
チェルノブイリ日記 70 ~ プリピャチで廃自販機をじっくり眺める会
音楽学校を出る
前回のあらすじ。
音楽学校を出て他の建物に行ったのに何故か音楽学校に戻って来ました。
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舞台から観客席を臨みます。
かつては若者や保護者、先生が並んでいたであろう客席も今となっては何が何やら分かりませんね。

舞台もピアノ以外はこれといって何もありませんので……

出ましょう。

外へ出ました。
存在感がなくなってしまった街灯が立っていました。かつてはこのあたりで他に高い物などなかったのでしょうけど。

ちなみにこの街灯なのですが

星が取り付けられていました。他の街灯も同じだったのかなぁ? 気が付きませんでしたね。
ちなみにこの赤い星は共産主義や社会主義のシンボルとして使われています。詳しくは検索してみて下さい。

建物が見えて来ました……が、なんやこの草木は。
しゃがんで撮影したんだったかな? まるで記憶にありません。いやまぁ背丈と同じくらいの草木がこれだけあっても不思議ではありませんよね。

次に撮影していた写真がこちらです。
同じ建物と思いますが、多少すっきりしていますね。別の角度から撮影したんだったかな……。
ところで屋根の上にサインが掲げられていますね。

何て書いてあるんでしょうね。ただでさえキリル文字を読めないのにオシャレなフォントにするのやめてぇ!
「ПРИПЯТЬ」こうかな?
Google翻訳にかけますと「プリピャチ」。ホントに?

同じだ!
さて、街の名前を掲げるこちらは何の建物なのでしょうね。そしてどこから入れるのでしょうか。
見慣れない物をじっくり眺める

……扉? 見慣れない板のようなものが並んでいます。

んんん? 自動販売機なのかな……?

じっくり見てみましょう。

何か書かれています。

「вода」……「水」

「еазцрованная」……「クリアされた」
うーん、分かるような分からないような?
逆に「炭酸水」で翻訳しますと「газированная вода」と出ました。おぉ、なんとなくそれっぽい!

しかしこれが「е」なの? まぁそうか……Sを反転させたようにしか見えませんでした。

こちらは硬貨の投入口と釣銭を出すボタンでしょうか。

しかし斜め過ぎない? 投入口……。やることが大雑把過ぎるのよ。
しかもただ斜めなのではなくて、曲がっているように見えますよね。入る? 軟らかい硬貨だったのか……?

硬貨の投入口から矢印が出ていますね。

飲み物を選ぶボタンでしょうね。水、炭酸水……お湯?

水などが出て来るところ。缶や瓶が出て来るわけではなく、紙コップで受けるタイプのようですね。
右側は釣銭が出て来るところかなぁ? 受け皿となるところがないし、地面に落ちそうですよね。

あ!
手で受けろってことか。説明されてたわ。
いやいやさすがに荒っぽ過ぎませんかねぇ……。
建物に入る
プリピャチの自販機について長々と書いている記事なんて宇宙で私の記事くらいなもんよねー。こんなだからこの日記はいつまでも終わりが見えないのよ……。
気を取り直しまして

椅子とテーブル……ですよねぇ? ちょっと自信がありません。
地面に埋められているのでしょうけども、倒れずに立ち続けていることが奇跡なのかも知れません。

テーブルだったらしき物の上に何か置かれていますね。

林檎や……梨ですかねぇ? 分かりません。美味しいチェルノブイリなんでしょうけど、さすがにかじってみる勇気はありません。
このテーブルは林檎の木の下というわけではありませんので、誰かが撮影のために置いたのでしょうね。どこから持って来たんやという気もしますが。

さてどこから入るのでしょうね。

何か気になります。

おぉ、ステンドグラスだ!?
見たい! 早く入ろう、入ろう!

というわけで建物の中に入りました。
チェルノブイリを訪れて11年経ってこうして写真を見直していて思うのですが、建物の出入口の写真をきちんと撮影しておけば良かったです。屋外の写真の次がいきなりこれなので、どんな建物にどうやって入ったのか記憶を掘り起こせないのですよね。
こういうとき映像があれば良かったんだなぁ……。
次回予告

誰かが置いて行った折り鶴。
続く。
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