いわゆるモラハラ「ブリリアントジャーク」に気をつけて。婚活における危険な選択
「ブリリアントジャーク」に気をつけろ!婚活における危険な選択
Trinity Marriage カウンセラー 柴(しば)より
婚活市場では、高学歴・高収入・高ステータスといったスペックが評価されがちです。たしかに、これらの要素は魅力的に映ることもあるでしょう。
しかし、**「ブリリアントジャーク(Brilliant Jerk)」**という言葉をご存知でしょうか?
これは、「優秀ではあるが、周囲に悪影響を与える人」を指します。仕事の場ではもちろん、婚活や結婚生活においても、このタイプの人と関わることは要注意です。
「ブリリアントジャーク」は婚活市場でも危険?
「仕事ができる」「頭が切れる」「エリート」——こういった人は魅力的に見えるものです。しかし、ブリリアントジャークに該当するタイプの人は、相手を見下したり、自己中心的な言動をとることが多いのです。
こうした性質は、婚活市場でも見られます。
• **「俺(私)は○○だから、結婚相手は当然○○以上じゃないと」**という選民意識
• **「自分の成功は自分の力、相手の貢献は当然」**というパートナーへの軽視
• **「周囲は自分に合わせるべき」**という協調性の欠如
表面的には魅力的に見えても、長期的な関係では大きなストレスとなる可能性が高いのです。
ブリリアントジャークは、いわゆるモラハラ気質に近い
ブリリアントジャークの問題点は、優秀であるがゆえに自分を絶対視し、相手を軽視する傾向があることです。
これは、いわゆる**モラルハラスメント(モラハラ)**にも近いものがあります。
• 相手の意見を聞かず、「お前は何も分かっていない」と一蹴する
• 些細なミスや違いを指摘し、「レベルが低い」と責める
• 常に自分のほうが優位であることを誇示し、パートナーを精神的に支配する
こうした振る舞いが結婚生活に及ぶと、パートナーは自信を失い、精神的に疲弊してしまうのです。
仕事の場でも、ブリリアントジャークは省かれる時代
ブリリアントジャークは、かつては企業でも重宝されていたかもしれません。**「仕事ができるなら性格は二の次」**という考え方も、一部では通用していたでしょう。
しかし、現在のビジネス環境では、こうしたタイプはむしろ敬遠される傾向にあります。
なぜ、ブリリアントジャークは仕事でも省かれるのか?
1. チームのモチベーションを下げるから
• 仕事ができても、周囲を見下し、モチベーションを低下させる人材は長期的に組織の生産性を落とす。
2. AIの発展で、個人の優秀さよりも協調性が求められる時代になっている
• どんなに頭が良くても、AIが代替できるタスクが増えた今、「人と協力し、チームを活かせる人材」が重要になっている。
3. 「少し能力が低くても、協調性がありAIを活用できる人」のほうが価値がある
• ブリリアントジャークよりも、**「少し能力が低くても、周囲と良い関係を築ける人」**のほうが評価される時代になっている。
これは婚活においても同じことが言えます。パートナーとして長く一緒にいるなら、相手をリスペクトし、協調できる人のほうが圧倒的に良い関係を築けるのです。
婚活で「ブリリアントジャーク」を見極めるポイント
婚活では、外見やスペックに目を奪われがちですが、長期的に幸せな関係を築くためには、内面や人間性が何よりも重要です。
次のようなポイントを意識して相手を見極めてください。
1. コミュニケーションの質
• 相手が自分の意見を尊重してくれているか?
• 自分の話ばかりでなく、こちらの話もきちんと聞いてくれるか?
会話の始まりが毎回「でも…」「いやいや…」など否定から入るとキツイのはもちろん、
自分の話を黙って流されてしまうことほど、自己肯定感が下がる相手はいないです。
2. 共感力があるか
• 相手が「あなたの立場になって考える」ことができるか?
• 自分の意見を押し付けるのではなく、一緒に考えてくれるか?
共感にも深さがあるので要注意です。
3. 仕事やキャリアに対する姿勢
• 仕事ができることを誇示しすぎていないか?
• 「稼いでいるから偉い」といった価値観を押し付けていないか?
稼いだ額でマウントを取る相手は、友人としてもあまり側にいて欲しくないですよね。
これらのポイントを押さえることで、結婚後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔するリスクを減らせます。
「今私風邪ひいてて辛くてね…」「分かる、俺も体調悪いわ」
こういう会話を今までしたことありませんか?
共感しているようで、これは共感のレベルが浅い事はわかりますよね。
さらには、他人の苦痛に対して、自分の話に持っていこうとする自己中心的な性格も垣間見えます。
こういう会話のように、相手との会話の中で違和感を感じたことがないでしょうか。
その違和感を感じとれる感覚を、ちゃんと伸ばしていってください。
結婚は、協力し合える相手を選ぶことが大切
結婚は、一緒に人生を歩んでいくパートナーを選ぶことです。一緒にいて気持ちが安定し、互いに尊敬し合える関係を築ける相手こそ、本当にふさわしい人です。
• どんなに仕事ができても、パートナーを尊重できない人との結婚は苦しいものになる
• スペックだけではなく、人間性を重視することで、長期的に幸せな関係が築ける
当相談所では、スペックだけでなく、**「人間性」「相性」「長期的な関係性」**を大切にしたマッチングをサポートしています。
長期的な幸せを皆様にはつかんで欲しいです。
最後に
「ブリリアントジャーク」のような人と結婚すると、一時的には華やかに見えるかもしれません。でも、長期的に考えると、その関係は果たして幸せでしょうか?
結婚相手を選ぶとき、ぜひ「一緒に成長し、支え合える関係になれるか」を重視してください。
一緒に、未来のパートナーを探しましょう。
柴
Trinity Marriage カウンセラー