誕生日パーティで感じる子の成長
欧州では、10月に秋休みを設定している国が多いです。
オランダも例にもれず、10月の下旬に1週間の秋休みが。来週月曜から金曜日まで、学校はお休みです。
その秋休み期間中に誕生日を迎える娘は、一足早くこの金曜日の放課後に、友達を招いて誕生パーティを行いました。
小学校高学年ともなると、もう誕生会も楽なものですね。
「場」と「食べ物」さえお膳立てすれば、あとは自分たちが楽しめるようにどんどん好きなことを始めてくれます。
今年は、以前の記事「アナログは楽しい」でご紹介した「ボードゲームカフェ」でパーティを行いました。どんなゲームで遊ぶかも、全部子供たちが自分たちでチョイス。ゲームの定員人数がパーティの参加人数と合わなかったら、自主的に2グループに分かれて別々のゲームをするという場面もありました。
こういったことも、親の仕切りゼロ。子供たちが、自分たちでサクサク決めていきます。
あー楽ちん。私と夫は、別のテーブルでコーヒー飲みながらぼーっと見守っているだけでした。
そして一度我が家に戻って夕食を食べてからの解散でしたが、夕食も大皿に茹でたペンネをドーンと置いて、自分たちで取り分けてもらいました。トマトソースも、自分たちで必要なだけかけるスタイルに。日本感覚だと質素なディナーかもしれませんが、オランダの子供パーティだとこれは普通です。
パーティの解散時も、例年は保護者がタイミングをみて迎えに来ていました。でも今年は、家庭の都合で早帰りした子以外は、みんな自分たちだけで帰っていきました。午後7時の解散予定だったので事前に保護者に確認していたのですが、みな一様に「一人で帰れます」と返してきたのです。
小学生が夜遅くまで塾に通っている日本だと、これは当たり前ですかね。でも、ヨーロッパだと小学生のうちは親が送り向けする国が多いのではないでしょうか。もちろんオランダでも治安の良い地域と悪い地域あるので、しっかり親が送り迎えしている場所もあるかもしれません。
けれど我が家の辺りでは、小学生(高学年)の子供に、午後7時でも一人で帰ってこさせることがスタンダードのようです。それだけ、子供を信頼しているんですね。
数年前を考えると、我が子もクラスメイトたちも成長したなとしみじみ感じます。
実は今年が、小学生で行う最後の誕生会です。来年からは、中学生のパーティになるのですね。ますます子供たちが成長して、どこまで親がお膳立てするべきなのかも判断しかねます。小学生感覚で親が出しゃばったら、子供っぽく見えたりするのかなとか。。。
子供の成長に合わせて、親も対応を変えていかなければなりませんね。
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