終演レポート！　"Lilac"編

2021年11月―
「演奏会で配る、フリーペーパーを作ってみたいんだよね」
「おもしろい！いいんじゃない？今から準備したら12月の演奏会に間に合うかな」

　こんにちは、Trio Lilaのピアニスト、佐伯茜です。
今回は ”Trio Lila Concert Vol.2 HOLIDAY GIFT” にて、ご来場くださったみなさまにお配りしたフリーペーパー”Lilac”について書いてみたいと思います。

　”Lilac”はTrio Lilaの活動の裏側や、音楽コラムなどを掲載した音楽情報誌。
主に私が企画・担当し、メンバーの協力を得て発行に至りました。
もともとジャンルを問わず雑誌がすごく好きで、将来は編集者の仕事をすることが夢だった私。誌面のレイアウトを考えたりするのも好きで、その「好き」を生かしてTrio Lilaの活動と紐づけることはできないかと考え、生まれた企画でした。

　メインの特集は、
「演奏会ってどうやって開催しているの？本番までのスケジュールを大公開！」。
Trio Lilaの持ち味のひとつは、印刷物、会場の設営、衣装、曲目、演出…など演奏会に関するすべての業務を自分たちで担っていることです。しかし、お客さんの目に映るのは舞台上で演奏している姿のみ…
それだけでは私たちの持ち味を知ってもらうことは難しい。そこで、"Lilac"で本番までのスケジュールを特集し、演奏会を創り上げる過程でどんなことを行っているのかを紹介することにしました。
細部まで演奏家自らのこだわりが詰まっているということをお伝えすることができ、演奏会をより楽しんでいただけたのではないでしょうか。
(これから演奏会を開催したいと思っている方にも参考になる特集かも？)

　他には、Trio Lilaが参加した新しい演奏家支援サービスの紹介と、実は私が大学で音楽学専攻なので、そこで得た知識を活かした音楽コラムを掲載しています。メンバーが練習中に撮ってくれたオフショットや手描きのイラストなども盛り込んだ、オリジナルコンテンツ”Lilac”が出来上がりました。

　音楽は目に見えない芸術。だからこそ、音楽家は自らの言葉で言語化したり、何らかの形で視覚化しコミュニケーションを図ることが大切だと思います。これからもTrio Lilaは、音楽を言葉で発信することに積極的に挑戦していきます！
”Lilac”を通じて音楽家同士、音楽家とお客さん、地域の方々などとの繋がりが生まれたら嬉しいです。

　今回は発案から完成までの期間が短く、新聞のような形式になりましたが、いつかはオリジナルの音楽雑誌を刊行してみたいな～
Trio Lilaは、やってみたいことを提案すると、実現に向けて真剣に検討し、協力してくれる仲間がいる場所。だから、実現する未来が見える気もするのです…！

（ピアニスト　佐伯茜）

〜♪〜

☆特別に今回発行した"Lilac"の画像を紹介します！
もしよろしければご覧ください！