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ホルター、ルーティンから外れる自由
朝いつもの時間に目覚ましが鳴り、その時間には起きたけれど、いつものようにタスクに追われる気分はなく、ゆったりとした気持ちで朝の支度をした。
今日はホルター心電図をつける日。仕事は午後から。
病院に行くために家を出たのは、10時過ぎ。半袖を着て出たけれど、暑くもなく寒くもなく、季節はもう秋だった。そう言えば、今日は十五夜。仕事の帰りにだんごでも買って帰ろう。
そんな気持ちの余裕もあって、朝のゆっくりした時間に家を出る予定があるって幸せな気分になるのだなとしみじみと感じた。考えたのは次年度の仕事のこと。余裕のある仕事の仕方をしたいよねと改めて思う。
さて、病院に着いたのは10時半ごろ。手続きをして、装着までにしばらく待って、10時45分には私の番号が呼ばれた。
装着には10分もかからなかった。説明も受けて、行動記録カードを渡され、会計へ。
カードで支払ったから良かったものの、まさかの金額で驚いた。いつも数百円で千円越すことはほとんどないので、検査というのは高いものだと言い聞かせても納得し難い金額であった。
おそらく、心電図を装着してくださった人は検査技師さんだろうか。専門家にしてもらったことで診療報酬の額も上がっているのではないかと思う。
別に、文句を言うわけではない。ただ予想していなかったのでびっくりしたと言うだけ。ちゃんと払いましたよ。現金を最近持ち歩いていないので、現金しかダメな病院じゃなくて良かったなというだけ。
それと、襟元までボタンで閉めることのできるシャツで良かったと思った。色々と上半身にペタペタと貼った電極が、首元ギリギリまでテープがついているので、襟元の開いたシャツだと丸見えで恥ずかしかっただろう。
もしこれからホルター装着の予定があるという方は、トップスはある程度余裕のあるサイズで、できれば前開きできて、襟元まで締めることができるシャツがよろしいかと思う。
病院を出てバス停まで歩いていく間はなぜか恐る恐るといった感じで、歩くスピードも遅く、違和感を感じていないか耳を澄ませるような具合だった。まるで、初めて靴をはかされた犬のように、動きがぎこちなかったと思う。
けれど、職場についてからは、もう関係なく仕事に没頭していた。
午後だけの仕事だったので、気分もとても軽かった。一日の終わりはもう見えているのに、疲れていない自分に嬉しくなった。
明日はまた午前中に病院でホルターを外してもらいに行く。結果の説明はまた3週間先になるし、どうせ大したことない気がしてならない。
装着後、気になる動悸は起こらなかったし、体調もとてもいい。元気すぎるほど。
問題などない方がいいに決まっているが、検査の金額が高いために、ちょっとぐらい何か有意義なことがわかって欲しい気持ちもある。
いつもと違う1日を過ごしたことで、少しルーティンから外れた自由さのようなものを感じられた。
今日を元気で過ごせたことをありがとう。
明日も明後日も健康な日でありますように。