「この夏の星を見る」(辻村深月)を一気読み!
写真は、サンディエゴのウォーターフロントにある、「シーポート・ビレッジ」の風景を撮影したものです。ここ数日「シーポート・ビレッジ」にあるセンスが良く素敵なお店を紹介してきましたが、港も近くにあり、穏やかな気候ということもあり、のんびりとショッピングができます。
本日は、久しぶりに、図書の紹介をします。
「この夏の星を見る」(辻村深月)を一晩で読破してしまいました。青春小説を書いてほしいというリクエストがあり、辻村深月さんが、書き上げたとの事ですが、とても内容が素晴らしく、また、感動的で涙が止まらずに、読み進めました。
コロナの厳しい環境の中で、何もかもが縛り付けられて、何もできないという状態の中、主人公の3名の中高生を中心に、大勢の登場人物がおり、人間模様も丁寧に描かれながら、天体観測で、つながっていくという内容です。この3名の学校は、地域が離れており、オンラインで、天体観測の競技を行うというもので、準備のために、オンライン会議を大勢で行うシーンが多々でてきますが、このシーンでは、いつの間にか、各自の悩みを吐露しながら皆で絆を深めあうという内容で、感動で涙が止まらずという状態でした。
ネタバレにならないようにしますが、以下の言葉は、とても心が揺さぶられました。
「実際に失われたものはあったろうし、奪われたものもある。それはわかる。だけど、彼らの時間がまるごと何もなかったかのように言われるのは心外です。子供だって大人だって、この1年は1度しかない、きちんと、そこに時間も経験もありました。」
辻村深月さんの作品は2作目で、「かがみの孤城」が最初でした。内容は、冒険サスペンスのようであり、ファンダジーでもありましたが、幾重に折り重なるストーリー展開がとても面白く、映画化してほしいと思っていましたが、アニメでの映画になり、もちろん鑑賞してきました。
「この夏の星を見る」でも、あっと驚くストーリー展開も多々あり、さすが「かがみの孤城」を書かれた方なので、単なる青春小説ではないなーと関心しました。この物語は、確実に、実写版での映画になるだろうと思います。今から楽しみです。
さて、ここしばらくは、特許を中心とした講座の紹介をしてきましたが、この講座や関連した内容にご興味のある方は、遠慮無く、まずは、ご連絡ください。
・連絡先:tripleislab@gmail.com