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ぽてもん観戦記 #23 安牌とドラの比較 -第12節第1試合-

こめじるし、今回は筆者の登板回のため、自戦記となります。対局の一部を取り上げてお送り致します。


三麻基本ルール(G2)

起家: 伊藤正樹プロ 邪洲帝洲卍リベンジャーズ
南家: いちろ~262歳選手 space-cat-pirates
西家: 西向く侍 ぽてっとモンスターズ

東1局

中・トイトイ・北1で満貫が見える配牌。0巡目から1pポンで仕掛けていきます。親の第一打にしっかり反応できていい感じに集中できてるなと感じました。

その後4pを重ねて2pも鳴けてあっさり聴牌。このままあっさりアガりたいものです。

直後に伊藤プロから立直が。いやいやいやいや待て待て待て待て

19字牌は全部押すかーってなってたところにカン材の2p。伊藤プロに索子のスジ全部と1p9pが通ってて残りは2-5-8p、3-6p、4-7pの4本。中盤愚形満貫vs北1親リーでは押すのは大分怪しいですが、早い立直ゆえ愚形率も上がっているだろうということで2pをプッシュ。また、こちらは愚形4ハンの手なのでツモりづらく、打点上昇の恩恵も薄い、そもそも新ドラが乗りづらいトイトイで、メリットが薄いということで加槓はしませんでした。

3pも通って残りは4-7pと5-8pだけになったところに赤5p。さすがに押せないです。9s対子落としとしました。聴牌復活を目論んでいますね。
検討では中でオリた方が良いとなりました。愚形率が上がっているのなら9sが当たる確率も上がっているということと、聴牌復活から和了までそう都合良くいかないので9sは押しすぎという感じでしたね。色気を出してしまいました。

8pも引いてきて完全に撤退。伊藤プロの一人聴牌で流局となります。1m引いてこなくてよかった。

東1局1本場

手なりで進めてたらカン6pでリーのみ聴牌。子の456待ち愚形リーのみは先制ならぎりっぎり曲げられなくはないのですが、ドラの白を鳴かれた瞬間に紐のないバンジージャンプになりますし、なによりお相手2人がしっかり押し返してくるのでダマとしました。

親の伊藤プロから立直が入ってこちらは3面張に変化。親リーに対してこちらの手牌価値は微妙ですが安牌は1sだけ。3面張だし、親は北0だしでまだ押し返しやすいと思って、えいやと立直で追っかけます。

結果は一発ツモ。裏は乗らず1300-2600の和了となります。よしよし。

東2局

手なりで進めて一向聴。僕はここで8sを引いた時や重ねた時にドラが使えるよう發を切ります。しかし検討では北1あるなら9sを切っちゃっていいとのことでした。リーヅモ北裏が目標で十分、また対面が索子模様というところも加味してさっさと逃がした方が良いってことですね。

その後北をもう1枚抜いて8sを掘り起こしました。麻雀が上手い
文句なしの立直を打ちます。

結果は伊藤プロから満貫の和了。2連続和了で親番を迎えます。

東3局

3巡目、悩ましい牌姿となります。僕は瞬間ロスのない6s切りを選択。検討ではリード時の親番は形優先で、ここは9s切りが良いとなりました。なるほどなって感じです。9sじゃないにしても6sより3sや4sの方が良さそうに見えますね。明確な反省点です。

5sを引いて7s切りとした直後の場面。またも安牌とドラの比較です。僕はさきほどと同じドラを大事にする1m切り。ドラ重なりの立直ドラ3が偉いとの見解ですね。しかし検討では先ほど同様に9s切り推奨。リード時親北1ならドラ縦を強く見てリスクを負う必要はないとのことですね。段位戦でも同じことをやってるのですぐに直せて効果が出そうです。わくわく。

対面から2枚目の中を打たれますがヘッドが他に一向聴なので当然のスルー。鳴きなしボタンを押してます。

9sと6sを入れ替えたあと、伊藤プロから立直が入った一発目で8pを引き入れ聴牌します。立直するのは決まっているのですが3sを切るか6sを切るか。133sからの1s切り立直が頭をよぎりますが、6-9s待ちの方が出てきそうだったので一盃口を捨てて3s切り立直とします。

結果は伊藤プロが赤5sを一発で掴んで12000の直撃となりました。

南1局1本場

親の伊藤プロが8000オールで上がってきた直後の1本場、伊藤プロが塔子落とし、いちろ~さんが索子混一模様と危険な香りがします。僕はここで1枚切れの白を取っておいて發中を落としていきます。親に鳴かれるとちょっと面倒なんですが、鳴かれたらその時考えることにしました。

無事に發中が河に置かれたものの、いちろ~さんが東ポン、伊藤プロも筒子混一模様と混一に囲まれました。一方で僕の手牌は七対子。6s切りも視野でしたが、困った時には親より子の方に放銃したいのでここは9p切りとします。

いちろ~さんが赤5sポンして打南。ドラ対子込みのトイトイでなければ跳満ないのは良い情報。さて打牌候補は赤5pか8pですが、枚数と危険度で赤5p切りとしました。親に筒子が切れるうちに逃がしておきます。

その後6sが通過して7sが重なるご都合展開。枚数で8p単騎としましたが、6s単騎もありそうですね。

結果はいちろ~さんの8pを捉えて満貫の直撃。自身初トップまであと一歩となります。

オーラス

南2局は伊藤プロが500-1000の和了で流してオーラス、僕の着落ち条件は三倍満放銃、ダブル役満ツモられとほぼほぼトップが確実となりました。
さて、局は中盤も中盤、二枚目の中が打たれます。できれば立直を打ちたかったですがカン7pがネックすぎるので素直にポンテンを取ります。

伊藤プロから索子が溢れ、いちろ~さんから立直がかかっています。放銃しても大体トップなのですが、7sは二人に対しド危険牌で、放銃分のポイント失うのもなんだかなぁというところでオリを選択しました。

結果は伊藤プロが2000-4000のツモ和了。7sは通過してましたがまあ結果論ということで。

終局

終始配牌とツモに恵まれた対局でした。これで自身初のトップを獲得できたので、気持ちがかなり楽になりましたね。しかもこれでチーム3連勝。この流れを大事にして、次回登板も流れに身を任せたいと思います。
安牌とドラの比較などの反省点も見つかって、僕にとって非常に意味のある一戦となりました。伊藤プロ、いちろ~さん、対局ありがとうございました。

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