ぽてもん観戦記 #1 押して、押して、押しまくれ!-第1節第1試合-
三人麻雀は四人麻雀に比べて萬子が少ない分、両面待ちの筋の本数が少ない。故に牌の放銃率が自然と高くなり、満貫を聴牌していようがオリ優位になる局面はざらにある。そんなオリに傾きやすい三麻で、怒涛の押しを見られたのならどれほど爽快だろうか。
三麻基本ルール(G1)
起家: アサ選手 鬼打ち協会
南家: ネコカミ選手 ぽてっとモンスターズ
西家: えりんぼパパ選手 我が家
東2局5本場、ネコカミ選手が中・北2の聴牌を入れていたところにえりんぼパパ選手から立直がかかる。一発目に引いてきたのは7p。スジではあるが筒子の上の方は全く見えていない。
関係ない。押す。
続いては片スジの5p。スジ8本目、四麻換算だと14本目である。そろそろ押すのが怖くなってきそうなものだが…
当然のように押す。
そしてドラの8p。5pを通しているので両面待ちには当たらないが、シャンポン待ちや七対子に当たると満貫以上は確定だ。
まるで見えてなかったかのように押す。配信アーカイブを見てもらえると分かるが、ここまでの全てをほぼノータイムで押している。
次巡に1pでツモ和了。付け入る隙を見せない。
極めつけはオーラス1本場、猛追を見せるえりんぼパパ選手から立直が入ったと同時にネコカミ選手も聴牌。だが出ていく5pが危険牌だ。
ノータイムで5p切り。格好いい。見ていて気持ちの良い押しっぷりだ。
結局は和了に結びつかなかったものの、ネコカミ選手は見事トップを獲得。シーズンを占う大事な開幕戦を勝利で飾り、好スタートを決めた。