集中講義:「出来るエンジニアのための特許講座」開講(6)
この写真は、コロナ前にドイツ、デュッセルドルフ見本市会場で開催されたMEDICA展示会に参加した事がありますが、その際に、クリスマス・マーケットと時期が重なり、とても賑わっているストリートの様子を写真に収めたものです。
次は、エンジニア向けの特許講座を開催します。概要は、前の記事を参照してください。
本日は、私がベンチャー企業でエンジニアを育てる際に、意識してきた技術報告書の作成ポイントについて、昨日の続きをお話させて頂きます。
1. 論文/報告書形態
(2) 考察:
・ 得られた結果を 理論的に解釈すること。
・ 技術内容や報告文の正確にもよるが、一般的には、「稚拙か、緻密か」は、数式があるかが、大きなポイントである。考察に数式がない、数式が出てこない考察は、考察とは言えないので、普段から自分が関わる技術分野での基礎理論をよく勉強することが重要である。
(3) あいまい表現:
・ 断定できる時は、断定すること。「考えられる。」とか「思われる。」というような、日本的で、あいまいな表現を極力使わないように努めること。どうしても断定できない時は、その内容、レベルに合わせて、「示唆される。」とか、「推定できる。」などの表現を用いることを勧める。
(4) 数値記述:
・ 技術論文・報告なので、結果や、結論において、できるだけ、具体的な数値を入れること。
例えば、「・・手法を採用して、高速化を実現した。」→「…手法を採用して、従来の2倍にあたる10Gb/sの高速化を実現した。」という風に記載するのが良い。
考察、結論に、定量的な記載を行うことで強い説得力が生まれます。
以降の内容は、明日続きを書きます。
なお、ここで、少しまとめると、「技術報告書、論文記載手法」について理解することで、特許作成・考案の際の論理思考に役立ち、そして、技術力もアップします。
さて、冒頭述べましたが、集中講義:「出来るエンジニアのための特許講座」開講しますが、
今回、大学生・高校生は、無料(オープン価格)としましたので、これからエンジニアを目指す方々にも、是非、参加してもらえればと思います。
ご興味のある方は、遠慮無く、まずは、ご連絡ください。
・連絡先:tripleislab@gmail.com
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