楽しんで英検対策をできますように
毎日暑い日が続きます。
暑くてもコロナで学校行けなくても、英語の学習、習得はどの時代でも全国民必須ということで、この社会は回っています。ですので、英語の学習は手を休めることができないので、帰国子女であっても、この日本という国では試験は受けないと行けません。
今日は次男の英検対策です。国際系の中学に通う子ですので、英語は母国語がその辺にいます。中一ですでに英検一級がその辺にゴロゴロいるという日本国としてはあり得ない環境で学びを受けることができることには感謝です。
ただ、うちの子は、1日本語2韓国語3英語という母国語まで行ってない位置付けに英語があるためいわゆる英検の試験に都度出かけることになっています。一応帰国子女ではあるものの対策は必須で、とりあえずは試験準備をするものの落ちて落胆するよりも、丁寧に3級から初めて、一段づつ上がっていくことにしています。
今回は準二級。妥当ではありますが、英語を話せるのと何級をとるのとはまた別の話で、ネイティブでも一級に落ちることもあるというぐらい試験対策は必要になってきます。準二級の一次試験は問題なくクリアー。二次試験はヒアリングなどはほぼ満点で、二級合格レベルまでクリアーしていましたが、ここは受けた級が現状の結果、もう一度二級試験を受験することになるめんどうな作業が発生しますが、そこはルールに従うことになります。
コロナ禍の中で、密になりながらの受験はよく記憶に残ることになろうかと思いますが、本人たちは自分の言語能力を試すために試験を受けるという、試験準備であるとか、受験のための努力というものが、ほぼ垣間見られない様子を見た時に、我々昭和の人たちの辛い英検の試験の準備とか使わないであろう言語の殴り書き練習とか、そういうしんどい苦労は意味がないんじゃないのかという苦い記憶を辿りながら、ここは少し羨ましさをも感じています。
本来、勉強は楽しんでやれば、将来、絶対必要不可欠で、役に立つものであるはずなのに、殆どの日本人が英語を嫌々学習し、ほぼ話すことなく、ほぼ活用されずに、社会へ出ていくこのエネルギーと時間はなんなんだろうと考えさせられます。
言語を覚えるというのは本来楽しいものだし、それを使って、会話をし、外国語に至っては国境を超えて、異文化を楽しむことができるはずではありますが、いつの間にか、英語学習というものは、ほぼ行に近いものと化していることを考えると、果たして、英語学習の仕方は特に中学英語なるものは、殆どの日本国民についてその時期に学ぶには逆効果なものとなっているように感じます。
一つ残念なことといえば、次男については小学校の国語教育を半分しか学んでないので、国語の本を普通の中学生の数倍かかって読み上げるのが現状であり、それが将来何か不利なことが生じる可能性があるとも捉えることができます。本人の努力次第ではありますが、トリリンガルとして生きていくことが母国語の深みの欠如が生じたり、日本語の読書の速度が出なかったり、作品の感情の受け止め方が十分でないという結果につながるかもしれません。
しかし、複数言語を習得して、多角的に物事をみることができるのであれば、一部の不十分さは複合的にものごとを、多面的、多国的に物事を判断できる力を持つこともできると見て、利点、弱点はあるものの、結果それ以上の素晴らしさが確認できるのではないかと信じたいものです。
英検で英語の試験官と楽しくお話しできる。これは、羨ましい点ですね。次回は英検2級に挑むことになります。勉強しないことにはクリアーできないでしょうから、ある程度学習ストレスはかかるかと思いますが、英語を学習するというよりも、英語を話すための通過試験であることを願いたいです。