見出し画像

都市型立体遊園地「フェスティバルゲート」には何があったのか

 大阪府大阪市浪速区、「新世界」と呼ばれる地域の南側に「フェスティバルゲート」という都市型立体遊園地がありました。
 1997年にオープンしたものの、わずか10年後には遊園地としての営業を終了し、2012年頃に解体されてしまいました。
 あまりにも短い生涯だったフェスティバルゲート。そこには何があったのでしょうか。


「都市型立体遊園地」とは

 そもそも「都市型立体遊園地」とは何なのでしょうか。私自身もこの記事を書くため色々と調べているうちに知った言葉です。

 言葉で説明する前に写真を見て頂ければイメージをしやすいと思います。

2011年4月17日

 これがフェスティバルゲートです。

 建物ですね。蛇のように飛び出しているものはジェットコースターのレールです。
 遊園地と言いますと地面の上にジェットコースターなり観覧車なりのアトラクションが設けられているイメージですけども、フェスティバルゲートは建物の中にアトラクションが設けられていたのです。
 また、アトラクションだけでなく物販や飲食の店舗も入居していました。

 そんなフェスティバルゲートを「都市型立体遊園地」と呼んでいたのです。

フェスティバルゲートはどこにあったのか

 フェスティバルゲートは大阪府大阪市浪速区にありました。
 通天閣から100メートルほど南側、いわゆる新世界と呼ばれる地域です。
 新世界よりさらに北は日本橋の電気街、東には温泉施設のスパワールドや天王寺動物園、南にはYoutubeなどでよく見掛けます西成区がございます。

 ざっくりとした地図を描いてみました。

フェスティバルゲートの位置

 フェスティバルゲートは解体され、現在はパチンコ・パチスロ店やディスカウントショップとなっています。スパワールドは現在も営業されています。

フェスティバルゲートはいつオープンしたのか

 フェスティバルゲートは1997年7月18日にオープンしました。
 Wikipediaによりますと、かつてその場所には大阪市電天王寺車庫がありました。大阪市が経営していた路面電車が1969年まで走っていたのですね。路面電車が廃止された後はバスの操車場となりました。
 1989年に再開発の計画が持ち上がり、土地を2つに分け「フェスティバルゲート」と「スパワールド」が建てられることになったのです。

 公式サイトにも「建設の経緯」が記されていました。

「大阪市交通局霞町車庫跡地開発プロジェクト・土地信託事業計画提案競技」が行われ、平成元年12月に「フェスティバル構想」が決定。Aゾーンとして「フェスティバルゲート」、Bゾーンとして「スパワールド」の建設が始められ、平成9年7月18日にオープンいたしました。

公式サイトより

「霞町車庫」とありますがそれは「天王寺車庫」の通称で、「霞町」とは昔の地名だったようです。
 それより何より「フェスティバル構想」! 夢のある時代でんな。
 フェスティバルゲートで遊んでスパワールドでゆっくり休んでということなのでしょうね。スパワールドも同じ日にオープンしています。

初めてのフェスティバルゲート

 2004年1月17日、私はJR大阪環状線の新今宮駅に降り立ちました。通天閣へ行ってみようと思っていたのですが、駅の外へ出ますと

2004年1月17日

 何やら巨大で面白そうな建物が待ち構えているではありませんか。

2004年1月17日
2004年1月17日

「festivalgate」……「フェスティバルゲート」ね。そういえばそのような名前の遊園地が大阪にあると聞いたことがあったような……。
 通天閣へ行こうと思っていましたが急ぐわけでもありませんし、ちょっと入ってみようかな。

 この気軽な一歩が人生を大きく変えることになるとはそのとき思いもしていなかったのでした……。

寂れ始めていたフェスティバルゲート

 私が初めて訪れた日は2004年1月17日です。オープンが1997年7月18日ですので、6年半が経過していました。
 散策して「人が少ない」という感想を抱いたものでした。本当に少なかったのです。

 オープン当初は盛況だったようで、共同通信の記事によりますと1998年9月23日には入場客が1千万人を突破しています。年中無休でしたので単純に計算しますと1日あたり約2万3千人が訪れていたことになります。
 しかし賑わいは長く続きませんでした。アトラクションが建物の中にありますので入れ替えが難しく飽きられやすいうえに、2001年3月31日には同じ大阪市内にユニバーサル・スタジオ・ジャパンが開園したのです。

 休止されているアトラクションがあり、閉店された店舗があり、人の姿もまばら……

 ……好きぃ!

約9年で……

 というわけで、当時の写真を振り返りますと2004年だけで7回、その後2013年までに24回訪れていたようです。あくまでも写真を撮った日がそれだけですので、実際はもうちょっと行っていたのかも知れません。

 ここからしばらくはさも1日の出来事のようにフェスティバルゲート訪問記を書いていきますが、実際は複数回訪れたときの写真で構成されています。

フェスティバルゲートを散策する

 というわけで改めまして……

2004年10月31日

 フェスティバルゲートへ向かいます。この看板はどこにあったんだったかな……。

2004年3月7日

 JR新今宮駅の東口です。
 12年後の2016年2月10日、ツーテンの日に「通天閣口」という愛称が制定されました。世が世なら「フェスティバルゲート口」になったのでしょうけどね。長いうえに「ゲート口」というのはおかしいかな? 略称のフェスゲを使って「フェスゲ口」……字面が良くないか……。

2004年3月7日

 駅の案内だったと思います。「スパワールド」の文字がありませんね。スペースに余裕はあると思うのですが。この頃はフェスティバルゲート優位だったのかなぁ。それにしたってさ。

2004年2月4日

 JR新今宮駅の向かい、南西の出入口に着きました。
 ……よく見ますと

2004年2月4日

 巨大な箱のようなものが見えていますね。これぞ都市型立体遊園地!

 これは3階のアトラクション「クロノス」です。
 きちんと撮影した写真がありませんので公式サイトの紹介文を引用します。

クロノス
スカイレボリューション [ 400 円 ]
中央の支柱を挟んで取り付けられたアームの先に16人のりのゴンドラが2台設置されています。その2台のゴンドラがそれぞれ対象に振り子運動を始め、その後、回転運動に変化します。その動きはまさに宙返り、真っ逆さまになる感覚を思う存分味わえます。 時の番人「クロノス」は、その2つの大きな振り子を揺らせながら時の流れを見守っています。さぁー、ゲートの象徴とも言えるクロノスに乗って異次元空間を体験してください。

公式サイトより

「対照」ではなく「対象」と書かれていたり、「さぁー」と長音符が使われていたりするあたりが大阪らしいゆるさなんでしょうかね。
 JR新今宮駅からフェスティバルゲートへ向かうときクロノスの動く姿がチラと見え、また歓声も聞こえて期待に胸を膨らませるということがあったのでしょうけども、私はクロノスが動いている姿を見た記憶がありません。

1階 ミラクル・ゲート

2004年8月28日

 フェスティバルゲートの1階は「ミラクル・ゲート」と名付けられていました。
 公式サイトの紹介文を引用しますと

未知の世界への入口。エントランスゾーン。
新今宮・地下鉄・バス側入口と新世界・通天閣側入口がある。
おみやげものやコンビニなどのショップも充実。

公式サイトより

 とのことです。
 地下鉄との連絡口やバスの乗降場、新世界側の出入口もあったのですね。
 とはいえ最も大きな出入口はJR新今宮駅から向かうところで、

2007年1月21日

 すぐに大きな階段が目に入ります。そりゃ上りますよね。1階に店舗があったことに気が付かなかった人もいたかも知れません。

2004年1月17日

 こちらが1階の写真だったと思います。
 先の階段をすぐに上らず左右に回れば辿り着けたのですが……。まぁ辿り着けたから何というわけでもないのですが。

2階 ピアッツア・フェスタ

「ピアッツア・フェスタ」と名付けられた2階は

水の都ベニツィアをイメージさせる演出をフロアの中に散りばめたグルメとショッピングゾーン。

公式サイトより
大先生の添削

 次の検索結果を表示してくれるだけまだ一般的な言い方ということなんでしょうかね。
 まぁそれはともかく

2004年1月17日

 階段を上ると目に飛び込んで来ますのが「マーメイドカルーセル」です。

マーメイドカルーセル
メリーゴーランド [ 300 円 ]
このメリーゴーランドは、屋根の上にたたずむ美しい人魚が、その名の由来となっており、ライドもイルカやペンギンなどの海に棲む楽しい動物たちをモチーフにしています。 楽しいメロディーに合わせて回転する姿は、まさに夢と希望の象徴であり、なくてはならない存在だといえるでしょう。 さあ、海に棲む動物サンたちと一緒にいってらっしゃ~い!

公式サイトより

「屋根の上にたたずむ美しい人魚」とは……

2004年1月17日
2004年1月17日

 後ろを向いてしまわれています……。

2004年1月17日

 こちらは「海に棲む楽しい動物たち」ですね。

2004年1月17日

 左手にはインフォメーションセンターが設置されていました。
 公式サイトには「2人~3人で館内について各種ご案内をいたしております」とあり、「2人~3人で」と人数をわざわざ記すあたりに味わい深さを感じるのですが、それはそうと驚くべきことに

2004年3月7日

 かつては右上の矢印のあたり、新世界側の出入口に設置されており、そこから左下の矢印のあたりへ移設されたというのです。
 新世界側の出入口も決して小さくはないのですが、大きさや雰囲気からしてメインと呼べるのは新今宮駅側です。当初はどうして新世界側へ設置されたのでしょうね……?

 2階を歩いてみましょう。

2004年1月17日

 おぉ!
 ものすごく凝った造りですね。

2004年1月17日

 頭上には船!
 フェスティバルゲートはどのようなイメージの建物なのでしょう?

 公式サイトに「建設コンセプト」としてその答えが記されていました。

「フェスティバルゲート」は、海底に沈んだ古代都市をイメージしています。西南角には高さ約45m幅52mのH 型のゲートタワーがそびえ、このゲートタワーから入っていくと2階のプラザ I、プラザ II、プラザ IIIと呼ばれる3つの広場につながっています。3つの広場は遊技施設や商業施設が一体化した都市型遊園地内にあり、遊びのおもちゃ箱をイメージさせるような夢空間を演出した「都市型立体遊園地」であり、歩行者に解放され自由(無料)に出入りできます。(遊戯施設の利用は有料)

公式サイトより

 海底に沈んだ古代都市だったのですね。

 そして「歩行者に解放され自由(無料)に出入りできます」あ、そういえば入場料を払う場所がありませんでした。なんと入場は無料だったのですね。ちなみに「解放」ではなく「開放」ですよね。
 1,000円かせめて500円でも入場料を徴収していればフェスティバルゲートの未来は変わっていたのかもという気はします。良くなっていたのか悪くなっていたのかは分かりませんが……。

 まぁそんな素人が一瞬で思い付くようなことは運営側ももちろん考えていたわけで、「ゲームマシン」1998年11月1日 第575号には

十月六日の大阪市議会決算特別委員会で「フェスティバルゲート」の九七年度決算として、約八億五千万円の赤字が明らかとなった。これは警備費、清掃費などの管理費が事業収入を上回っているためで、入場料の有料化を検討せざるをえないとしている。

「ゲームマシン」1998年11月1日 第575号

 との記載がありました。結局は最後まで有料化には踏み切らなかったわけですが……。
 有料化を実施するならするでゲートの設置や人の配置など初期投資は必要ですし、当時はまだまだキャッシュレスの時代ではありませんでしたから現金を扱うコストも発生します。1998年当時ならまだしも、2004年の今となりましては初期投資さえ回収出来るのかという懸念が濃くなりますからね。

 散策に戻りましょう。

2004年1月17日

 このひび割れも古代都市のイメージ……ですよね? よね?

2004年1月17日

 さて、フェスティバルゲートと言えば外からも見えていましたジェットコースターですね。建物の中も縦横無尽に走り回るようです。園内を歩いていますと否応なしにそのレールが目に入ります。
「デルピス・ザ・コースター」と名付けられたそのジェットコースターは文句なしにフェスティバルゲートの目玉だったのでした。

デルピス・ザ・コースター
ジェットコースター [ 700 円 ]
車両はプラットホームを発車後、地上45mの高さにあるヒラルダの塔まで引き上げられ、最大斜度50度、高低差30mを時速約100km/hで、一気に駆け下ります。建物の狭い空間を走り抜けるため、通常よりもさらに体感速度がUPし、想像を絶するスリルを体験できます。 さぁ~!一緒に「テルビス」に乗って、海底に沈んだ古代都市探検の旅へ出発しよう!

公式サイトより

 寂れ始めていたとはいえデルピス・ザ・コースターはよく走っていて、

2004年1月17日

 油断していると轟音とともに頭上を通り過ぎるため腰を抜かしそうになることがよくあったのでした。

 恐怖は建物の中でもありまして

2004年1月17日

 近いな!
 手を伸ばせば触れそうですよね。さすがに試してはいませんけど。
 そして乗っている人も頭をぶつけそうな怖さがありますよね。

 ふらふらと歩いていましたらディレクトリを見付けました。

2004年1月17日

 左下がJR新今宮駅側の出入口、右上が新世界側の出入口です。

2004年1月17日

 ちょっと拡大してみましょう。2003年に発売された320万画素のデジタルカメラですので画像が粗いのは仕方ないのです。当時は画素数が年々向上して進化の過程を体験出来ましたよね。

 それはそうと階段を上ったあたりが「プラザI」のようです。

2004年1月17日

 頭上に船があったあたりは「プラザII」。

2004年1月17日

 新世界側が「プラザIII」……わざわざ名前を付けて分ける必要があったのかは謎です。

  進みましょう。

2004年1月17日

「DOWNTOWN」……何ぞこれは?

2004年1月17日

 ディレクトリにも掲載はされているのですが、公式サイトを見ましてもそれが何なのかという記載は見付けられませんでした。
 Wikipediaには「アミューズメント産業」1997年8月号からの引用として「10種類のコイン式カーニバルゲームを設置」と書かれています。エレメカが並んだゲームセンターだったのでしょうかね。

2004年1月17日

 こちらも恐らく2階だったと思うのですが

2004年1月17日

 これは……。

2004年1月17日
2004年1月17日

 ライセンス契約を結んでいたんですよね……?
 町の個人商店ではないですものね。

 しかし何だったのでしょうここは。さすがにアトラクションではありませんよね。
 それっぽい店舗はあったのかな……。公式サイトを眺めていましたら

Shop Neko with Friends
キャラクター雑貨
キティちゃん、まんまちゃん他人気キャラクターグッズがいっぱい。

公式サイトより

 か……? それとも

サンリオ FOUR SEASONS
キャラクター雑貨
サンリオキャラクターを主にしたシーズン品・イベントのお店です。

公式サイトより

 サンリオではありませんよね。
 当時を知る方からのコメントをお待ちしております。

2004年1月17日

 次は「ダッジェムアタック」です。シャッターが閉まっていますので遊べはしないのでしょうけども、電球が輝いているところがいじらしいですね。電気代もタダではないのに……。
 ところで結局は何なのか、まるで想像も付きません。

 そういうときは公式サイトを開きましょう。

ダッジェムアタック
対戦型カーアクション [ 400 円 ]
それぞれのライドに搭乗し、お互いに得点を競い合う対戦型のカーアクションゲーム。床にある白いプレートの上をライドが通過することにより得点がUPしていく。 激しくぶつかり合い火花が散るライバル達との熱いバトル! 果たして最後の勝利の栄冠を手にするのは・・・・。あなたのCOOLなドライビングテクニックが勝利の鍵! それでは、スタンバイ OK! レディ GO!

公式サイトより

 相手の邪魔をしつつ白いプレートを目指しつつ……というゲームなのですね。勝敗よりもぶつかり合うことが楽しそうなイメージですね。

 公式サイトを見ていますとどうやら

2004年1月17日

「ダウンタウン2」の場所にあったようです。
 オープン当初は「ダウンタウン2」で後に「ダッジェムアタック」へリニューアルされたのでしょうか。

2004年10月31日

「コスモファイター」というアトラクションもありました。

コスモファイター
シューティング・シュミレーター [ 500 円 ]
ライドに搭載されたモニターに映し出される敵機を、自機を操縦しながら撃墜していくシューティング・シミュレーション。操縦桿の操作により上昇・下降・水平旋回等多彩な動きを体験できる。 時空3910年。大宇宙の支配を目論む惑星ゴルドは巨大戦艦ヴェコナックにより侵略を開始していた。それを阻止せんと、最新鋭光速機コスモファイターが開発された。今、銀河系の運命をかけ、コスモファイターが発進する!!

公式サイトより

 一般的な名称が分からないのですが、あれですよ、柱の周りをぐるぐる回る飛行機の、上下するあれ……。あれにモニターが搭載されているようですね。

 さて……

2004年1月17日

 カプセルトイ、いわゆるガチャガチャの自動販売機が全て後ろを向いてしまっています。何があったのでしょうね。
 側面に「ECCOH 500」と書かれています。料金が500円まで設定出来る自動販売機のようですね。
 ガチャガチャブームの現代であればこのようなことにはならなかったのかも知れません。

2004年2月4日

 ……「フェスティバルゲートお店得2情報」。ゆるいなぁ。
 物販や飲食の店舗が入居していますのでこのような情報も必要になって来るのでしょうけども、フェスティバルゲートのイメージは「海底に沈んだ古代都市」なのですよ。

 ディレクトリもありました。

2004年2月4日
2004年2月4日

 かつては全てが埋まっていたのでしょうけどね。

2004年2月4日

 埋まっていたのでしょうけどね……。左端の1面は広告に、奥に見えます右端の1面にいたっては真っ白になっています。

 貴重な資料ですので大きい画像で載せておきましょう。

2004年2月4日
2004年2月4日

 残っているお店は2階が多いようですね。立地の勝利ということでしょう。

2004年3月7日

「テレフォンカード販売中」の貼り紙もありました。パソコンとプリンタのある事務所でとりあえず作って印刷しましたという趣きがたまりません。
 記念に1枚買っておけば良かったですね。

3階 ピアー・フェスタ

アメリカンドリームを思わせる、ウエストコーストのムードを演出したグルメとショッピングのゾーン。

公式サイトより
2004年1月17日
2004年1月17日

 ……1店舗!

2004年1月17日

 ちなみに2階は店舗の約半分が入居されていました。ものすごい違いです。それでも半分ですが。

 3階のアトラクションは3つあります。「テオスの塔」「ゴーストプリズン」「クロノス」です。「クロノス」は先に書きました、外からも見えていたものです。

「テオスの塔」は

2004年6月21日

テオスの塔
パラシュートタワー [ 500 円 ]
6基のゴンドラが、地上40mの高さまで一気に上昇、パラシュート降下が体験できるアトラクションです。 塔の上部には「テオス」と呼ばれる女神が設置され、フェスティバルゲートのランドマークとなっています。夜間は幻想的な色に美しくライトアップされ、昼間とは違った表情を見せています。 あなたもゴンドラに乗って女神テオスさまにお会いください。

公式サイトより
2004年6月21日

 女神テオスさまー!

2004年1月17日

 デルピス・ザ・コースターとテオスの塔が並ぶこのような写真は、フェスティバルゲートといえばこれと言っても過言ではないほど何万枚何十万枚と撮られていることでしょう。

 残る「ゴーストプリズン」は写真が見当たりませんでして……隅々まで歩かなかったのか、歩いたうえで撮影しなかったのか、出来るものがなかったのか……記憶にございません。

ゴーストプリズン
3Dサウンド・フアンハウス [ 500 円 ]
ライドに搭載された立体音響装置により、臨場感溢れるサウンドを再現。各シーンのセットに同調しリアルな恐怖を体験できます。 騒然と佇む古ぼけた不気味な屋敷。噂によると、その屋敷の奥には目も眩むほどの財宝が隠されているらしい。その噂を聞きつけて今日も人々がやしきの中へ足を踏み入れていく。それが、人々をおびき寄せ、地獄へ引き込むための仕掛けられた罠だとは知らずに・・・・。 ようこそ、我が家へ・・・・・・

公式サイトより

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにあるなんとかライドみたいなアトラクションの祖先なのでしょうか。1997年オープンですので現代とは比べ物にはならないでしょうけども。
 しかし「屋敷」「やしき」という表記の揺れは何なのでしょうね。

 3階は空き店舗ばかりですが、完全に立ち入り禁止ということはなくある程度は歩き回れるようになっていました。

2004年1月17日

 閉店された店舗はそのままの姿でした。

2004年1月17日
2004年1月17日

 オープン当初は毎日何千何万もの人が訪れて賑わっていたのでしょうけどね。

2004年1月17日
2004年1月17日

 ……ここはどこの店舗だったかな。

2004年1月17日

 ガラス越しにこの光景が見えたからといってどうして撮影したのかな。

2004年1月17日

 何を思っていたのか……。

2004年1月17日

 こちらは「クレアーズ」というアメリカ発のアクセサリー屋さんですね。ロゴマークは当時のもので、現在とは異なっています。

2004年1月17日

 何のお店だったのでしょうね。店舗の名前ではなくてエリアの名前だったのかな?

2004年1月17日

 閉鎖されている出入口もありました。

2004年1月17日

「店内改装」ね……。

2004年1月17日

 まぁそりゃ営業されている店舗がないのに入って来られても困りますよね。

 公式サイトを見ていますと3階は衣類や雑貨、アクセサリーの他に中古CDやビデオのお店も営業されていたようです。業種を選ばない懐の広さよ……。

 また、店舗だけでなく

2004年1月17日

「添乗員 乗務員 控室」がありました。かつては遠方から団体で遊びに来られていたのでしょうね。この控室が最後に使われたのはいつなのかな。

 他に面白いのは

2004年1月17日

「阪神タイガース優勝祈願神社」です。あぁ、大阪だなぁ。
 神社を正面から撮影していなかったのですが、鳥居の向こうには賽銭箱と

2004年1月17日

 虎がいるのですが、これがまた

 まんまと引っ掛かったわ!

4階 オリエンタル・フェスタ

 さて次は4階……

2004年1月17日

 閉鎖ー!

 いやいやそんなはずは。エスカレーターは複数ありましたのでその1つが閉鎖されていたということです。

マルコポーロの東方見聞録の世界を再現。
神秘的な雰囲気のオリエンタルグルメゾーン。

公式サイトより
2004年1月17日

「FOOD PLAZA」……フードプラザね。「神秘的な雰囲気なオリエンタルグルメゾーン」とは……。

フードプラザ
フードコート [ 200 席 ]
十数種類の材料を使った自慢のタコヤキの他、うどん、そば、丼等。特別ゼイタクなMIXを使ったソフトクリームも、オススメ!

公式サイトより
2004年1月17日

「十数種類の材料」が何だったのか、「特別ゼイタクなMIX」が何だったのか、今となっては知る由もありません。
 200席はなかなかのスケールと思いますが、先の写真のあたりにも所狭しとテーブルや椅子が並べられていたんでしょうかね。

 公式サイトを見ますとかつては他にも飲食店が並んでいたようでして

中国健康野菜市場 権
中国家庭料理 [ 82 席 ]
上海の職人が作る本場の中国の味が、1,580円で食べ放題できる話題の店です。内装も100年前の中国レストランです

公式サイトより

民俗村
韓国料理焼肉専門店 [ 58 席 ]
冷麺・石焼ビビンバ等、韓国伝統焼肉の食べ放題コースもあります。

公式サイトより

芭蕉庵
創作和菓子工房 [ 40席 ]
挽きたての黒粉で、素材にこだわった笑美(わらび)餅が味わえる、
石臼体験のできるお店です。

公式サイトより

河道屋銀華
そば処 [ 44 席 ]
こだわりの食材を使い、そばもつゆも吟味した京都の老舗の味。
是非一度ご賞味ください。

公式サイトより

やきやき三輪
お好み焼き・そばめし [ 35 席 ]
スティーヴィー・ワンダーも、はまってしまった“そばめし”を一度、ご賞味ください。

公式サイトより
そばめし……?

 しかしあまりの何もなさに、さすがにそろそろ「ここは歩いて良い場所なのか」「立入禁止の場所ではないのか」という疑問が芽生えて来ます。警備員に連れて行かれはしないだろうか……。

 そんな不安をよそに現れましたのは

2004年1月17日

「恐怖診断 CHIN SEGHOST」……チン・セグホスト? 何なのでしょう。

2004年1月17日

 少し進みますと出入口がありました。

2004年1月17日

 あ、「チャイニーズ ゴースト」ね。「CHINESE GHOST」。チン・セグホストなわけがありませんよね。
 しかしどうして「E」の文字が消えてしまったのでしょう? 1文字ずつ貼ってた? わざわざ? うーん……?

チャイニーズゴースト
ウオークスルー占いアトラクション [ 400 円 ]
タッチパネルの質問に答え、蝋燭を手に一歩足を踏み入れれば、そこは血塗られた闇が支配する世界・・・・。ゴーストたちの怨念の叫びが、あなたを恐怖の世界へと誘う・・・・・・。そしてその試練をくぐり抜けた後には、「恐怖度診断」と「占い」が待っています。 恐怖の向こうにあなたの運命が見える・・・・・・・

公式サイトより

 お化け屋敷……なんでしょうけど、ちょっとハイテクな要素を加味されているようですね。
 インターネットに残る数少ない体験記によりますと発汗センサーの付いたロウソクを手に歩くアトラクションだったようです。

 4階には他にどのようなアトラクションが設けられているのでしょう?

2004年1月17日

エキドナの洞窟
シューティング・ダークライド [ 500 円 ]
4人乗りのライドに搭載されたレーザー銃で標的を倒すシューティングゲーム。プレーヤーからの一方的な攻撃だけでなく、敵からの攻撃も受ける、双方向アクションシステムを採用し、おもしろさが倍増。 目の前に立ち塞がる不気味な洞窟。その奥には、邪悪な大蛇の化身「エキドナ」が潜んでいる。聖なる光を発する石が埋め込まれた銃を手に、力を合わせ、エキドナの野望をうち砕け!!

公式サイトより

 今なら独りでも遊ぶんですけどね、思春期延長戦真っ最中の20代前半でしたものでね……。惜しいことをしました。

2004年1月17日

アエロプリオ
ツェッペリン [ 300 円 ]
8人乗りの飛行船の形をしたライドが、空中をふわふわと高く低く斜めの軌道を描きながら旋回していきます。 飛行船からは、すばらしい景色が一望でき、ほんの束の間の空中散歩でゆっくりとしたくつろぎの一時を満喫できます。また、夜間のライトアップされた風景は幻想的な夜間飛行を演出してくれます。 飛行船に乗ってロマンチックな空の旅をお楽しみください・・・・

公式サイトより

 ちょいと検索しますと「ツェッペリン」とは「硬式飛行船」の代名詞とのことです。詳しくは後で検索して下さい……。
 説明を読む限りでは絶叫マシンではなくのんびりしたアトラクションというイメージですが、

2004年1月17日

 動いているときの写真を見ますと結構怖そうなのですよね。「ゆっくりとしたくつろぎの一時を満喫」というイメージではないですね。

 また、写真はないのですが

占いラビリンス
占いダークライド [ 500 円 ]
入力ゾーンでIDカードにデータ入力した2人乗りライドに搭乗し、各シーンで出される質問に答え、最後に出力ゾーンでIDカードを端末に挿入、占い結果がプリントアウトされます。 女神テオスのお告げを聞くことができる女神「パルテノス」。彼女に占ってもらうには、ライドに搭乗し、迷路のような遺跡の中を進み、森の小人や妖精たちの質問に、正直に答えなければいけません。 貴方に、女神テオスさまのお告げを授けましょう。

公式サイトより

 女神テオスさまー!

「占いダークライド」の意味がまるで分からないのですが、まぁ心理テストみたいなものなんですかね。

ふれ愛 ニャンニャンランド
[ 大人 600円、小人 400円(中学生未満) ]
世界の珍しいネコちゃんたちとふれあってあそぼう。

公式サイトより

 ネコちゃん!
 猫カフェというわけではないのでしょうけども、なかなか意外なところを突いて来ますね。

 さて、歩いていますと壁にポスターが貼られていました。

2004年1月17日

そらもう、遊びまくりや。
「なんかス~ッとする遊び、したいわぁ」「今日、仕事終わったら、デルピス乗りに行こか」「何やのん、それ」「フェスゲのデルピス・ザ・コースターや。屋内型では日本最速やねんでェ」「へぇ、スゴそうやん」「他にもバーチャルな遊びに、グルメにショッピング、それに映画館もあって、夜景もキレイやで」「けど、仕事終わってから言うて、車持ってないくせにィ」「心配せんでも、電車ですぐそこや」

ポスターより

 場所としては梅田や難波、天王寺からすぐに行けますし、夜は仕事終わりの人たちで賑わっていたときもあったのでしょう。今となっては遊べるアトラクションや食事の出来るお店がどれだけ残っているのでしょうねと思ってしまいます。夜景は……後ほど。

 ところでこの記事を書くにあたり20年越しで気が付いたのですが

2004年1月17日

 不自然ですよね、この四角。何なのでしょう?

2004年1月17日

 ドラえもん……!
 明らかに誰かが貼ったシールですよね。誰ですか? この記事を読まれていましたらコメントを下さい。フェスティバルゲートの思い出話を聞かせて下さいよ。

2004年1月17日

 さて、うろうろと歩いていますと「こころと声の資料室 ここるーむ」なる場所がありました。左下の「戦場写真」が気になりますが……どのような内容だったのでしょうね。

 この頃、大阪市では「新世界アーツパーク事業」という、芸術に携わる人たちを支援する事業が行われていまして、フェスティバルゲートの空き店舗がその場所として利用されていたのですね。

 実は3階を散策していましたとき

2004年1月17日

「イタリア生まれのファーストフード パリオ」なる店舗があったのですよ。しかし

2004年1月17日

 ちょっと様子が変ですよね。

2004年1月17日

 店舗の中を覗いてみますとブックシェルフが置かれていますね……?

2004年1月17日
2004年1月17日

「新世界アーツパーク事業」の事務局でした。
 空き店舗のリサイクル……現代で言うSDGsなんですかねぇ。

 なお、「ココルーム」はフェスティバルゲートなき後の2025年現在も場所を変え活動されています。

 さて、他には何があるかな……

2004年1月17日

 5階へ続く階段がありました。

2004年1月17日

 屋外の階段なのですね。これは……もしや?

2004年1月17日

 2階で見上げましたこの船なのですよ。あぁ、階段だったのかぁ。凝ってるなぁ……。

2004年1月17日

 というわけで4階でした。

5階 モスク・フェスタ

東西世界の十字路イスタンブールをイメージ。
グランバザールの不思議な雰囲気が漂うグルメゾーン。

公式サイトより
2004年1月17日

 グルメゾーン……!
「beer restaurant BASKET バスケット」です。公式サイトでは「バスッケト」と誤って書かれている部分もあるのですが……

バスケット
ビアレストラン [ 350 席 ]
広々とした店内で、バリエーション豊かなメニューからお選びいただけます。

公式サイトより

 350席! 広いー!
 その内部は

2004年1月17日
2004年1月17日
2004年1月17日

 ビアレストランよりはフードコートと言った方がしっくり来ますね。

 どんなメニューがあったのでしょう。
 残念ながらメニューを撮影していませんでしたのでちょっと拡大してみましょう。

2004年1月17日

 たこ焼きや……。オープン当初はその場で焼いていたのかも知れませんが、この頃は冷凍だったのかなぁ。

2004年1月17日

 讃岐うどんにラーメン……他は何なのでしょうね。カレーかな?

2004年1月17日

 モルツにカールスバーグ! ビアレストランですものね。

2004年8月28日

 食器は返却して下さいね。このフードコート感よ……。
「返却口」の右側にメニューが貼られていまして

2004年8月28日

 やきそばと唐揚げのセットが490円! 安! よく見ますと飲み物も付いているような?
 さすがに冷凍ですよね……? 食材を普通に用意していましたらロスが多過ぎそうですものね。

2004年8月28日

 客席の一部は閉鎖されていました。オープン当初の混雑はどれほどのものだったのでしょう……。

2004年1月17日

 何故か並べられたソフトクリームを横目に次へ進みますよ。

2004年1月17日

 ディレクトリがありました。

2004年1月17日

 5階には……

2004年1月17日

 拡大しても文字は読みにくいですが、デルピス・ザ・コースターの乗り場があるのですよ!

 行ってみよ!

2004年1月17日

 大人1人お願いします……

2004年1月17日

 ぎゃーす!
 屋内型とはいえ天候に左右されるのですよね。ジェットコースターは独りでも乗ってみたい気持ちはあったのですが。

 仕方ありませんので進みましょう。

2004年1月17日

 ここは……? 営業されている雰囲気はありませんね。

2004年1月17日

 なんとなく懐かしい雰囲気のする絵です。

ガン・ミュージアム
エアガン博物館 [ *** 円 , オスマン帝国の秘宝ご利用の方、会員の方は無料]
関西最大級のエアガン博物館がついに登場! ハンドガン・ライフル・マシンガン・ショットガンetc バイオハザードバージョンや007モデル、その他カスタムメイドのガンをズラリ展示。入口ではオークション価格1億円のロビーロボットが出迎えてくれます。 なお、シューティングレンジは、近日オープンの予定!

公式サイトより

 説明を読んで思うところは色々とあるのですが……この説明文は2000年6月6日時点の公式サイトのものです。検索しましても行きましたという体験談は見付かりませんでした。
 2002年2月には公式サイトの「アミューズメント」のページから消えてしまっています。

 次に「会員の方は無料」という文言が気になりますね。会員とは……? ガン・ミュージアムの会員ということ? 調べましても分かりませんでした。

 そして「入口ではオークション価格1億円のロビーロボットが出迎えてくれます」とは?
 検索してみますと「禁断の惑星」という1956年のSF映画に登場する「ロビー・ザ・ロボット」というキャラクターなのかなぁ?
「オークション価格1億円」が本当だったとして、それはどこへ行ってしまったのでしょうね。債務の返済に……まぁこの記事の趣旨から外れますのでやめておきましょう。

 最後の「シューティングレンジは、近日オープンの予定!」……公式サイトを見る限りはオープンはしなかったようですね。
 ガン・ミュージアムは無料で、シューティングレンジは有料になるはずだったのでしょう。

2004年1月17日

 次は……「THE LAST ADVENTURE」。
 ザ・ラストアドベンチャー……「激揺席的電映館」とは何ぞ? いやまぁだいたい想像出来ますけど。揺れる椅子に座って映像を見るあれですよね。

ザ・ラストアドベンチャー
バーチャルリアリティ・シュミレーションシアター [ 500 円 ]
ハイクオリティな映像、迫力あるサウンドでリアリティたっぷり!映像に合わせて上下左右斜めに激しく揺れるシートも本物のような迫力。 映像内容も2種類用意しています。 一度、バーチャルリアリティ・シュミレーションを体感してみて下さい。

公式サイトより

 ですよね。
「映像内容も2種類用意しています」とのことで、2種類は内容がリンクしているのか、選ぶことは出来るのかなど気になるところはありますが……2種類見て、気になるところがあるからもう一度ずつ見ようと思っても4回。
 現代こそ同じ映画を何度も映画館へ観に行くリッチな人もいるようですが、これについてはリピーターの上限が見えてしまっていますよね。

2004年1月17日

 まぁこうなりますよね……。

2004年1月17日

 アトラクションの一覧……なのですが、4階には3つ以上のアトラクションがあったはずです。天候に左右されるアトラクションがこれだけということなのでしょうね。
 ところで

2004年1月17日

 この投げやりな隠し方よ。角がめくれているのは百歩譲るとしても、そもそも真っ直ぐ貼れてなかったよねという……。まぁ気持ちは分かりますけども。

2004年3月7日

オスマン帝国の秘宝
ウオークスルーロールプレーイング [ 大人 700円,小人(18才未満) 500円 ]
世界初! アドベンチャー映画の世界を体験しながら宝探しが楽しめる。ロールプレイング感覚のニュータイプのアトラクション!  宝探しのコースは7コース、初級、中級、上級コースがあり、何度来ても楽しめる!!カップル・グループで一つの宝を探すので同伴する人が変われば新たな楽しみが・・・。 8月にはカップル限定の新コースを含めたリニューアルオープン! あなたも、この感動を一度体験してください。

公式サイトより


2004年3月7日

 検索しますと「面白かった」という体験記がいくつかヒットします。手に入れたのは偽の宝で失敗に終わったということもあったようで、何度も遊びたくなるアトラクションだったようですね。
「8月にはカップル限定の……」とありますが、いつの8月だったんでしょうね。

2004年3月7日

 足元には手形が……誰の?

2004年1月17日

 さて、5階は屋外の部分もありまして……

2004年1月17日

 先程の船の階段です。足元が濡れているとちょっと怖いですね。意味なく下りてみたい気はしますが、やめておきましょう。

2004年1月17日

 さて、こちらは

カーレントデンジャー
ロックンロール [ 300 円 ]
回転するターンテーブルの上を、4人乗りの樽型ライドが転がり始め、急にクルッと回転し始めます。きっと、見た目以上のスリリングな体験が楽しめます。「カーレントデンジャー 」とは、海流が荒れ狂う危険なポイントのこと。危険を承知ならば「樽」に乗って船の残骸や、積み荷の宝物が散らばる現場を見に行くことも・・・・・。しかし、くれぐれも目を回したりしないようにご注意を・・・・・。 「カーレントデンジャー 」に引き込まれるな!

公式サイトより

 うへぇー……

2004年1月17日

 この乗り物がこうグルグルと回転するということ? 本当に? 酔いそうですね。ただただ酔いそうですね。

2004年1月17日

 こちらは「キッズランド」という子供向けのエリアなのですが、天候不良のため運転を休止しておりますとのこと。

キッズランド
5種類の子供・ファミリー向け遊戯施設
フェスティバルゲート駐車場棟の屋上(5階モスク・フェスタと連絡)に用意した子供やファミリー向けの5つのアミューズメント施設。

公式サイトより

「用意した」って……いやまぁ間違いではないんやろうけどさ、もうちょっと、こう、他にありませんでしたかね、言い方が。
 それはそうと「5つのアミューズメント施設」とは何だったのでしょう?

サイクルモノレール [ 200円 ]
モノレールと自転車のスポーツ性をプラスした乗物。君はどのキャラクターの乗物に乗るのかな?

ドラゴンコースター [ 300円 ]
ドラゴンの形をしたコースターが鋭い角度でコーナーを走り抜けます。小さくてもスリルいっぱいのコースター。子供ももちろんヤングにも人気のある乗物だよ。

ディノジェット [ 200円 ]
ライドに乗ってゆっくりと上ったり下がりながら回転する遊園地定番の子供に大人気の乗物。

サファリペット [ 200円 ]
可愛いパンダやクマなどのぬいぐるみが、子供を乗せて歩き回るとても愉快な乗物だよ。

バッテリーカー [ 100円 ]
簡単な操作で子供でも安全に運転できるバッテリーを搭載した小型電気自動車。遊園地定番の乗物。

公式サイトより

 定番ながらも結構な充実っぷりですね。「愉快な乗物」という言葉のセンスもたまりません。
 サイクルモノレールやバッテリーカーなど40代になった今でもちょっと乗ってみたい気はします。

 ところで先のアトラクションの一覧には

2004年1月17日

 あれ、6つのアトラクションがありますよね?
 人が巨大なウサギと向かい合っているように見えますが……何なのでしょう? 検索しましても「5種類の」アトラクションと書かれているページはヒットするのですが。

 何だったのでしょうね……次へ進みましょう。

2004年1月17日

メビウスループ
ハイローラー [ 400 円 ]
4人乗り4両連結のライドが楕円型トラックフレームの内側を走行し、さらに楕円型トラックフレーム自体が回転します。上下左右の激しい回転運動により今までにない浮遊感覚が発生し、スリリングで不思議な乗車感覚が楽しめます。 メビウスループに乗れば、時空の果てにある重力のねじ曲げられた世界「カオス」の世界を疑似体験できるのです。 未体験の重力の恐怖に、あなたは耐えられるでしょうか?

公式サイトより

 なんか恐ろしいことが書かれていますね。えーと

2004年1月17日

 布が掛けられていて見えませんが、ライドがフレームの内側を走りつつ

2004年1月17日

 フレーム自体もグルグルと回転するというわけですよね。ゲロゲロ……酔いますね、これは。
 休止中で良かった……いや、動いていても乗りませんけど。

 他には何があるかな……あたりを見回しますと

2004年1月17日

 何歳くらいの人まで分かるんですかねぇ、これ。
 フェスティバルゲートの規模で開園が1997年でしたら何十台かあっても不思議ではありませんが、このあたりはこの1台だけだったんでしょうかね。まぁ屋外ですしね。
 しかしどうしてこのようなことに……まぁ撤去するにも費用は必要ですけどね。

2004年1月17日

 こちらはフェスティバルゲートの定番ショット。通天閣が見えるのもポイントです。

2004年6月21日

 ちなみにこちらはテオスの塔とデルピス・ザ・コースターが同時に動いているという、この頃としては貴重な写真……。

 さて寒くなって来ましたし建物の中へ戻りましょう。

2004年1月17日

 ぎゃーす!
 目の前にデルピス・ザ・コースターのレールが!
 手を伸ばせば届きそうというか、ぼんやりしているときに走って来られたら倒れそうというか……恐ろしいね、フェスティバルゲート。

2004年1月17日

 なお、5階には「AR」というカフェもあったようなのですが……どのようなお店だったのでしょうね。

6階 ラボ・フェスタ

19世紀の冒険科学作家ジュール・ヴェルヌの研究室をイメージしたゲームアミューズメントゾーン。

公式サイトより

 検索しますとジュール・ウェルヌとは「海底二万里」「八十日間世界一周」といった小説を書かれた方のようです。小説の名前は聞いたことがありますね。

 6階にありますのはデルピス・ザ・コースターの降り場と

2004年1月17日

「6Fにあるんだってば! セガワールド」。
 ちょっとふざけた感じというよりは切実な叫びにも思えてしまいます。人の少ないフェスティバルゲートの有り様を見ますとね。お願いですから6Fに来て下さいという。

2004年1月17日

 セガワールドとは株式会社セガが運営されていたゲームセンターです。
 フェスティバルゲート全盛期でしたら普段はゲームセンターに行かない人でもちょっと寄ってみようかとなったのでしょうけども、ゲームセンターで遊ぶためだけにフェスティバルゲートの6階まで上がって来る人がどれだけいるのかというね……。

 ちなみに株式会社ナムコの名作ゲーム「スタートリゴン」が稼働していましてね、そりゃもちろん遊びましたとも。

 ところでこの出入口以外にも

2004年3月7日

 かつては階段の向こうにも何らかのアトラクションがあったようです。
 当時のセガの公式サイトを調べますと

3Dシアター「3D Virtual World」等の最先端のVR技術を駆使したアトラクションを楽しむことができます。

セガ公式サイトより

 とあり、それがこの階段の向こうにあったということなのかなぁ。まぁ今となっては確かめる術もありません。

7階 シネ・フェスタ

まるで国際映画祭の会場のようなきらびやかな街並みを演出したシネマ・コンプレックスゾーン。

公式サイトより

 国際映画祭の会場がどのようなものか分かりませんけども……

2004年1月17日

「シネ・フェスタ」という名前の通りの映画館が営業されているフロアです。
 検索しましたところ正式名称は「動物園前シネフェスタ4」なのかなぁ? 4つのスクリーンを備え、他ではあまり観られない映画を多く上映されていたようです。

8階 ビュー・フェスタ

2011年4月17日

 このあたりが8階だったようなのですが、実は上がったことがないのです。

 2001年4月頃までは8階の案内として

港に停泊した貿易船をイメージしたレストラン。
バラエティ豊かな創作大衆料理がメイン。

公式サイトより

 と書かれ、

パジャン
空中展望レストラン [110 席 ]
店内は、港に停泊した貿易船をイメージ。
バラエティーに富んだ創作大衆料理がメイン。

公式サイトより

「パジャン」というレストランが営業されていたようです。
 2004年1月の時点では「BRIDGE」というライブハウスになっていました。

次回予告

2004年3月7日

 さすがに長くなって来ましたので一旦ここで区切ります。
 フェスティバルゲートの思い出はまだまだ続くよ!

 読み終えて面白かった、役に立ったと思われましたらチップをよろしくお願いします。記事も広めてね!

いいなと思ったら応援しよう!

栗橋英実
読み終わられて「面白かった」「役に立った」「他の記事も読みたい」などなど思われましたらチップを是非よろしくお願いします。