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自動車開発の思い出 その23

貨物列車で5分以上踏切が開かない

米国の田舎の週末はとにかく暇、ヒマ、ひま。チームのリーダーは朝からウィスキーくぉ飲んだくれています。何しろ「酒を楽しむのだから、少し位は人に迷惑をかけても構わない」と主張する人でした。部下だから何も言えませんが、心の中では「それは違うだろ!」と思っていました。
たまにダウンタウンに行っても面白くありません。Tシャツの店を覗いてみたら、バーナーで焼いて穴を空けた過激な物も…。田舎の州だからファッションセンスも全くなし。
見かける人の多くは上下スエットスーツで歩いていました。それも、色はピンクとかミントブルーとか派手な色使い。少しは、人に見られるのも考えればいいのにねぇ。
良くて小太り、結構な割合で巨漢。今では軍隊でさえ肥満対策に乗りだしている程、肥満が問題になっています。
自分達は出張ですから、決してオシャレな服装とは言えませんが、一応は清潔感のある服装で外出していました。

ある週末に、買う気はありませんが暇なので、みんなでショップ周りをしていて、ウエスタングッズ専門店に入りました。映画で見るような、ウエスタンブーツ、ウエスタンハット、チョッキやベルト等が並んでいます。
試しに試着してみますが、全く似合わないのです、米国の歴史は短いですが、移民して来てから生きる為に馬に跨り生活した人だからこそ、ああいう服装が似合うのですね。
日本人で似合うのは、「水曜どうでしょう」でアメリカ横断を成し遂げた、今や売れっ子俳優になった、大泉洋さんだけでしょう。早朝にムチを振りながら、ミスター(鈴井社長)を起こしていたっけ。

もともと買う気はなかったので、すぐに退散して車で踏切を渡ろうとしたら、貨物列車が来ました。それが通り過ぎるのを待っているのですが、通り過ぎないのです!「なかなか、(通過が)終らないよねぁ~」と見守るのですが、3分位経ってもまだ列車の列の終わりが見えません。
もちろん、列車は踏切で止まっている訳ではなく、速度は速くはないですが通過しています。え~まだなの?」、「一体いつまで続くの?」、「何でこんなに長いの」と余りにも長い貨物列車に辟易して来ました。
車から降りて列車を眺めていました。目に入る範囲はずっと貨物列車が繋がっています。

レンタルフォトですが、このように延々と貨物列車が続きます

日本でも貨物列車の通過を待って、踏切でイライラする事はありますが、全然レベルが違います。そのうち、「どれだけ長く続くのか、見届けてやろう」という、変な気持ちになりました。正確に時間は計りませんでしたが、恐らく7~8分は待ったと思います。

私はゴルフの趣味はありませんが、後から出張に来た同僚は、ちょうどゴルフを始めたところで、毎週のようにゴルフ場通いをしていたそうです。
日本のように「きれいな芝生ではないけれど、とにかく安い。そして空いている」そうです。
今ならネットゲームでもしてもいいのですが、せっかく海外に行ったのだから現地の文化を知った方が、後々役に立つと思います。

米国人は大排気量のV8エンジンが大好き。都市部でなければ信号は少なく、まっすぐの道を走るのがメイン。ところが日本は少ない排気量で、よほどの田舎でもなければ交差点や信号が多くて、ストップ&ゴーの繰り返し。
右左折も多いからフロントタイヤの内減り、外減りも激しい。
物は動き出すときに一番エネルギーを要します。ストップ&ゴーでは燃費が悪くなるのは誰でも知っています。
マジ軽ナットで転がり抵抗が低減するので、ECOモード発進の車でもスッと走り出す。転がり抵抗とは、タイヤの回転を邪魔する(抵抗)力の事です。
転がり抵抗が多いと無駄にエネルギーを消費し、タイヤの摩耗を早めます。
少しの投資で静電気を除電すると、エネルギー効率を改善し、走行安定性を高めて乗り心地も良くなります。
投資と書いたのは見返りがあるから。どのような見返りかと言うと、タイヤの寿命が大幅に伸びるという見返りです。結果的に投資額以上の見返りとなって元が取れるのです。

お知らせ
10月13日(日)
モビリティーリゾートもてぎで開催される、本田宗一郎杯Hondaエコマイレッジチャレンジにてマジ軽ナットシリーズが展示されます。
高校生のクラスに参戦する神奈川県立平塚工科高等学校のエリアで、マジ軽ナット タイヤ用やマジ軽ボルト・ナット・バンド等をご好意により展示して下さるそうです。
中学生の皆さん、高校で静電気の除電を学べるのは、日本ではこの高校しかありません。学校のサイトを覗いてみて下さいね。
エコランのレースカーには下のステッカーが貼られています。

ステッカーにQRコードを付けてみました

この工業高校はエコラン挑戦3年目。まだ完走経験はありませんが、それでも1,000km/1L(換算)のラインが見えているそうです。昨年はエンジントラブルで出走出来なかったそうなので、今年は除電チューニングと併せて、まずは完走を目指します。

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