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COTレポート(2月11日時点):BTC先物
対象商品:CMEビットコイン(BTC)先物
前週のレポートから
ディーラー(DEALER)は先週、ネットロングポジション率が減少しました。投機筋のネットショートポジション率も同時に減少し、新たなポジションは構築されず、マーケットが徐々に軽くなってきています。BTC先物が売られ過ぎになると、マーケットが軽いため、想定よりも強く反発する可能性があります。
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2月11日時点のCOTレポートから
2月11日時点のCOTレポート(2月14日発表)によると、総建玉数は3週ぶりに若干増加しました。これは、既存のトレンドがさらに強く上昇、もしくは下降した場合によく見られる動きですが、今回は増加幅が小さく、ビットコイン先物市場はまだ調整局面にあると考えられます。
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投機筋(Leveraged)のネットショートポジションは、総建玉数が増加した一方で減少しており、これまで積み上げたビットコイン先物の買い玉が整理された可能性があります。
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投機筋のネットショートポジションは二週連続で減少しており、昨年の11月後半に記録した水準を超える勢いです。
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彼らのネットショートポジション率も二週連続で減少しており、投機筋は想定通りに持ち玉の調整を進めていると考えられます。
もし、投機筋のネットショートポジション率が昨年の11月後半の水準を超えてショート率が減少するようであれば、堅調なBTC先物市場が大きく下落する可能性が高まります。
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日足のBTC先物チャートを確認すると、昨年11月の最安終値と、それを一時的にブレイクした箇所に引いたラインが意識されます。COTレポートから、投機筋のネットショートポジションとそのポジション率がこのラインをブレイクするか、あるいは重要なサポート価格帯をブレイクするかが、今週の重要な焦点となります。先週、ポジションが軽くなっている中で強く反発しなかったBTC先物が、この価格帯を維持できるかが試される一週間となるでしょう。
分析者:なりた・ひろゆき
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