東京都杉並区「阿佐谷パールセンター」「南阿佐谷すずらん通り商店街」をぶらぶらしよう

阿佐谷パールセンター

　東京都杉並区「阿佐谷パールセンター」にやって来ました。JR中央本線阿佐ヶ谷駅と東京メトロ丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅の間にある商店街です。
　南の端、南阿佐ヶ谷駅側からスタートします。

　なんというか……整備されていて綺麗ですね。アーチ状になったすずらん灯とレンガ舗装に高級感を覚えます。

　阿佐ヶ谷パールセンターの公式サイトによりますとその歴史は古く、1923年（大正12年）の関東大震災により住処を失った人たちが移住して来られ、人口の増加とともに商店も立ち並ぶようになったとのことです。
　太平洋戦争で商店街は衰退したものの、終戦後は活気が戻り、1954年（昭和29年）に「阿佐ヶ谷南本通商店会」が発足しました。1960年（昭和35年）に愛称が公募され「真珠の首飾りのように結び合って繁栄していこう」というわけで「パールセンター」が選ばれたということです。

　少し歩きますとアーケードが見えて来ました。公式サイトによりますと1962年（昭和37年）完成と書かれていますが……？

　公式サイトの「歴史資料室」に掲載されている写真は自由に使用して良いとのことですのでお借りします。このように1957年（昭和32年）にアーケードが完成したという写真も掲載されていまして、よく分かりません。年月をかけて少しずつアーケードを建てていかれたのかも知れません。

　アーケードは左手に伸びていますが右手も商店街のような……？

南阿佐谷すずらん通り商店街

「南阿佐谷すずらん通り商店街」に接続されていました。「南阿佐ヶ谷」ではなく「南阿佐谷」です。

　50周年のようです。公式サイトによりますと1967年（昭和42年）に誕生したとのこと。この写真は2019年に撮影したものです。

　すずらん通りというだけあって？　こちらもすずらん灯が可愛いですね。

　端まで歩きたいのですが時間の都合で引き返します……。公式サイトに掲載されています40周年の記事によりますと1973年（昭和48年）には簡易なアーケードが設置されていたようです。現在は撤去されています。

いざアーケード

　貝殻の形……ですよねぇ？　4つに「パールセンター」を詰め込まなくても7つ置けたのではという気がします。
　ががががが、5枚前の写真を見ますとこの裏側は「すずらん」と書かれています。そうか、このカラーもすずらん通りのものですよね。パールセンターのアーケードにすずらん通りが乗っかった……ぶら下がった？　ということなのですね。

　立派なアーケード！

　屋根が平らではなく三角。そして少しずつぐねぐねと曲がっています。結構珍しいアーケードですよね。

　街灯？　も貝殻の形。

　これも街灯？　アーケードを模した形……なのかなぁ？

　幟にはコメントもなく恐竜の絵が。手にはソフトクリーム。どういうことなの。ストリートビューを見ますと幟は定期的か不定期か分かりませんが置き換えられているようです。恐竜に関係するイベントでもあったのかなぁ……？

「コンビニエンスストアさんとう」渋いなぁ……。乾物屋さんか食品店か酒屋さんが進化した姿か……。

　公式サイトのマップを見ますと「商店街組合未加盟店」とのこと。検索しましても営業されているという情報は見付けられませんでした。

渋い豆腐屋さん

　商店街の外に出てしまいました。北の端を撮影することをすっかり忘れておりました。
　というわけで商店街の外れで見掛けたこれまた渋い「小川屋豆腐店」さん。

「川」だけ完全に残っている不思議。電話番号は何桁だったのかなぁ……。電話番号の桁数を気にするのは商店街マニア病ですよね。まぁ宇宙で私だけなんでしょうけど。

　かっちょえぇー。町の資料館に保管しておいて貰いたいレベル。

　すっかり色褪せてしまった看板。上から貼られた「毎週日曜日定休日」の近代感よ。さすがに店の名前はシールにして貼りませんよね。

　外灯もウルトラしびぃー！　よく見ると「HITACHI」製です。今でも製造されてたりするんですかね。

深夜の商店街

　これでおしまい……と思いきや24時近いときの写真がありました。夜間なうえ2013年製のスマホなうえ酔っ払いでしたのでクリアな写真でないのはごめんなさいね。昼間の写真はミラーレス一眼で撮影したものなんですけど。
　この写真は北から南へ歩いているときに撮影したものと思います。幟が恐竜ではなく白熊ですね。複数あったのか。

　凝ったアーケードだなぁ……。というわけで帰って寝ますー。