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集中講義:「出来るエンジニアのための特許講座」開講(5)

          この写真は、コロナ前にドイツ、デュッセルドルフ見本市会場で開催されたMEDICA展示会に参加した事がありますが、その際に、クリスマス・マーケットと時期が重なり、とても賑わっているストリートの様子を写真に収めたものです。

         次は、エンジニア向けの特許講座を開催します。概要は、前の記事を参照してください。

       本日は、私がベンチャー企業でエンジニアを育てる際に、意識してきた技術報告書の作成ポイントについてお話させて頂きます。

1. 論文/報告書形態
(1) 構成:
①目的(はじめに)、②測定や検討などの内容、③結果、④考察、⑤結論、ある場合は⑥課題(今後の課題)で構成すること。
(2) 結果と結論の違い:
・「結果」は客観的な事実(測定して得られた測定値など)を整理して書くもの。
・「結論」は、なんらかの判断(「開発を行う。」、「この技術を採用する」、「この技術開発の目処を得た。」など・・)をともなったものであり、論文/報告書の結論である。
・従って、「結果」と「結論」を混同して書かないこと。
・結論がないものが多いので、しっかり結論を書く事を意識すること。
・そして、「目的」と「結論」を合せること。
・また、報告書を作成する際に、どうしても結論を出せない状況も多々出てくるが、その際は、「なぜ、出せないのか」、「更に何を調査する必要があるのか」などを整理して、「今後の課題」として、記載しておくことで良い。
          それ以降の内容は、明日続きを書きます。
          なお、ここで、少しまとめると、「技術報告書、論文記載手法」について理解することで、特許作成・考案の際の論理思考に役立ち、そして、技術力もアップします。

          さて、冒頭述べましたが、集中講義:「出来るエンジニアのための特許講座」開講しますが、今回、大学生・高校生は、無料(オープン価格)としましたので、これからエンジニアを目指す方々にも、是非、参加してもらえればと思います。

ご興味のある方は、遠慮無く、まずは、ご連絡ください。
・連絡先:tripleislab@gmail.com

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