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今はもうなき特急車両 キハ183

キハ183系が活躍した石北本線の特急列車は、主に「オホーツク」と、まもなく特別快速になる「大雪」が挙げられます。以下、石北本線におけるキハ183系特急の特徴や歴史について解説します。

1. 特急「オホーツク」

運行区間

札幌駅~網走駅間を結ぶ特急列車。石北本線の主要な都市や観光地を繋ぎ、北海道の東西を結ぶ重要な役割を果たしてきました。

キハ183系の特徴

初期型キハ183系は1980年代から運用され、冷房完備、リクライニングシートなどを備えた近代的な特急車両として登場しました。

北海道の厳しい冬季運行を考慮した耐寒・耐雪仕様が施されています。

景色

石北本線ならではの美しい景色が車窓から楽しめます。

2. 特急「大雪」

運行区間

旭川駅~網走駅間を結んでおり、地元利用客や観光客に親しまれていました。

役割

札幌~旭川間での「オホーツク」の補完列車として機能しており、道北エリアの利便性向上に貢献していました。

廃止

キハ183系車両は2023年に引退しました。さらに、2025年3月に特急大雪は特別快速になります。

3. キハ183系と引退

2023年頃までに、キハ183系は老朽化に伴い段階的に運行を終了。現在はキハ283系に置き換えられています。

4. 現在の状況


現在、石北本線の特急列車では、キハ183系に代わり、主にキハ261系やH100系が運行されています。しかし、キハ183系は北海道の特急列車史において象徴的な存在であり、鉄道ファンの間では今でも高い人気を誇ります。

石北本線特急は、厳しい自然環境を走破する魅力的な列車旅の一つです。引退後もキハ183系に思いを馳せるファンが多く、保存活動などでも注目されています。



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