直接法と間接法
骨盤矯正・ボキボキ手技・ストレッチを
一切やらない異色の整体師トリプルKです。
今回は、僕が施術の際に使っている「間接法」とその対極にある「直接法」についてお伝えします。
【お礼】
「KaoRu IsjDha」さんのイラストを頂戴しました。有難うございます。
関節の歪みの矯正には、真逆の方法があります。
一つは直接法。
もう一つは、間接法です。
直接法とは、ズレた関節を元に戻そうとする方法です。
関節が右にズレていれば、左に戻すのが直接法の考え方です。
この代表的なものが、カイロプラクティックによる矯正です。
一方、間接法とは、ズレた関節を更にズラす方法です。
関節が右にズレていれば、更に右にズラすのが間接法の考え方です。
間接法は、一見更に歪みを強めてしまう様に感じてしまうが、そうではないのです。
ズレているという事は、その方向に関節が動きやすいという事です。
間接法は、その動きやすい方向に関節を更に動かしてあげるのです。
間接法は、元々動きやすい方向に関節を動かすので、身体に負担が掛かりません。
無理に戻そうとするわけではないので、安全性も高いです。
また、矯正は緩やかに動かすので、こんなに弱くていいの?と思うくらいソフトです。
でも、それでちゃんと関節が元の位置に戻ります。
正しくは、勝手に戻ってくれます。
間接法は、人の身体が本来持っている整体する力を引き出しているのです。
正しい位置に戻そうなどと考えなくていいのです。
何故なら、正しい位置を一番分かっているのは、その人の身体だからです。
施術者は、ズレた関節が元に戻る手助けをしてあげるだけでいいのです。
僕も、直接法の矯正を過去には行っていました。
しかし、間接法の方がより効果が高く、しかも安全であることが臨床経験から分かったので、今では間接法だけを用いて施術をしています。
間接法の良さをまとめると、
・身体に負担を掛けない
・優しい力で矯正可能
・事故のリスクがほぼゼロ
・その人自身の整体する力を引き出すから安全で効果が高い
・お年寄りから子どもまで使える手技
間接法は、メリットしかないと言っても過言ではありません。
デメリットがあるとすれば、派手さがないくらいでしょうか。
でも、治療に派手さは必要ない。
大事なのは、
いかに安全に高い効果を上げるかです。
直接法と間接法。
考え方から根本的に異なるので、それぞれの言い分があると思いますが、両方を実践した僕個人としての意見は間接法が直接法より優れていると感じています。
最後までお読みいただき、有難うございました。
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