大阪市平野区「平野中央本通商店会」で楽しいアミューズメントスポットに辿り着いたと思ったら……?
2019年4月20日の話
大阪市平野区「平野中央本通商店会」へやって来ました。JR平野駅から南へてくてくと歩きまして、「メガロタウン五番街」を抜け、「平野南海商店街」の途中で「平野本町通商店街」のアーケードに入り、その東の端まで行くと平野中央本通商店会です。アーケードが続いていますので同じ商店街と思う方もいらっしゃるでしょうけどあくまで違う商店街です。
店名看板はこんな感じですぅ。「商店街」ではなく「商店会」なのですね。「大阪市商店会総連盟」のサイトにも「商店会」として載っています。
ところでこの「子供のりもの」良いですよね。昭和のおもちゃ屋さんというのは「のりもの」が必須だったのでしょうねぇ。商店街散策をしていますとあちこちで「のりもの」の看板を見掛けます。
造花などを挿すところ。
照明。
照明は2パターンあるのね。
西の端に大きな地図が掲げられています。
平野南海商店街も平野本町西商店街も平野地下鉄東筋商店会も平野本町通商店街も平野中央本通商店会も平野東商店会も「平野商店街」でまとめられている豪快さにシビれますね。
道が細かく記されていますね。描かれた方の几帳面さがうかがえます。
ところで右下の「自転車屋博物館」が気になりますね。調べてみましたら正確には「自転車屋さん博物館」でした。「平野・町ぐるみ博物館」という運動が1993年から行われていまして、個人の住宅や商店を博物館や資料館として開放しようというものだそうですよ。
さて進むか……と思いましたら「傘はたたむんだぞ」。平野本町通商店街でも傘は畳んでというメッセージがありましたけど、アーケードの下でも傘を広げて通る人がそんなに多いのね……。そしてこの絵は。まぁ深く突っ込みませんけども。
マップが掲示されていました。14店舗。いや、お寺は店舗とは言わないか。そしていつ作られたマップなのか分かりませんけども……。
何やら気になる建物がありました。朝日新聞。
「小林新聞舗」さん。Wikipediaによりますと「大阪市で最も古い新聞販売店(朝日新聞販売所)」だそうです。
「登録有形文化財」。
「聞新 所賣販野平」!
これは……詳しくないのでよく分かりませんけども。
「新聞屋さん博物館」として見学出来る日があるようです。詳しくは検索してみて下さい。
ここは……。タイガーロープと「危険 ちかずかないで!!」の貼り紙が。
「ベビーバギー サービスショップ」他の商店街でも見た覚えがありますね。全国チェーン的な何かがあったのでしょうけども検索しても分からず。
「歩きタバコはやめてくれい」ラオウ様!
「作業服 職人の店 モリシゲ」さん。渋いテントだなぁ。店名看板は「紳士洋品」。
「文具 事務用品 土井文具店」さん。奥に見えます「パイロット萬年筆」の看板が渋いなぁ。
「井上呉服店」さん。こちらも良い看板ですね。
「ヒラハチシューズ」さん。右手、電話番号の上に看板の支柱? が残っていますね。
「世界長」「セカイチョー靴」カッコいい!
反対側からも。「世界長ユニオン株式會社」さんの靴……と思いますが、その名前は2010年からですのでこの看板の当時は「世界長株式会社」さんだったのだろうと思います。
このような貼り紙が必要になるとは……。「酔~て(スメでも)」スメとは何なのでしょうね。方言?
ここは……平屋なのか、シャッターの向こうは更地なのか?
ストリートビューを調べましたらこんな感じでした。何故にシャッターを残したのだろう?
「傘はたたむんだぞ」。少年ジャンプ推しがすごい……。
なんとなく珍しい? 店名看板に「LAWSON」さん。
「御菓子 あめ嘉」さん。なんとなく気になりまして。
左手前は喫茶店かな? 何と読むのでしょうね。「オオイエ」さん? 残念ながら店名看板はなし。
奥は「スポーツ用品 十字星」さん。
「笑顔のおもてなし。復活商店街!」……先に見たマップは14店舗だったと思いますがこちらは11店舗。こちらが新しいのでしょうね。「復活」というのも倒れてしまったからこその復活であって、ちょっと寂しい気はします。
西の端に着きました。アーケードはここでおしまいですが「平野東商店会」に接続されています。そちらはまた別のページでご紹介しますね。
看板が……。
「平野中央」の部分がなくなってしまっています。「商店会」ではなく「商店街」と表記の揺れがあるのはよくあることです。
ストリートビューを見ますと2017年9月の時点では「平野中央」の部分は健在です。
2018年10月になりますと……建物の解体工事に邪魔だから外したというよりは、数ヵ月前の台風で飛んで行ったというところなのでしょうね。
2021年12月12日の話
とまぁここまでが2019年4月20日の話でして、ここからは2021年12月12日の話です。平野南海商店街を再訪したついでに寄りましたわけでね。
地図を改めて見てみましょう。「映像資料館」。
「町屋博物館」。
「くらしの博物館」。
「自転車屋博物館」。気になるスポットが色々ありますね。これが先に言いました「平野・町ぐるみ博物館」なわけね。
「プロムナード」。これは先の平野南海商店街の記事をご覧下さい。
写真は何十枚か撮りましたものの前回と同じ写真ですのでそのあたりは割愛しますね。
前回訪問時より後に「小林新聞舗店舗兼住宅」の説明書きが出来たようです。それによりますと「平成14年左隣接地に当建築を模した新聞屋さん博物館を新築し」あれ、この建物が新聞屋さん博物館ではなかったのね。左側を見ますと確かに少し綺麗めな建物がありました。その写真は撮っていませんでした。テヘペロ。
困ったときはストリートビューだ!
この建物は変わらずそのままでした。2階部分を見ますと何となく丈夫な建物に見えるのですけどね。
「岡島ふとん店」さん。電話番号が3桁4桁でもなく2桁4桁。これはどういうことなんですかね……。そういう時代もあったということなのでしょうけども、それがいつなのか調べてみましたがよく分かりませんでした。
ここはお店……ではないのかな? よく分かりません。「出店固くお断りします 中央商店街」。
写真だと小さくて全く分からないのですが傘をたたもうという例の貼り紙には「鬼滅の刃」が登場していました。というか傘を畳まない問題はそんなに深刻なの?
「繁栄」の提灯が渋いなぁ。
「呉服 木田」さん。幟! こういうのもお祭り好きの地域性?
というか公式サイトを見ましたら本当にお祭りがお好きなお店なのですね。
あらら……。お大事になさって下さい。
「井上呉服店」さんに幕が……。建て替えなのでしょうね。
よく見ますと右上にスピーカーがありますね。うわー、何が放送されてたんやろ。
マンションになったり空き地になったりしているところもありますが……。
店名看板はそのまま。全盛期の姿を見たいなぁ。
端に着きました。看板はそのままでした。
アミューズメントスポットに辿り着いた
ところで商店街をブラブラしていましたらちょっと気になるスポットに辿り着きました。なんというか……スモーク? 演出ですよねぇ?
灯籠……なんか違和感が。
きゅ、QRコードや! うへぇ? これがいつ作られた灯籠なのか分かりませんが、まさかQRコードが貼られるなんて作った人は想像もしなかったでしょうね。
こ、ここは……。
この建物は……。
「平野の音博物館」。「昔のパチンコ台」「スーパーでの福引」「南海平野線」などマニアックな音声を聞くことが出来ます。全部聞いたらどれだけの時間がかかるのだろう? というかよく録音されていましたね。
「小さな駄菓子屋さん博物館」。訪問当時40歳の私でも「知らん……」となるようなレベルの懐かしい駄菓子などが展示されていました。
お地蔵さん……。
ここにもQRコードが!
「地獄通行門」「地獄堂」「地獄の釜の音が聞こえる不思議な石」。なかなかの地獄情報量。叫び声が聞こえて来るのは気のせい……ではなさそうよ。
「あなたはどこへ行くか 極楽度・地獄度チェック」。鼻血ー! 昭和の観光地感。たまりません。
質問の答えをもとに「地獄行き決定!」から「極楽行きたいこ判!」まで「さばき」が下されるわけですが、極楽行きたいこ判になりますとアドバイスが「そんな奴はおらん! 自分にウソをつかず正直に答えなさい エンマ大王」大王様ェ……。
地獄堂の反対側は「ほとけのくに」のようです。
自撮りスポットも完備! 仏様と赤い糸で結ばれるよ!
な、なんやここは……。
「仏道プチ修行体験」。そして……
「鬼ハンター募集」! QRコードはこのことやったんや!
このページでは紹介しなかったアトラクションもございますよ。面白いアミューズメントスポットだった……。
「一願不動 薬師堂 真言宗 全興寺」え、お寺だったの!?
「ウソをつくと舌をぬくぞ」いやいや本当にお寺だったんですって! 「平野中央本通商店会」へ行ってご自身の目で確かめてみて下さい。