr.ボンバヘッドの声も重なって聞こえている為融合しているのが伺える、何故。
ちなみにダークボンバメーネルは街の破壊は目論まず、フォームスターのみんなと遊ぶべくシャボンモンスター達をけしかけている。大分Mr.ボンバヘッドのパリピ感に引っ張られた様だ。
このミッションはストーリーというよりアンコール公演に近いからか、だいぶキャラも声優陣も遊んで弾けている。
💡「なんか楽しそうだけどね!」
⚡️「どこかだ…こんなパーティ終わらせてやる!」
…最後まで是非お楽しみ下さい。
バブロ・エスプーマ

フォームガン:シューティングスター
(ガトリングタイプ)
シャボンモンスター:レオ
伝説のフォームスターチャンピオン
その場に現れるだけで観る者の気持ちまで盛り上げるFSGPを代表する伝説のフォームスターチャンピオン。
その華やかな見かけに反し貧しい少年時代を過ごしており、フォームスマッシュを始めたきっかけも病弱な家族の治療費のためだったと言われている。
クセのあるガトリング型のフォームガンでテクニカルかつ豪快に相手をチルしてゆく。
(公式サイト紹介文より)
現在のフォームスマッシュ界の頂点であるチャンピオンに君臨する青年。
シーズン7「GOLDEN BEATS(ゴールデン・ビーツ)」からプレイアブル化した4人目の追加キャラである。
剛毅直諒ながら太陽の様な明るさと、どんな人にも分け隔てなく接する気さくな人柄、かつワイルドなルックスに圧倒的な強さとカリスマ性で人々を惹きつけるムードメーカー。フォームスマッシュ、しいてはバスベガスの象徴とも言える人物。
スペイン語の名前や生い立ち、服装がルチャ・リブレ風な事から彼はメキシコ出身(若しくはヒスパニック)ではなかろうか、と筆者は勝手に思っている。
「俺がクライマックスだ!」の決め台詞や「勝っても負けても、楽しんだもの勝ちだ!」という台詞に一瞬一瞬を全力で楽しみ、全力で弾け、全力で生きる彼の生き様が垣間見え、同時に「弾けない泡はない、弾けない人間はいない!」「一緒にいい夢見ようぜ」と自分の生き様に多くの人を惹き込むカリスマ性が伺える。
そんな彼の性質をケイオス・エンダーは
「常に弾けに弾けている」
「いつもの様に周りを巻き込む」
「考えずに弾けようとする」
などと分類している。
同じくエンダーはバブロの好きな飲み物はシュワシュワMAX、好きなお弁当はBIGBANG弁当と教えてくれ、またバブロが「考え中」のエモートをするとその2つに該当する画像も出てくる。
余談だが、ゲーム内でのイラストを見るに彼自身パーティで手料理を振る舞う(しかもフランベをする)くらい調理に慣れている様だ。
公式紹介文とラジオドラマ通りであるならば、幼き頃のバブロはバスベガスとは程遠い、シャボン玉も飛ばない貧民街で暮らしていた。日々の生活費を稼ぐ為に新聞販売(ニュースボーイ)をしていたが、大人から邪険に扱わる事は日常茶飯事だったらしくかなり治安の悪い地域だった様だ。それでも仕事終わりに買った一つのブリトーを一口分近所の野良猫ムーチョスに分け与えるあたり、彼の優しい性格が滲み出ている。
バブロは妹と二人暮らしだったが妹は病弱で中々家から出る事ができなかった。(※5)そんな彼女にバブロは毎日その日の出来事や街の様子を話していたが、
「仕事でお客が凄く喜んでくれた」
「もうすぐ給料が増えて病院に連れて行ける」
「今日も綺麗なバブルを飛ばしてい人がいた」
と、彼女を安心させるべく嘘を交える様になる。
だが、はじめは妹の為だった嘘も、いつしか自分が現実をから目を逸らす為の嘘となった。
自身の無力さや打開策を見出だせない現状に心苦しさを抱えながらも、いつか嘘を本当にしてみせる、飢渇に苦しむ今に生活から絶対抜け出してやる、と幼いながらも仄暗い執念にも近い不撓不屈の精神をラジオドラマでは垣間見せている。スラムのガキから王になれ。
普段の彼は朗らかで気さくな青年だが、フォームスマッシュでは相手のチルで更に強化し畳み掛ける、ある意味容赦ないラッシュ系スタイルになる部分にこの少年時代の精神が出ているような気がしなくもない。
公式紹介文から妹の治療費を稼ぐ為にフォームスマッシュを始めた事が伺えるものの、シャボン玉さえ飛ばない(フォームスマッシュに必要なバブルエナジーやエナジーフォームの供給が乏しいだろう)スラム街にいた彼がどこでフォームスマッシュを知ったのか、日々の食費もままならな中どうやってフォームガンやスライドボードを入手できたのか、どうやってバスベガスまたどり着いたのか、現在その来歴は明かされていない。
(が、シーズン8に追加された特殊チルボイスからマスターことMr.ベガスが関わっていそうだと筆者は考えている)
またラバーダックパーティステージ「SingSwingCircus(シング・スウィング・サーカス)」に彼の相棒シャボンモンスター「レオ」とよく似たシャボンライオンが描かれたポスターが飾ってある。(ポスター名も「Leo's Show」)
同一個体かどうか不明だが、もし同じだった場合彼はサーカス団の一員としてバスベガスにやってきた可能性があるかもしれない…と筆者は勝手に思っている。
フォームスターチャンピオンになった後も、その立場に甘んじる事も鼻にかける事も無く、多くの人々に対等に接している。一方的に自分を目の敵にしているエンダーやフォームスマッシュを始めたばかりでビギナーだった頃のアギトの挑戦も快く受け止めている様から、彼にとっては全てのフォームスマッシュ選手が良き仲間であり良きライバルであるからかもしれない。
余談だがフォームスターの中でも「ヒーロー」呼びしているジェッターと特に友好的かつ相性が良い様に筆者は感じる。バブロ自身がチャンピオンとして多くの人の目標や憧れとして存在している現状と彼の幼少期を思い返せば、愛する地元とそこに住む人々を手助けして親しまれているジェッターにより好感を抱くのは納得である。
有名人ながら潔白な性格もありスキャンダルとはほぼ無縁の生活を送っている様なのだが、チャンピオンという立場が自身の想像以上に影響を与えてしまう事も。
そのエピソードの一つが作中のニュース(BVN News)で流れる「ジュースの空き缶事件」である。
この事件はバブロが小児病院に慰問で訪れた際、彼が飲んだ「シュワシュワMAX」の空き缶を病院職員が勝手にネットオークションに出品し、それが250万ドル(1$=150円換算の場合、約3億7700万円)で落札されたという物だ。当然だが病院職員に対して市民からの非難が殺到し、熱くなったバブロファンが連日病院に詰め掛ける事態に。
その事に対し、バブロは自身のSNSで声明を発表。
「逆の立場なら俺もそうしたかもしれない。でも、できれば今回手に入れたお金は小児医療基金に寄付してもらえないか? その代わりと言っちゃなんだが、今度シュワシュワMAX1本奢るよ。」
「俺もチャンピオンとして注目を集める立場である自覚が足りなかった、騒がせてしまってすまない。」
とコメント。
彼の言葉に病院職員は250万ドルを寄付し、事件は一件落着となった。
貧民街育ちで病気の妹がいたバブロの過去を踏まえると納得の対応であるが、言い回しがかっこよすぎる。スキャンダルが一変、バブロの光のイケメンエピソードとなった。
ちなみに現在実装中のフォームスターの中でバブロのみスライドボード移動中に唯一観客の声援が入る様になっている。しかも
・観客達「B! U! B! L! O! We Love Bublo !!」
・「みんな考えんな!弾けろ!!」
→観客達「弾けろーーーーっ!」
・「良い子のみんな!弾けに弾けてんぜ!」
→子供たち「わーーーーっ!」
・「そこのばあちゃん!弾けに弾けてんぜ!」
→マダム達「ですねぇ〜!」
・「弾けに弾けてんぜ!大人も子供もおばあちゃんもな!」
→観客「わ〜〜〜〜っ!」
と、老若男女網羅した5パターンあり、彼のカリスマ性を全力感じられる豪華っぷりだ。
ここから少し筆者の勝手な考察になるのだが。
チーム戦もしくはペアでの戦いが基本のフォームスマッシュで何故彼が唯一のチャンピオンになったのか、詳しい経緯は作中でまだ語られていない。
ゲーム中のランクパーティのシステムと同じならば「チーム換算得点(チームランク)と個人換算の得点(ソロランク)で彼が総合優勝を果たしたから」と考えられる。
またゲーム冒頭のバスベガス紹介ムービーにて「バスベガスには彼がグランドスラムを達成した記念に黄金像が立っている」事が判明している為、FSGP内もしくは別地域含む複数のフォームスマッシュ大会で総合的に彼が一番良い成績を残している選手だからではなかろうか…と筆者は考えている。
ちなみにFSGP以外の他大会ではアギトのストーリーで彼が「サバイバルリーグ」というフォームスマッシュの試合(リーグ戦?)に出場しているのが判明している。
難しいかもしれないが、いつか期間限定イベントなどでも良いのでバスベガス以外場所でフォームスマッシュが楽しめたらな…と筆者は密やかに夢を抱いている。
※5…作中現在の妹ついての情報はでていないが、ラジオドラマで妹サイドの話が描かれている事から今は無事治療も行えて元気になったと筆者は願っている。
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