離婚した両親の4割は2km以内に住んでいる in オランダ
またまたオランダのニュースで気になる記事を見つけました。
「離婚した両親はしばしば近くに住んでいる」という内容です。
子供たちがまだ小学校にいるとき、両親はしばしばお互いに近くに滞在します。研究者によると、離婚した両親の40パーセントはお互い2キロメートル以内の距離に住んでいます。そうすることで、子供は片方の親の家から別の親の家に簡単に行くことができます。同様に、離婚した両親の約75パーセントは、10キロメートル未満の距離に住んでいます。
ちなみに調べたら、東京の新宿と千駄ヶ谷の間が約1.7kmだそうです。だいたいそれくらいの距離に収まるように離婚した元夫婦が居を構えているということですね。
娘の小学校にも、どんぴしゃな人々がいます。クラスメイト女子のご両親は、小学校入学の段階で既に離婚されていました。でも父親が小学校の真横に住んでいて、母親も1ブロックしか離れていない距離に住んでいます。普段は母親の家に住んでいますが、お父さんが在宅勤務の木曜日(他の日はオフィス)だけ父親の家に寝泊まりしているそうです。
どちらかの家に忘れ物をしても、気軽に取りに帰れますね。
そしてこのご両親はどんな経緯で離婚したのかは分かりませんが、表面上は子育てに双方が協力的です。学校行事には必ずパパママそろって参加し、先生との面談にも2人でやってきます。
現在、娘の学年は中学校の進学問題の真っ最中。どの学校に進学するべきか、学校が実施する様々なイベントに参加して見極めます。つい先日も、そのクラスメイト女子とパパママそろって参加しているところにばったり遭遇しました。
そういう場面を目撃するたびに「すごいなぁ」と感心します。
ちなみに、オランダの子供が回答するアンケートでは約63パーセントがこの意見に賛成だそうです。結局、あおりを食うのは子供ですからね。
ただこれも、職住近接が当たり前だったり、自由な働き方の権利が浸透しているオランダだから成立することだなとは思います。
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