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アラブ世界の絶品スイーツ

突然ですが、今回は私の「推しスイーツ」の紹介です。
プロフィール欄にもありますように、私はかつてリビアに住んでいました。リビアはアラブ文化圏に属し、多少のローカル化はあるようですが、食文化も他のアラブ諸国と似通っています。

そこで私は、アラブ文化のお菓子も沢山いただきました。
今回は、その中でもおすすめのアラビック・スイーツをふたつ紹介したいと思います。

【推しスイーツ1】バクラヴァ

基本的にかの地のスイーツは「ナッツ・ドライフルーツ・シロップまたはハチミツ」が使われています。
その中でも私が特にお気に入りなのが「バクラヴァ」(baqlāwa)。アラビア語以外にも、トルコ語やペルシャ語でも似たような呼び方をしているようです。

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これは、オランダの我が家の近くにあるアラブ食材店で販売しているバクラヴァ。粒感が残るピスタチオ・ペーストを薄いパイ生地で包み、甘いシロップがけにしてあるのです。
日本で食べるスイーツのような繊細さはありませんが、この素朴な味わいが最高に美味しいのです!
見かけも地味なのであまり食指が動かないかもしれませんが、もしどこかでみかけたらチャレンジしてみてください。

【推しスイーツ2】ドライデーツのチョコレート

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これも、アラブ世界ではお馴染みの食材「デーツ」で作られています。
デーツは日本語では「ナツメヤシ」で、最近は日本でもドライデーツを見かけるようになったと聞いています。
デーツはビタミンやミネラルが豊富に含まれ、数千年にわたり人々の健康を支えてきました。メソポタミアや古代エジプトでは紀元前6千年紀にはすでにナツメヤシの栽培が行われていたと言われています。なんとハンムラビ法典にもナツメヤシの果樹園に関する記述があるのだとか。

個人的なことですが、中学時代に読んだ「T.Eロレンス」という、映画『アラビアのロレンス』の主人公(実在の人物がモデル)を漫画化した作品にこのデーツが取り上げられていたのを覚えています。登場人物たちが厳しい環境のサハラ砂漠越えをする際に食べていたのを見て、「自分も食べてみたい!」と痛烈に考えていました。そして数十年後、その夢は叶うわけです。

現代では、そのドライデーツをチョコレートでコーティングしたお洒落なスイーツにもアップグレードされています。
ロレンス達も、デーツがこんな進化を遂げるとは考えていなかったでしょうね。

今回は、私の推しアラビック・スイーツのご紹介でした。どちらもカロリーが高いのが玉に瑕ですが、久しく訪れていないサハラ砂漠に思いを馳せながら今日もいただきたいと思います。

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