【保存版】ChatGPTとGoogleマップを連携させる方法(応用編)
はじめに
こんにちは、旅する羊です。
前回はChatGPTで旅行プランをつくる方法をご紹介しました。今回は一歩進んで、GoogleマップとChatGPTを連携させ、旅行計画をさらに強化する方法をご紹介します。
Googleマップを活用すると、旅の計画をマップ上で確認したり、移動ルートを最適化したりすることができます。
最終的には、こんな感じのものが(慣れれば)数分で完成します。
1. GoogleマップとChatGPTを連携させるメリット
まず、GoogleマップをChatGPTと連携させることのメリットを確認しましょう。
ルートの最適化: ChatGPTが提案した観光スポットや宿泊先をGoogleマップに入力することで、実際の距離や移動時間を把握できます。これにより、無駄のない効率的な移動が可能になります。
リアルタイムの情報: Googleマップを使えば、リアルタイムの交通状況や混雑状況を確認できるため、当日の状況に応じて柔軟に予定を変更できます。
移動先の視覚化: 計画した旅行ルートを地図上で確認することで、全体の流れを視覚的に把握でき、スムーズな旅行計画を立てやすくなります。
2. 旅行プランをGoogle MAPに反映させる方法
次に、ChatGPTで作成した旅行プランをGoogleマップに反映させる具体的な手順を説明します。
手順1: ChatGPTでのプラン作成
前回の記事で紹介したように、ChatGPTを使って大まかな旅行プランを作成します。手順2: プランの場所をGoogleマップに入力
ChatGPTが提案した各観光スポットや宿泊先をGoogleマップに入力し、ルートや所要時間を確認します。
では、具体的な手順を見ていきましょう。
(1)ChatGPTでのプラン作成
はじめに旅行計画の例として、以下のルートを考えます。今回は旅行会社のHPからモデルコースを引用しました。モデルコースは、JTBや星野リゾートが紹介する記事も参考になります。
これをChatGPTに以下のプロンプト(指示文)で入力します。
【旅行計画のプロンプト】
あなたは旅行プランナーです。
具体的な旅行のモデルルートを提案してください。
## 旅行計画プロンプト
出発地: 東京駅
目的地: 軽井沢周辺
旅行日数: 1泊2日
出発時間: 朝8時頃
観光したい場所や興味がある活動:
「雲場池」
「旧軽井沢銀座」
「星のや軽井沢」
「軽井沢星のエリアハルニレテラス」
「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」
宿泊の好み:星のや軽井沢
移動手段:新幹線、電車、車
特別なリクエスト:
「雲場池」で美景を楽しむ(1日目9:00)
「旧軽井沢銀座」をゆったり散策(1日目11:00)
「星のや軽井沢」にチェックインしゆったり過ごす(15:00)
「軽井沢星のエリアハルニレテラス」でのんびり(2日目10:00)
「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」でお買い物(2日目13:00)
すると、具体的な旅行計画が見えてきます。
(2)Googleマップで視覚化
次に、プランの場所をGoogleマップに入力するために、次のプロンプトを入力します。
【CSV形式に出力するプロンプト】
Googleマップにインポートしたいため、上記の結果をCSV形式にデータ加工して出力してください。
旅行ルートデータ (CSV形式)
```
地点名,住所,日付,時刻,メモ
すると、ChatGPTがデータを加工してくれるので、Googleマップにインポート(データ入力)する準備が整います。
このデータを取り込むために、メモ帳などに貼り付け、CSVというデータ形式でファイルに保存します。Windowsの場合、メモ帳アプリを保存する際に、「ファイル名.csv」にするだけです。
次に、Googleマップのマイマップを開き、先ほど保存したCSVファイルをインポート(ファイルのアップロード)します。
すると、旅行計画が自動で整理されて、「いつ」、「どこ」に移動すればよいかが分かりやすくなりました。
3. 経路の設定
さらに、A→B地点の経路を地図上に表示させることも可能です。「レイヤー」機能で分類することで、旅行の何日目にどこに移動するのかが分かりやすくなります。
ただし、スマホのアプリ上では使い勝手があまり良くないため、実際の計画では経路入力までやる必要はないかもしれません。移動手段が車、自転車、徒歩の3種類しか選べないのも使い勝手がわるい点です。
4. Googleマップの活用ポイント
さらに、Googleマップを使いこなすためのポイントをいくつか紹介します。
マイマップ機能: Googleマップの「マイマップ」機能を使えば、訪れたい場所をまとめて保存し、オリジナルの旅行マップを作成できます。
私のnoteの記事では、日帰り温泉などテーマごとにマイマップをまとめていますので、ぜひ活用してみてください。
オフラインマップ: 事前にオフラインマップをダウンロードしておけば、電波の届かない場所でもスムーズに移動できます。
その他のメリットとして、通信量やバッテリー消費を節約できます。海外旅行の際には、ぜひ活用したい機能です。
リスト化と共有: Googleマップで作成したルートやリストを同行者と共有できます。これにより、全員が同じ情報を持ち、旅行の計画をスムーズに進めることができます。
5. 実際に作成したもの
今回、実際に作成したGoogleMAPのマイマップはこちらです。
Googleマイマップリンク先:1泊2日軽井沢旅行モデルルート
6. まとめ
ChatGPTとGoogleマップを連携させるには、2つの手順で簡単にできます。
ChatGPTでのプラン作成
プランの場所をGoogleマップにインポート
GoogleマップとChatGPTを連携させることで、旅行プランの実現性が格段に上がります。この方法を活用して、より快適な旅を楽しんでください。この記事とマップが、皆さんの素敵な体験のきっかけになればうれしいです。
今後もデータを活用して、より楽しい旅の提案を続けていきます。少しでも気になる方はスキやフォローをいただけると励みになります。