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兵庫県神戸市三宮の商業施設「サンパル」が地域の再開発で解体されると聞いて見納めに行った話

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 兵庫県神戸市中央区「サンパル」へやって来ました。このあたりの再開発に伴って近いうちに解体されてしまうと聞きましたもので。
 サンパルという商業施設はJR三ノ宮駅の東に建っているのですが、正直なところ三宮の東側というのはあまり行く用事がないのですよ。観光客が異人館街に行くなら北へ行ってしまいますし、南京町や海の方に行くなら南西へ行ってしまいます。街ブラをしながら買い物をするなら三宮センター街などのある南西ですし、飲み食いならサンキタ通りなどのある北へ向かってしまいます。長距離バスの乗り場は東……なのですが駅から見るとサンパルよりは手前です。
 地元の人や近辺で働く人以外はただでさえ足が向かない東側なのにトドメを刺すようにサンパルのすぐ西にわりと大きめな商業施設がそびえ立っていまして、サンパルは目立たない存在になってしまっているのです。

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建物の外側をぐるり

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 というわけで建物の北西からスタートします。何やら可愛いキャラクターがお迎えしてくれています。

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 まずは建物の周りを歩いてみましょう。北西から南に向かって歩きますよ。

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 西出入口。あぁ、なんか懐かしい雰囲気だなぁ。サンパルの開業は1981年だそうです。その頃からここにあったのかな?
 看板の上の黄色いランプはどういうときに光るのでしょうね。シャッターを開け閉めするとき? 非常時?

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「サンパル」と「SUNPAL」、2種類の表記があるのですね。どういう使い分けなのでしょう。

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 2階部分がお隣のビルと接続されています。お隣のビルはスーパーやら書店やら100円均一やら色々と入居され賑わっているのですが……。

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 地下のディレクトリがありました。こちらは近代的なデザインね。

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 敷地面積の都合、仕方ないことではありますが最大で9店舗。いや、12店舗? 現代の大型商業施設に比べますとボリューム不足の感はあります。

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 建物の存在感はありますね。公式サイトを見ますと地上10階、地下2階とのこと。しかしお隣のビルは9階建てでして、JR三ノ宮駅から見るとサンパルが隠れてしまうわけで……。
 よく見ますと写真の左側……建物の西側は2階建てで、東側が10階建てになっています。西側の屋上部分はかつて遊園地で、なんとなんとオランダ風車が設置されていたとのこと。オランダ風車!?

屋上にはオランダ風車があったという

 ストリートビューを調べますと西向きに立つそれらしい何かを屋上に確認することが出来ました。これは2008年でして、2009年には撤去されています(2023年2月6日現在、2008年のストリートビューが見れなくなっています)。
「神戸トピックス」さんによりますと風車の撤去後はミニ貸農園になっていたそうです。

 もうちょっと調べますと「神戸フォトミュージアム」さんに1984年の写真が掲載されていました。迫力!

 この頃は向かいが更地で存在感のある風車だったのでしょうね。しかしまさか向かいに大きな建物が出来てしまうとは……。しかも台風で羽が飛んでしまい撤去される頃には変わり果てた姿になっていたようです。ところでこの写真、垂れ幕も色々あって華やかですね。垂れ幕を作って垂らして最終的に外すというのは結構な費用が必要なはずで、まぁバブリーな時代だったのでしょうね。現在の写真をよく見ますと垂れ幕の枠の部分はしっかり残っていますね。

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 南側に地階への入口がありました。A22というのは地下の出入口の番号でして、神戸市の案内図(PDF)によりますとここが東の端で、地下は遥か西の大丸のあたりまで繋がっているみたいです。広!

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 地階も後で行ってみましょうね。まずは建物の周囲を歩きましょう。

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 南側の出入口。「たばこ」の文字が可愛い。

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 ちょっと分かりにくくて申し訳ないのですが同じ出入口です。言葉で説明するより、入って右手にあるディレクトリの位置でお察し下さい。そしてディレクトリを撮るのをすっかり忘れておりました。あちゃー。

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 東側へ歩きます。開業当初は恐らく館内でも普通にタバコが吸えたのでしょうけども、現代では建物の外も禁煙です。

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 ここにも階段が……。「防災センター」と小さく書かれています。下りない方が良さそうね。

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 従業員用っぽい出入口。ここも入るのはやめときましょう。

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 屋外の階段は立入禁止になっていました。

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 老朽化したスロープ……。

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 このようなバリケードも懐かしい思い出に……なるかな? ならんか。

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 東側です。

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 そして北側です。思ったより人通りがあって写真はこれだけですの。

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 北出入口。西側にもこのような看板がありましたね。

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 足元には「←サンパル入口」。

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 そろそろ建物に入りましょう!

1階の様子

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 おおぅ。

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 シャッター通りだなぁ……。ここは北側の通路です。営業されているお店もあるものの、圧倒的に目立つシャッター。具体的な最終営業日が何月何日なのかよく分からないのですが、それを待たずに移転したり閉店したりされたお店も多いようです。

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 そうそうサンパルの南側には中央区役所があるのですよ。中央区役所も再開発の対象です。サンパルや中央区役所のあるエリアが再開発のI期で、隣のビルのあるエリアがII期とされています。バスターミナルの整備が再開発のメインとなるようでして、2029年の完成を目指しているようです。

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「人形問屋 福順号」さん。2022年で創業84年! とのことです。

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「アリマの豆 ピーナッツ 有馬芳香堂」さん。2022年4月末に閉店されるとのこと。ということはサンパルもそれまでは営業されるということなのね。なお、こちらの閉店より早く新店舗が3月にオープンされるそうです。

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「文具の富士商会」さん。先程の「神戸フォトミュージアム」さんの写真にその名前が確認出来ましたね。

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 ディレクトリがありました。公式サイトでは3階から上は「業務・サービスのフロア」となっていますが、こちらは少々違います。4階は「住まいのフロア」、5階は「趣味・住まいのフロア」。先程の「神戸フォトミュージアム」さんの写真を見ますと5階に古本屋さんがあったようですね。

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 1階のマップ。開業当初はどのようなお店が並んでいたのでしょうね。

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 別の場所にあった1階のマップ。さっきと違うような……と思いましたらマップが設置されている向きに合わせてマップも変えているのですね。丁寧な仕事!

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 避難経路図にもサンパルのキャラクターが。

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 違うバージョン!

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 最終日を待たず閉店されたお店。40年余り! すごいなぁ。サンパルの開業当初から入居されていたということですよね。

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 こちらは移転の案内です。「神戸新聞会館」! 阪神・淡路大震災の前から神戸に縁のあった方には懐かしい響きではないでしょうか。神戸新聞所有のビルで映画館なども入居していたのですが、阪神・淡路大震災で被災し解体されてしまったのです。現在は「ミント神戸」というビルが建っているのですが正式名称は「神戸新聞会館」だそうですね。

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 さてさて地下へ行くか……

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 それとも2階へ行くか……

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 2階へ行こうかな。

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 その前にエスカレーターそばのディレクトリを見ておきましょう。教室やギャラリーがあるのですね。しかし彫金ってすごいですね。「ちょうきん」、初めて口にするような言葉ですが何で読めたんだろう。

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 サンパルギャラリーは一足先に閉館されてしまったようです。

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「11月1日より2階~7階のエスカレーターを停止しております」。ぎゃーす! 実は3階から10階はほとんどが空いていまして、5階に「サンパル管理事務所」、7階に「雲井通5丁目再開発株式会社」というこのあたりの再開発にあたって設立された会社が入居されているだけなのです。まぁエスカレーターを動かすのもタダではないですしね。
 エレベーターを使えば5階と7階へは行けるのでしょうけど、さすがに不審者丸出しですのでやめておきます。

2階で大階段を見る

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 東のエスカレーターで2階に着きました。建物の外を見ていたときから思っていましたがディレクトリはきちんとメンテナンスされているようですね。謎に空白があるのは閉店された店舗がそこに記されていたということですよね。

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 3階へは行けません。あぁ、もうちょっと早く来ていれば。

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 ところで蛍光灯の傘が……。

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 かっこいい!
 古い建物ですので天井はあまり高くありません。どのような体勢で撮影したかはお察し下さい。

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 ←サンパルギャラリー。

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 閉館です。

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 東の方へ向かってみましたら……階段が! 謎に大規模!

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 3階へは上がれなくなっています。

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 反対側の階段。なんか間違い探しみたいですよね。これは北側か南側かどっちの階段でしょうクイズ! とか。

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 東の端にある「COFFEE HOUSE ZIZI」さん。隠れ家的喫茶店だなぁ……。検索しましたところ店内は広いようです。

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 お隣は1階にありました「福順号」さんの店舗? 倉庫? のようですね。
 しかしこの出入口の謎の狭さは何なのでしょうね。設計の段階で誰も何も言わなかったのか。

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 さて階段を1階へ下りてみますと……「出口←」。

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 1階の店舗部分へ行くことも出来ず、地下へ下りることも出来ず、外へ出るしかないようです。この「出口←」の存在感からしてもう出て行くしかないですよね。

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 1階。

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 踊り場。このスピーカー! 学校にこういうのがあったような思い出。

2階で大鏡を見てテンションが上がる

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 2階に戻ります。なんというか……何もなさそう。

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 2階のマップがありました。ガラガラだなぁ……。インターネットアーカイブで確認出来るサンパルの公式サイトは2015年8月が最も古いのですが、その当時からガラガラということはなく半分以上は埋まっていたようです。

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 避難経路図。ところどころに貼られた「店舗」のシールは何なのですかね。

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 南東のあたり。吹き抜けのある開放的な建物です。

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 吹き抜けのそばには「神戸 書道専門塾 ぱぴるす書道教室」さん。

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 ……なんじゃこりゃー! かっちょえぇー! 吹き抜けに大きな鏡! テンションが上がりますねぇ。この鏡もサンパル解体とともに撤去されてしまうのでしょうね。あぁ、惜しいなぁ。

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 閉店のお知らせ「四柱推命 泰栄」さん。こちらもサンパルの開業当初から入居されていたようですね。

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 ここにも2階のマップがありました。ピンボケで申し訳ないんですが右下の「郷土大衆居酒屋 金八」さんは1階にもありましたね。調べてみますと2階は掘りごたつの座敷なのだそうですよ。

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 北東のあたり。向こうはトイレと非常階段です。よく見ますと非常口誘導灯が謎にでかい……。

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 北側の通路。シャッター通りだなぁ……。蛍光灯の傘は先程と違うのですね。

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 最終日を待たず早々に閉店された「フリマボックス三宮サンパル店」さん。

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 西側です。外側を歩いていたときに見えました渡り廊下で隣のビルと繋がっています。

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 歯医者さんも入居されています。「松縄歯科」さん。

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 閉院されていました。令和3年……2021年ですね。そして開設以来約35年! サンパルの開業当初から入居されていた店舗は少なくないようですね。

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 サンパルのキャラクターが覗いている2階マップ。

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 非常口にも! 非常の際の非常口が楽しく思えます。

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 南側にも出られるようになっているみたいですね。

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 写真の右側……南に建っています中央区役所とも渡り廊下で結ばれています。シャッター通りのわりに人の姿をよく見るなぁと思っていたのですが、中央区役所や隣のビルへ向かう人たちということだったのか。

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 渡り廊下のあたりから建物の中に戻りますと先程の吹き抜けのところに出ました。3階を見上げますと……

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 シャッターが閉められています。そこにシャッターがあるのね。防火のためかな?

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 階段も3階へは上がれないようになっていました。

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 エスカレーターの上の方を覗いてみましたがシャッターで封鎖されていました。まぁ防犯上よろしくないですし、空いている階も明かりを点けておかないといけないのかという話にもなりますもんね。明かりを点けるのもタダではないわけで。

迷宮仕様のエスカレーターで1階へ

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 1階に戻ります。

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 東のエスカレーターで1階に下りますとなんとなんと「文具の富士商会」さんの中に出て驚きました。エスカレーターを下りたらそこはお店の中だった……ってそんなことある!? お店がお休みのときはエスカレーターも使えなくなるのかな。

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 1階から大鏡を見上げてみます。あぁ、カッコいいなぁ。

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 吹き抜けも。開業当初はこうして見上げたら多くの人の姿が見えたのかなぁ。

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 せっかくなのでエレベーターに乗っておきましょう。エレベーターの隣のお店は「有馬芳香堂」さんです。
 こちらにはエレベーターが3機、東の方にも従業員用らしいエレベーターが2機あります。大きな建物であると改めて思います。
 ちなみに実は「不審者丸出しですのでやめておきます」と言っておきながら2階から上階へ向かってこのエレベーターに乗ろうとしたのですが、↑のボタンを押しても扉が開きさえしませんでした。

エレベーターで地下へ向かってみる

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 3階より上のボタンは押しても反応しませんでした。

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 寂しいディレクトリ……。

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 地下1階に着きました。エレベーターを下りたらのっけからこれ。「テンポス神戸三宮店」さんが入居されていたのですが、2021年春頃に移転されたようです。

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 足元には「地下飲食店街」。

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 トイレは……用を足す姿が丸見えの典型的なセクハラトイレ。「男は見られても(見ても)平気でしょ」みたいなのもうやめようよ。

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 地下1階のマップ。空き店舗の存在感……。

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 ディレクトリ。よく見ますと店舗の名前が印刷された紙を差し込むようになっているのですね。メンテナンスが簡単!

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 南側の通路です。うーん、寂しい……。

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「あじの里志保」さん。35年!

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 ここは北東のあたりです。こちらに書かれているお手洗いは先程の写真とは別です。

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 奥に「サンパルインフォメーション」という掲示板がありますが、貼られているのは新型コロナウイルスや詐欺の被害を防ごうというものでした。全盛期はどんな雰囲気だったのかなぁ。

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 足元にはすっかりお馴染みのこれ。

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 味・食品のフロア。食品……?

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 奥は立入禁止、左には階段がありました。

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 戻ります。ここは東側の通路です。

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 北側の通路です。営業されているお店もあるようですね。「やまや」さん。

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 と思いましたら臨時休業とのこと。このご時世だから仕方がないとは思うものの……サンパルがもうすぐおしまいというタイミングでね。

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 少し進んで振り返ったところ。

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 北西のあたりです。地下でも隣のビルと繋がっています。隣のビルどころか遥か向こうの大丸のあたりまで繋がっているようですが……。神戸市に30年間住んでいた私でもびっくり。え、地下ってそんなに広かった?

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 西側です。

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 いびつな空白を見ますときちんとメンテナンスされていると感じます……しかしどうやってメンテナンスしているのでしょう? 左の「こうめ」さんと「コフタ」さんの間が気になりますが、閉店されたお店を消したようには見えません。先程の「あじの里志保」さんはどこに書かれていたのでしょう。

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 このキャラクターもマスクをかけた姿が必要になるなんて当初は想像もしなかったでしょうね。ところで……

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 なんか渋い絵だなぁ。そして……

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「ようこそ神戸へ ひと・まち・みらい KOBE2001 神戸 21世紀・復興記念事業」。あぁ、年代物のステッカーや……。2001年ということは21年前かぁー。2001年ということは阪神・淡路大震災から6年経ったときかぁー。ふわー。溜め息が出ます。そうか、2001年はまだ「復興」という言葉が使われていたのですね。遠い目……。神戸新聞のサイトに21世紀・復興記念事業の記事がありましたのでそちらもどうぞ。

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 南側です。

サンパルキャラクターのサンパルちゃん

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 ところで今頃ですが何度も見掛けたこの子は「サンパルちゃん」というのですね。2014.12と小さく書かれていますのでわりと最近……と言っても7年以上前ですけども。7年を最近と言ってしまうのってどうなの。

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 2014年にイメージキャラクターのデザインが募集され、

 サンパルちゃんに決定されました。

 デザインされたのはイラストレーターの有村綾さんとのことです。

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「カレーハウス コフタ」さん。

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 懐かしい雰囲気の食品サンプル。

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「スーパー 飲食のフロア」。スーパーとは……。
 エレベーターを下りたところが「テンポス神戸三宮店」さんの跡地だったのですが、もうちょっと調べますと2013年頃までは「パワーストアシーダー」さんというスーパーが入居されていました。営業当時の写真が「毎度おおきに! 日清食品です!!」というラジオ番組のブログに残っていました。

 繁盛店舗.comさんには閉店後の写真も。

 また、神戸新聞のサイトによりますと、阪神・淡路大震災の当初はコープこうべさんが入居されていたようです。

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 あぁ、このピクトグラムは子供を連れてスーパーへ買い物に行く姿ということね。思えば初めて見たかも……?
 繁華街の三宮とはいえ少し東に歩きましたら民家もたくさんありますし仕事が終わって三宮の駅から家へ帰る人も多々いらっしゃるでしょうから、スーパーの需要はあったと思うのですが例によって隣のビルにもスーパーがございまして……まぁそっちにお客さんが流れてしまったということなのでしょうね。

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 南西の端に地上への出入口がありました。最初に見ましたA22の出入口ですね。

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 こちらのインフォメーションには火の用心が。全盛期はバーゲンなりイベントなりの案内が沢山貼られていたのでしょう。

 というわけでかなり長くなってしまいましたがサンパルの訪問記はここまでです。お読み下さいましてありがとうございました。

 2023年2月7日、その後の様子について書きました。

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