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Flower BatonとTrio Lila②取り組み編

(注:有料記事となっていますが、本文は全て無料となっています!)
先週はFlower Batonとの出会いのきっかけを綴ってきました。
Flower BatonとTrio Lila①きっかけ編今回はその後について書いていきたいと思います。

Flower Batonは演奏会を終えた音楽家に向けて、オンライン上でデジタルフラワーを送る仕組み。そして、送られたデジタルフラワーが集まるとウェブサイト上で大きな花束が作られていく様子を見ることができます。送られたギフトは、音楽家が活動を続けていくためのものへと変化します。少しずつ、応援の輪が広がりお花が集まっていく過程を眺めることができ、たくさんの人に支えられていることを改めて実感した時間でした。

実は、Flower Batonの実証実験は2021年12月31日までという期限がありました。Trio Lila Concert Vol.2"HOLIDAY GIFT"の公演日は12月26日。一番最後の企画、さらには公演終了から期間が多く残されていないということもあり、なかなか厳しいスケジュールでした。
そこで私たちが意識したのは、Flower Batonは「演奏会に対するギフト」ではなく、「私たちTrio Lilaの活動に対してのギフト」なのだとお客様に伝えるということでした。目の前にある演奏会を楽しんでもらうように努めるのも私たちの使命ですが、活動を前に進め音楽を続けていくこともまた、私たちが求めていることです。そのため、演奏会に満足していただけるのはもちろんのこと、その先の演奏会にも期待を寄せていただくためにも、Flower Batonで応援の輪を広げることが必要でした。
Instagramでの宣伝、Twitterのアカウントの開設。地道な宣伝活動に加え演奏会当日は受付の横にブースを設置し、少しでもFlower Batonの想い、Trio Lilaの想いが届くよう工夫を重ねました。さらに、あえて宣伝をすることはなかったのですが、”Lilac”の0号を発行するべく奔走していました。
私たちにとっても最大級の実験。自分達ができることを試す場所を与えていただいたように思います。
実証実験が終了しウェブサイトも閉鎖してしまったので同じものを見ることは叶いませんが、色とりどりに咲いた花束の画面は今も鮮やかな記憶として残っています。

このFlower Batonを通じて最も強く感じたのは、音楽家と聴衆ではなく音楽家と応援者という関係性への変化ではないでしょうか。今回、演奏会に足を運べなくても、応援しているよ!というメッセージと次の演奏会を楽しみにしてくださっている方がいるということ、活動に賛同してくださる方と繋がること、また今のご時世を鑑み感染症対策としてデジタルギフトに興味をもち応援してくださる方…私たちの周りにはこんなにも多くの方がいるのだという気づきを与えてくださりました。

演奏会のあり方や、人と人の交流のあり方が激しく変化しているこの時代に、オフラインからオンラインへ・オンラインからオフラインへという新しい結びつきを目にすることができた大きなきっかけとなる、Trio Lilaにとっての第一歩、そして音楽家と応援者を結ぶ第一歩となった企画でした。

この場を改めてお借りして大変お世話になりました、Flower Batonの佐藤様、尾関様に心から御礼を申し上げます。
そして、Flower Batonの趣旨に賛同しTrio Lilaの活動に大きな応援を下さった皆さまに御礼を申し上げます。
どうぞ、これからもTrio Lilaをよろしくお願いいたします!

今回のnoteの最後にFlower Batonの特典として発行した"Lilac"0号を有料記事として公開します。もし、ご興味ある方はご覧になってください!
"Lilac"0号には結成秘話など、Trio Lilaのエピソードを盛り込んだ内容となっています。この記事が皆様と繋がる一歩になれればと思います。

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