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ラジエターホース用マジ軽バンド

  静電気の悪影響は固体・液体・気体にも

静電気が物の動きに悪影響を与える、物とは固体に限りません。「固体なら分かるけれど、気体にも?」と思う人もいるかも知れません。
ちょうどいい動画がありました。
静電気でお線香の煙が引き寄せられるという実験動画です。

例えばお線香は杉の葉が原料、それを燃やすので煙が出ます。煙は燃焼した細かい霧状の粒子の集まりです。この動画を観ると、エアクリーナーからの吸気がそのままスッと流れずに帯電しているインシュレーターに吸い寄せられていて、流速があるから流れて行くだけで、吸気効率が低下するのは分って頂けるでしょう。
吸気がスムーズに流れていないのに、燃料という液体を霧状にした混合気が帯電しているインテークマニホールドを通り、燃焼室に入る。その状態で点火しているのが、今までのエンジンの長い歴史です。
だから、吸気系で除電してあげれば、その悪影響の逆の事が起こる。
最近送られてきたインプレッションをご紹介します。タイヤ+ラジエターホース+インシュレーターの除電で「エンジンが軽く吹け上がります。ただそれだけではなく、車を前に押し出す力も、相当に出ている体感をしています」となるのは当たり前なのです。

吸気だけではなく、液体がパイプやホースを流れる際にも静電気の帯電が起こります。冒頭20秒位の所で流体の帯電が出て来ます。

これを観ると中学生でも分かりますね、ありとあらゆるところで静電気は発生するのですが、ただ帯電するならともかく、厄介な現象が起きます。
ちなみにエンジンの行程でも静電気は大量に発生します。それが効率の良い燃焼を妨げて不完全燃焼を促進し、排気ガスやオイルの汚れにも影響を与えています。
今回はそのうちの流体の流動帯電を解決する事でのメリットについての内容です。

液体が帯電すると、その液体の流れが悪くなります。例えば小川で見た事がないでしょうか?川の流れを遅くする為に何本もの杭を打つと、水の流れが邪魔され(抵抗)て、流速が遅くなる。
水が互いにぶつかり合って(相互干渉)流れる速度を遅くする、別の言葉で言えば流れる効率を悪くする工夫です。
杭は打たなくても、静電気が抵抗となり液体の流れが悪くなる=効率が悪くなるのはお分かり頂けるでしょう。「じゃぁ、効率を良くするには、静電気を取ればいいのでは?」と作ったのが動画にある、流動帯電を除電する為のラジエターホース用のマジ軽バンドという訳。
インシュレーターのゴムホースに付けて効果大だった、マジ軽ボルトの変形版です。

マジ軽ナットを使った方なら、「うん、それも良さそう」と思うのが当然。では、どこにでも付ければいいという訳ではありません。どこにどういうふうに付けるのかまでノウハウがあります。
マジ軽バンドの取り付けですが、私の車はトランスポーターでフロントミッドシップ(笑)なので、スペースが狭いんです。
写真の通り運転席のシートを外して、小窓のパネルからホースにマジ軽バンドを取り付けるのですが、下はオルタネーター、ラジエターホースの周りにはカプラーやパイプで、スペースが狭い。
溶接が取れないようにスパナをひっくり返しながら、少しずつ締めました。
基本的に既存のバンドは外さなくてOK。

たったこれだけで、流動帯電が除電されてトルクが増します

初めて走ってみた時の感想は、非力なトランスポーターですから上までは回しませんが、走り出しのトルクが明らかに増します。
いつも、走り出しはそれ程アクセルは踏みません(アクセル開度2/5)が、それでもいつも通りのアクセルワークで、グッと力強く走り出す感じです。
通常走行時(0~60km/h)では、全体的にトルクが増大した事で走り易くなりました。
いつも使う立体駐車場の急な坂で試しました。距離は短いですが、かなり急な2段になっている坂です。
以前、おじいちゃんドライバーが坂道発進が出来ないのでしょう、警備員に坂に進むように指示されているのに、それを拒んで渋滞となり、皆さん怒っていました。その坂を登ったら、以前よりかなり楽に登れました。
写真の通りこの角度の坂です。アクセルの踏み込みが少なくても登るのです。

この坂道でも停止状態からアクセルON/OFFだけで登れます

これもタイヤや吸気系の除電と同様で、何かを足すのではなくエネルギーの無駄を減らす事により登坂性能がアップした、という事です。
ある日「これだけトルクが増したのなら、サイドブレーキを引かなくても坂道発進が出来るのではないか?」と思い付きました。念のために前後に車がいないのを確認して実行しました。
もちろん、今まではサイドブレーキを緩めながらアクセルを踏むという、教習所で習った通りの登り方です。
実際にサイドブレーキを引かず、ブレーキ⇒アクセルと素早く踏みかえるだけで、車がバックする事無く登って行きます。思わず隣りに座っていた家内に「アクセルだけで登れるようになったぞ!」と大声で言ったのを今でも覚えています。

今までと同じアクセルワークでトルクが出たという事は、アクセルを少し緩めても今まで通りの走りが出来るという事になります。つまり、省エネという訳。
自分で使ってみて絶対の自信があるので、マジ軽ナット タイヤ用を買って下さったFさんのジープ用として、エクスチェンジマートに出店した際にお勧めしました。
どうやらFさん、最初は「興味はあるにはある。でも、タイヤは良いのが分かるけど、ラジエターホースは…」という感じで購入されたそうです。
エクスチェンジマートの会場は河川敷なので、一般道に出るには結構な坂を上ります。もうそこではっきり効果が分かり、後日インプレッションを頂いたのは、以前書きました。

ジープに取り付け。たったこれだけで大きな効果があります
今ではタイヤで体感してから次に進む方が随分増えています

クーラントは容量が多いので、別の方からはラジエターホースに2個付けしてみたら更に効果が高かったというインプレッションも届いています。

このバンドタイプの発明でより多くの箇所が除電出来るようになりました。
例えば、オートバイのフロントフォークです。これまでは三つ又やトップブリッジのボルトを交換するしかなかったのが、バンドですから移動させられて、一番フィーリングが良い所で固定出来るのです。

DAX125への取り付け、新車でも効果があります
NSR250R「走るのがすごく楽しくなった」と報告がありました

このように、静電気が発生しているところで除電したあげる。これを静電気に「地産地消」と言っています。
このような様々なタイプのマジ軽ナットシリーズがありますが、ラジエターホースで除電してトルクが増しても、タイヤを除電しなければその効果は半減してしまいます。これらのシリーズはタイヤが基本、家で言えば土台のようなもの。セオリーは守らないといけないのです。
マジ軽ナット タイヤ用はネットショップで様々な決済方法がご利用可能です。

お知らせ
10月3日
にモビリティーリゾートもてぎで開催される本田宗一郎杯 Hondaエコマイレッジチャレンジでマジ軽ナットシリーズを展示します。

平塚工科高等学校隣のN*CYCLEピットで展示
マジ軽ナットシリーズを展示パンフレットとショップカードはご自由にお持ち下さい

エコランでこの高校を見つけたら、顧問の先生方に質問してみて下さい。もう、すっかり除電マニアです。車もオートバイも各部除電チューニング済ですから、お詳しいです。きっと優しく答えてくれます。

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