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ぽてもん観戦記 #13 耐える鼠に一切の隙なし -第7節第1試合-

三麻ツモ損なしルール(G1)

起家: ネコカミ選手 ぽてっとモンスターズ
南家: あやねさまだぅ選手 space-cat-pirates
西家: しゃけもと選手 わが家

嵐か竜巻か、いやあやね様だ

この半荘、途轍もない量のポイントが動いた。どのようにしてそうなったかを簡単なダイジェストでお送りしたい。

裏2の12000
裏3の18000
6000オール
もういっちょ6000オール
裏1の12000オール
流局を挟んで12000
みたび6000オール
トドメの3900オール

この間ネコカミ選手は0和了、しゃけもと選手は2和了を挙げるも放銃が響いてこの点数に。まるで竜巻が通過した後かのように、あやね選手が怒涛の8和了で全てを吹き飛ばした。

耐える鼠に一切の隙なし

その中で、ネコカミ選手のスポットライトに当たらなかった守備のワンシーンをここで取り上げたい。

南2局1本場、あやね選手が南を仕掛けて3pの手出し。ネコカミ選手は東を引いてきて、ここで早くも店仕舞い、索子を河に並べていく。
しかしこの時、1sを切るつもりはなかったと言う。いわく、しゃけもと選手の第一打の1sにポンラグがあったとのことだ。

今回は現物を切っているだけでオリきれたので1sを切るかどうかのところまでは及ばなかったが、少なくともぽてもんの応援配信ではこの1sのラグを気にした者は一人もいなかった。ネコカミ選手の鋭さが陰で光った局面となった。

魂のぶつかり合いー浮上を目指して

二人がハコ下に沈んだ南2局5本場、ネコカミ選手はドラを6枚持った状態から、中を重ねて仕掛けられるようになる。

中を叩いて一向聴。これはアガりたい。

9mも鳴けて久方ぶりの聴牌。中・ドラ6、アガれればハコ下脱却とともに2着で終われる確率がぐんと高くなる。

これに追い付いたしゃけもと選手、本試合2度目のツモり四暗刻聴牌。1度目は立直宣言牌が放銃となったが今回は無事に通過する。ツモ損なしなのでツモればこちらも一撃でハコ下脱却、今度こそアガりたい。

この時点でお互いの待ちは共に山4。どちらが勝つか全く予想できない。

あやね選手も参戦する中、この勝負を制したのはーーネコカミ選手。しゃけもと選手が掴んだ7pを捉え跳満の直撃、ハコ下脱却に成功した。

終局

ネコカミ選手はオーラスにも跳満の和了を決め、なんとか微マイナスに留めた。大暴れしたあやね選手は140.6ptを獲得し、しゃけもと選手はー124.2ptという結果に。とても一試合で動いたとは思えない数字となった。

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