◆室内の逆光撮影(その1)
ポートレート撮影で逆光が綺麗だと良く聞きますが、シルエット撮影とは別に、逆光でも被写体の表情や肌質感も同時に魅せたいなぁと。そもそも逆光で撮る場合はどんな絵にしたらいいか分かってない😄 自分が撮りたい絵を探っていく手がかりとして、まずは頭の整理をすることにした。(Dxomarkに紹介頂いたシルエット写真)
◆フィルライトが綺麗な逆光写真
ここは、沈む太陽が商店街の屋根で減光し、光が霧の様になるお気に入りの場所。モデルを囲むフィルライトが非常に綺麗で、表情も綺麗に澄んで撮れた。
◆さてさて室内ではどう撮っていくか?
室内撮影では、窓際の椅子に座ったモデルをカメラマンが窓に向かって撮ることが多い。カメラマンの撮影スペースを考えるとよくあるシーン。このケースは輝度差が大きくモデルに露出を合わせるとレースが真っ白になる。そもそも選んじゃいけないシーンでは?と思うこともある。
それはさておき、自宅のレースカーテンをバックにどのくらい露出差が出るか確認した。レースカーテンの露出が12EV(レースカーテン無しでは14EV)で、反対側は7EV。う〜ん5段差。
レースカーテンの白飛びしないギリギリで露出を決めマネキンを撮影。床の反射を拾ってギリギリ黒潰れはなさそう。
ヒストグラムを見ると黒潰れはなないことが確認できた。撮影後のプレビューでさくっとは見てるが、何を持って良しとするかは事前に確立する必要があるなぁ。LRでシャドウ部の肌露光を上げてみたが電子ノイズが出ている。まあプリントして目立たなければといった自評価も必要。木を見て森を見ずは自分はよくやっちゃうから。
◆クリップオンストロボで逆サイドから光を補ってみたら?
クリップオンストロボをTTLにし、露出補正±0で撮影した。むちゃくちゃ不自然。ストロボはフル発光の音。こりゃダメだ。
天井バウンスのままTTLの-2EVに補正してみたらシャドウがやや持ち上がってきた。まあ自然には見える。
これはフラッシュ無しの写真。
これはインテリジェントオートだったかな。ストロボは-2EV。色が濃い目に出る。
これは直あての−2EVだったかな。ホワイトバランスが悪いなこりゃ。再撮影しなきゃ😄
とまあ、まずはやってみた。こりゃ前途多難だ🧸
◆レースカーテンの隙間からダイレクト光が入るケース
これもよくある輝度差が激しいケース。まるまったタオルケットの露出を90%露王にした。撮影時にはカメラのプロファイルでシャドウを持ち上げているが、LRに入れると反映されない。やはり現場で輝度差を埋めないとダメだな。
ヒストグラムを見ると、完全な黒潰れはない模様だが黒潰れに限りなく近い。
◆LRの自動補正をすると見たままに近くなる
ふむ 自動補正もありだが、これを現場で予測しながらか〜。悩ましいな。
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