ぽてもん観戦記 #21 勝負手は最大まで鍛え上げる -第11節第1試合-

2025年1月25日 17:51

三麻基本ルール（G3）

起家: 一宮真純選手　鬼打ち協会
南家: しぐしぐ選手　ぽてっとモンスターズ
西家: みるるん選手　Bastet-claws

東2局しぐしぐ選手の親番、配牌ドラ暗刻の手を受け取る。南を切って立直を目指すか、思い切って索子の混一へ舵を切るか。

しぐしぐ選手は8p切り。基本的に混一を目指すが、4pにくっついた時に字牌を落とす選択肢も残す切り出しである。

その後3s3sと引いてきてここで4p切り。混一だ。

そこから7s東と引いてついに聴牌。ダマで跳満あるが、それでは仕上がらない。立直でアガってこそこの手は完璧な仕上がりになるんだと言わんばかりに立直を放っていく。

これをトップ目のみるるん選手からアガって、立直･混一･ドラ4の倍満24000の直撃。親番での仕上げ切った一撃で早々に二人と36000点の差を築いた。

しぐしぐ選手はこのリードを守り切り見事トップを獲得。親の倍満和了後は堅く打ち、結果放銃0で逃げ切りを果たした。対局後、自身の次の課題として、守備意識を強く持って打ったと語った。まだまだ粗削りな部分はあるが、ひとつひとつ課題を持って戦う姿に、筆者も負けていられないなと思わされた。