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ヘルプマーク初めて見た!?(ヘルプマークに助けられた話)

先日知らない電話番号から、仕事中の私の携帯に電話がかかってきました。

「(娘のフルネーム)さんが道で気を失って倒れています。ヘルプマークを見てお電話しました。どうしたら良いですか?」

母ちゃんパニックです。
今まで何度も痙攣して学校の先生からお電話いただいてきましたが、通行人つまり全く見ず知らずの方からのお電話は初めてでした。
「どうしたらよいですか?」という質問への答え方。

学校の先生なら救急車呼んでもらって、私の到着が間に合わなければ救急車に同乗してそのまま病院まで付き添っていただくことをお願いできましたが、今回は通りすがりの他人。救急車を呼ぶまではお願いできても病院までの付き添いはさすがにお願いできない。

どうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう。。。

普段使っていない頭をフル回転させ、考えに考えて、学校へ連絡し先生に様子を見に行ってもらうことにしました。(下校途中、自宅の数m手前で倒れていたらしい)

仕事を早退させてもらい、帰りの電車で担任の先生から電話があり
「娘さん意識戻りましたよ、通院しているいつもの病院に救急車で向かってますので、そちらでお待ちしています。」
ここまで聞いてやっと一安心。

私が病院につくと、血液検査、心電図、CT検査を受けた娘がいつも通りの様子でベッドに寝ていました。
検査結果も問題なく、恐らくいつもの痙攣発作が起きた後の入眠だったのではないか、と医師に言われました。
ただ、倒れたところを誰も見ておらず、頭を打った可能性がゼロではないこと、検査の写真には映らなかった小さな出血が広がる可能性があること、を説明され、1か月くらいはじっくり娘の様子を見てくださいとのことでした。

私が衝撃を受けたのはすべてが終わって帰る直前の先生の一言。

「今回、ヘルプマークを見てお電話をもらったようですね。初めて見ましたよ、ヘルプマーク。」


えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?!?

そんなに世間に浸透してないんですか?
総合病院の医師が初めて見るってどういうこと!?
都内に出たり、電車に乗れば一日に何人も見かけるけど!?

と、頭の中を衝撃が走りましたが、そんなことを先生に聞く元気もなく(疲れて早く帰りたかったw)、聞き流してモヤモヤしていたのでこちらに書かせていただきました。

ヘルプマーク、侮るなかれ!
個人情報記載だけど、命以上に大事な情報なんてない!
病気のある子供だけでなく、大人も必ず身につけておく必要性を感じました。
ヘルプマークは誰でも役所で言えばもらえますからね!

帰宅してから、電話をくださった方へお礼の品物を届けさせていただきました。たまたま知識のある、勇気のある方が通りがかって良かった。(ちなみに近所に引っ越してきたばかりの栄養士さんでした)
あのまま何時間も放置されていたら、車で連れ去らわれていたら、と想像しただけで、身の毛もよだつ思いです。。。

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