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集中講義:「出来るエンジニアのための特許講座」開講(7)

  この写真は、コロナ前にドイツ、デュッセルドルフ見本市会場で開催されたMEDICA展示会に参加した事がありますが、その際に、クリスマス・マーケットと時期が重なり、とても賑わっているストリートの様子を写真に収めたものです。

  次は、エンジニア向けの特許講座を開催します。概要は、前の記事を参照してください。

  本日は、私がベンチャー企業でエンジニアを育てる際に、意識してきた技術報告書の作成ポイントについて、続きのお話をさせて頂きます。

1. 論文/報告書形態
(2) 語句の統一:
・ 文学作品ではないので、同じものを意図する単語は、全て統一すること。
・ 文中に登場する記号は、間違いなく統一すること。
(3) 省略単語の定義:
・ 最初に登場した時に、かっこ書きで定義すること。
例えば、「光増幅器(AMP)は、・・。このAMPは、…」という風に。
(4) 箇条書き:
・ 箇条書きで簡潔に整理すること。
例えば、「高速特性を実現するには、
① キャリア速度の高い材料の選択、
② 実装時の寄生リアクタンスの除去、および
③ インピーダンスの整合が、必要不可欠である。」というふうに書くこと。
・ 並記する場合は、品詞/形態を統一すること
例えば、「①材料選択、②リアクタンスを除去すること」→ 「①材料選択、②リアクタンス除去」とするか、ないしは、「①材料を選択すること、②リアクタンスを除去すること」というふうに書く事。
・ 並記の基本は、「A,B,C,およびD」と書く事。(英語で言えば、A,B,C,and Dとなる。)
・ 「A、Bなど」というふうに「など」を極力入れず、並記すべき項目は、漏らさず書く事。
→「A,B、C、およびD」とする。

  無駄がなく、曖昧な表現を避けることで、報告書として、強い説得力が生まれます。

  以降の内容は、明日続きを書きます。
  なお、ここで、少しまとめると、「技術報告書、論文記載手法」について理解することで、特許作成・考案の際の論理思考に役立ち、そして、技術力もアップします。

  さて、冒頭述べましたが、集中講義:「出来るエンジニアのための特許講座」開講しますが、今回、大学生・高校生は、無料(オープン価格)としましたので、これからエンジニアを目指す方々にも、是非、参加してもらえればと思います。

  ご興味のある方は、遠慮無く、まずは、ご連絡ください。
・連絡先:tripleislab@gmail.com

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