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COTレポート~ビットコイン先物(9月10日時点)

対象商品:CMEビットコイン(BTC)先物

チャート:TradingView

9月13日に公表された9月10日時点のCOTレポートの内容は次の通りです。

出所:CFTCより執筆者作成

ポジション数を反映している建玉(Open Interest)が9月10日時点で増加しました。

出所:CFTCより執筆者作成

LEVERAGED (レバレッジド・ファンド)の投機筋は現物のBTCを活発に取引している傾向が強く、BTC先物市場では現物市場のヘッジとして、これまでポジションは売り越しのネットショートになっています。

出所:CFTCより執筆者作成

彼らはロングを20%減らしました。その結果、ネットショート・ポジションは前週と比較して増加。BTCの反発に対するヘッジとしてBTC先物を売っていますが、9月3日の時点で、BTCが下落する可能性が高いと言う判断を下していた彼らはショートを増やしていません。依然としてBTCの下落を予想しているようです。

出所:CFTCより執筆者作成

BTCに強い影響を与えているASSET MANAGER(アセット・マネジャー)はロングを3%増やしました。その結果、ネットロング・ポジションが増加しました。

BTCの反発に先週、アセット・マネジャーが大きく関わっていたことは間違いないようです。

出所:CFTCより執筆者作成

OTHER REPORTABLE(その他報告者)は主にヘッジ目的でBTC先物を運用していますが、9月10日時点でBTCの反発を確認して、前週のロングを早々に手仕舞ったようです。

出所:CFTCより執筆者作成

スマートマネー指数と取組高の上昇が同時に起こりましたが、BTC先物市場は依然、横ばい状態にあります。その主な理由は、スマートマネー指数が13週移動平均線を越えることができていないことです。

出所:CFTCより執筆者作成

スマートマネー指数と取組高の上昇が同時に起こりましたが、BTC先物市場は依然、横ばい状態にあります。その主な理由は、スマートマネー指数が13週移動平均線を越えることができていないことです。

分析者:なりた・ひろゆき

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