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2023年的『情シスの働き方』を考えてみる

テーマを決め&キッカケ

皆さん、こんにちは。トリングです。お待たせしました。この記事は情シスSlackの初心者優先Advent Calendar25日目の記事になります。

今回のアドベントカレンダー、いつものように「隙あらば一人語り」で自分の書きたい事を書こうと思っていました。しかし、たまには自分に書いて欲しい事を書いてみようと思いました。そこでTwitterのフォロワーさんの1人に「何か知りたい事とか有りますか?」と質問してみました。

その質問に対しての回答がコチラ。

はいっ!決定!!と言う事で今回、テーマを

  • どんな人をチームメンバーに迎えたい?

  • どんなチームで自分は働きたい?

あたりを中心に書いてみようと思いました。

どんな人を採用したい?どんなチームで働きたい?

最近ちょいちょい聞きます。
「情シスの採用が大変で・・・・。」
「そもそも応募者が来ないんです。。」
「入社しても人が定着しないんです。」
みたいな話。そこで人と人との「スキルのかぶり具合」を起点に考えみようかな?と思い始めました。
ぶっちゃけ「『ひとり情シス』の自分には関係無いじゃん!」って思った人にも、転職を考える際、どんなスキル持った相手と働きたいか?を想起できるような内容に出来たらな〜とイメージを膨らませました。

そもそも情シスのスキルってどんなのが有るの?

最初に「情シスのスキルって一口に言っても色々有るやろ!」って話が出てくると思います。今回は一例としてDEXR CPOのkajinariさん( @kajinari )謹製の『情シス業務マインドマップ』を載せました。
後述するスキルかぶりの際に、読者1人1人に具体的にイメージして欲しいので、このマップをぜひ活用して貰えればな〜と。
kajinariさん、掲載に当たって許可戴き、本当にありがとうございました。

情シス業務マインドマップ

正直、マップを俯瞰すると「情シスって本当に守備範囲の広い仕事をしているんだな~」と実感できると思います。現場で各業務を遂行するにあたり、様々なスキルが必要になるんだな・・・と。
それでは次に実際の「スキルかぶり」について考えていきたいと思います。

スキルのかぶり具合を色々比較してみよう

今回はスキルのかぶり具合を5種類のパターンで考えてみようと思いました。以下、Aが自分、Bが相手になります。

1.全くスキルがかぶらないパターン

この1番目と同じような採用を目指して「一気に●●●●導入する!」みたいなケースをしばしば見かけます。1はピタリとハマると会社のIT化が一気に進みます!ただし、社風などが合わずに途中で辞められてしまうとかなりの痛手を被ります。
またお互いにスキルのかぶりが無いため、お互いの作業をダブルチェックする事が、ほぼ出来ません。相手が仕事を「しっかり丁寧にこなす」なのか「雑だけどスピード重視」なのか?その辺りもお互い(採用時)に見極める必要があります。

2.多少or半分位スキルがかぶる

2は王道パターンだと思います。2人目の情シス担当について、このパターンでの採用を目指している会社さんも多いと思います。1に比べて仕事の幅は狭まりますが、途中で退職されても痛手が少ないのが特徴です。
この2の場合は、お互いの仕事が被っていない箇所を強みに位置付け、双方が広げて行くことで「つよつよ情シス」になっていけると思います。

3.自分と同じスキルでほぼ丸かぶり

このパターンは、同じスキルを使う仕事の場合のみ、2倍速で進めることも可能でしょう。また今までの自分(A)の仕事を相手(B)に丸っと引継ぎ、自分(A)は新しい領域の仕事にチャレンジする事も可能です。
また3においては、AB共に広い面積を元からカバー可能な場合、CIOが2人居るような仕事量&スピード感になります。「メンバー拡充≦少数精鋭」向けと言えるかも知れません。

4.相手は自分の半分位のスキル

この4の場合、一緒に働き始めてから、自分の仕事が2倍とかになる可能性もあります。そこはツラい点。さらに相手(B)のスキルを伸ばす&強化していく事が必須になります。
しかし裏を返すと「人に教えるスキル」を磨けます。また人に教えて理解をして貰うためには自分が持っている各スキルについて熟知しておく必要が出て来ます。これも自分自身の成長に繋がります。
正直、とても大変な環境になるのですが「人に教えるスキル」という、どの部署やどの業務にも役立つ万能スキルが手に入ります。Pros & Consを考慮した上で、こういう環境にチャレンジしてみるのもアリだと思います。

5.自分は相手の半分位のスキル

5は現在の自分の環境として挙げました。自分に自信が無い場合、相手(B)に頼ったり、質問したり、相談出来たりする環境です。仮に自分が今まで我流でやってきていた場合、ツッコミを入れてくれたり、もっと効率的な方法についてアドバイスを貰えたりします。給与的には若干イマイチになるかも知れませんが成長出来る環境としてはNo.1だと思います。

自分の仕事を4象限でロジカルに説明出来るようになろう!

ここでは自分の仕事を4種類に大別して日頃から意識するように心がけましょう!という話をしたいと思います。

1.好きで、かつ得意な仕事

2.嫌いだけど、得意な仕事

3.嫌いで、苦手な仕事

4.苦手だけど、好きな仕事

皆さん、この4つの領域を意識して仕事をしていますか?
もちろん1の仕事と1にまつわるスキルを伸ばしていくのが大切ですよね。
でも大事なのは幅広い情シスの各業務を①〜④に割り当てておく事!と、声を大にして言いたいです。と言うのも、前職の会社にて最終面接での合否の決め手は①〜④をロジカル&端的に説明出来たからでした。これ、実は採用する側にとっても相手を見極めて、お互いの不幸を減らせる意味があったりします。
また、自分を振り返る際に見返してみるツールとしても使えます。

最後に

10年弱くらい前かな?大学にて「これからの世界はフラット化していく!グローバリゼーションの時代が到来するんだ!」と教えられました。しかし、実際の今の未来(現在)は「分断の世界」だったりします。
未来を予測するのは難しいです。その当時は正しいと思っていた事が、実際は予想した結果とは大きく離れていたという事も、ままあると思います。
「正解なんか無いのでは?」みたいな。そのような難しい時代に「自分が如何に生きるか?」は大きなテーマだと思います。

 成功するには卓越性が必要

多くの領域において卓越することはできない。
しかし、成功するには、
多くの領域において並み以上でなければならない。
いくつかの領域において有能でなければならない。
一つの領域において卓越しなければならない。
P.F.ドラッカー『仕事の哲学』より

ドラッカー先生も上記のように言っているので、改めて2023年は、自分の得意な領域の開拓と、苦手領域の把握のし直しを行いたいと思います。
ここまで長文にお付き合い戴きありがとうございました。

#情シス #社内SE #コーポレートエンジニア #ITサポート #情シスslack

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