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あなたを満たすものを探しまわるのをやめると、あなたの心は安らぐようになる。

Twitterにて
「どうしたら依存するのをやめられますか?」
というメッセージをたくさん頂きました。

正直な所、人それぞれ様々な背景や理由があり、お答えするのが難しい質問です。けれど何かお役に立てればと思い、考えられる事を書いてみました。全てが正解とは言えませんが、自分に当てはまりそうな部分を見つけていただければ幸いです。

この記事を全ての人に読んでほしいとは思っていません。軽い気持ちで読むと誤解されかねない繊細な表現もあるため、必要としている方に読んでほしい思いから後半部分は有料としました。

何か答えを探している方に、どうか少しでもお役に立てますように。

* * *

依存することは、
「自分で自分を満たせない」状態のことです。

誰かがいないと、何かが無いと、
不安でたまらず、満たされたいと渇望してしまうこと。

そもそも、
自分の埋められない部分を
誰かに満たしてもらうことは、
とても心地が良いことです。

人に自分の心の欠損部分を埋めてもらうと
「自分は受け入れられている」
「肯定されている」
「愛されている」
という錯覚が生じ、
自分の価値が高まったような気がします。

その幸福感は強烈で、
一度その幸福感を知ると中毒のようになってしまいます。

「自分で自分を満たす」よりも
「誰かから満たしてもらう」気持ち良さ。
その気持ち良さを知ってしまうと、
「自分で自分を満たすこと」ができなくなり
「人から満たされ可愛がられるため」に
自分を犠牲にしてまで頑張るようになります。

けれど、
満たしてくれる相手が生身の人間である以上、
その頑張りは必ずしも報われるとは限りません。

うまくタイミングが噛み合って
望み通り満たしてもらえる時もあれば、
タイミングが合わずに空振りして、
満たしてほしいという期待を裏切られることもあるでしょう。

「たまにうまくいく時もあれば、うまくいかない時もある」
というギャンブル性のあるものに、
人は中毒的にはまりやすいものです。

愛されようと頑張って、
たまたまうまくいけば
望み通り自己肯定感が奥底まで満たされ、
無上の喜びを感じることできる。

けれど、逆に期待外れに終われば、
強い失望と徒労感、
そして自分を根底から否定されたような悲しみを感じる。

「もう愛されるために無駄に我慢するのはやめよう」
と思ってはみるけれど、
やはり満たされた時の喜びがどうしても忘れられず
「次はうまくいくかもしれない」とまた期待をする。

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